就職には正社員以外に派遣社員になるという働き方もあります。
ただ一般的に派遣社員は就職に含めないという意見も多々あるようです。
フリーターと派遣社員の違いはどこにあるのでしょうか。
そもそも派遣社員とは?
派遣会社に登録し、派遣会社が紹介する職場で仕事をする人です。
雇用主は派遣会社になり、そこの派遣会社の福利厚生、賃金で働くことになります。
給料の違いについて
派遣社員もフリーターと同じく時給換算になります。
平均時給は約1,500円で、計算すると正社員より高いケースもあります。
ただしボーナスがなく、時給が上がりづらかったりと限界があるので、結果的に正社員の方が年収が多いです。
正社員と同じく週5日勤務で8時間働いたとすると、月収で手取り20万くらいにはなります。
福利厚生の違いについて
派遣社員の福利厚生は派遣会社にもとづきますが、整っていることがほとんどです。
雇用保険、健康保険、厚生年金などの基本的な保険はもちろん、有給休暇や育児休暇、健康診断なども受けることができますので正社員とあまり変わりません。
フリーターに比べると、かなり安心できるといえますね。
仕事・働き方の違いについて
派遣社員は派遣先の企業で働くことになるので、雇用されている企業と働く企業が違うことになります。
スキルについては即戦力を求められ、仕事内容は正社員と変わりません。
フリーターと比べると責任のある仕事もある程度求められます。
働き方は基本的に派遣先の企業に合わせた時間、休みとなります。
社会的信用度の違いについて
残念ながらフリーターと違いはあまりありません。
いくらか派遣社員のほうがマシかも程度です。
派遣社員は契約期間で切られてしまうこともあるため、安定していないという見られ方をしているのが現状です。
そのため、賃貸契約のしやすさや、車のローン、家のローンを組む時に不利なのはフリーターとあまり変わりません。
わたしは派遣社員か正社員かを選ぶのであれば、迷わず正社員をすすめます。
派遣社員では一時的に給料があがっても、フリーターと同じように将来的に安定することは難しいからです。
ですので結果として将来の不安もなくすことができません。
ですが、派遣の中には紹介予定派遣というのがあります。
一定の期間、派遣社員として派遣先で働いて、成果が認められ契約が更新になればそのまま派遣先に直雇用されて正社員になる、という方法もあります。
紹介予定派遣はハードルが低いので、やりたい仕事があるけど直で正社員になるのが難しい場合は、この方法をとるのも十分にアリだと思います。
紹介予定派遣は派遣会社の他、就職支援サイトでも紹介してくれるところがあります。
なかなか就職が決まらないと悩んでいるフリーターの方は、紹介予定派遣という制度を利用してみてください。
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