フリーターの正社員の違いって、何があると思いますか?
雇用形態が違うのは、誰の目から見ても明らかですよね。
正社員の方が安定して長期間働きやすく、フリーターの方が不安定というイメージもあります。
フリーターと正社員の違いは、主に収入面、福利厚生、待遇などがあります。
今回は、具体的にどんなところが違うのか、いくつかあげてみました。
フリーターと正社員の違い3つ
1. 収入面の違い
フリーターと正社員のもっとも大きな違いは収入面ではないでしょうか。
正社員は、フリーターに比べると働き方が固定され、安定した収入が稼ぎやすくなります。
フリーターは逆に、あまりシフトに入れない月がでてきたり、病気やケガをした時の賃金補償がありません。
そのため収入が不安定になりやすく、フリーターの将来が不安になるのは、これが大きな原因だと思います。
年収だけで考えれば、フリーターでも掛け持ちをしてたくさん働いたり、手当がつく危険が伴う仕事をすれば、正社員と同じくらいの給料を稼ぐことは可能だと思います。
でも、同じ額を稼ぐのでも、労働時間にかなり違いがでてきて、フリーターの方が正社員より年々ハードな働き方になっていきます。
これは、正社員は実績を残したり、長く働き続けることで、給料はあがっていく傾向にあるためです。
フリーターの場合はいくら頑張っても昇給になることは少なく、収入は20代をピークに横ばいか、年をとるほど働ける時間が少なくなり下がっていくことが多いです。
また、正社員では業績によりボーナスがもらえるのも大きな違いといえるでしょう。
2. お金を借りる時の違い
ローンの審査の通りやすさも、フリーターと正社員ではかなり違いがあります。
ローンには、少額から組めるカードローンや高額となる車や家のローンがあると思います。
フリーターの場合、カードローンであれば審査が通るものもありますが、車や家など大きな額のローンを組むことは難しいです。
クレジットカードはフリーターでも作ることができますが、条件の良いクレジットカードはフリーターでは審査が通りにくいようです。
正社員の場合、車や家のローンは比較的簡単に組むことができます。
給料や役職、つとめている会社の大きさなどにもよりますが、銀行から数千万円のお金を借りることも可能です。
3. 福利厚生の違い
フリーターでも条件を満たせば、アルバイト先で社会保険や雇用保険に加入することは可能です。
しかし、本来なら社会保険に入れるくらい働いているのに、アルバイト先が社会保険料を負担したくないために、実は社会保険に入れていない・・・というフリーターもいます。
これはもちろんいけないことですが、すぐに辞めたり、解雇できるフリーターは、会社にとって不都合な時に後回しにされやすいのです。
さらに正社員と同じようにフルタイムで働いても、福利厚生では大きく差があります。
就職先にもよりますが、正社員なら、社会保険や雇用保険、厚生年金などにプラスして、住宅補助としてお金がでたり、スポーツ施設の優待券がもらえるなど、様々な福利厚生を受けることができます。
フリーターと正社員の違いまとめ
フリーターと正社員では、収入、お金を借りる時、福利厚生での違いが大きいことがわかりました。
しかし、フリーターと正社員の違いは上であげた以外にもあります。
それは、世間の目です。
これはわたしの経験ですが、フリーターの時は親戚で集まったときに白い目で見られたり、哀れみだったり、しっかりしなさいというような目で見られます。
また、同窓会に行きにくくなる、結婚するときに相手の親のOKがとれないなど、フリーター時代は疎外感を感じることがありました。
しかし、正社員になったら結婚はあっさりOK、祝福までされました。
周りの目が、フリーターから正社員になることでこんなに違うと思っていなかったので、正直驚きました。
わたしは長いことフリーターでしたが、正社員になったことで「生きるのが楽になった」と感じています。
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