わたしは、正社員になる前はフリーターを長く続けていました。
フリーターの前はニート(無職)だった期間もあります。
フリーターとニートの大きな違いはアルバイトをしているかどうかだと思われますが、フリーターとニートに明確な違いはあるのでしょうか?
今回は、フリーターとニートの違いについて考えてみました。
定義だけじゃなく、就職面接でもアピールするべきポイントが変わってくるので、その辺の違いについてもまとめていきます。
定義から考えるフリーターとニートの違い
まず、一般的なフリーターとニートの定義から違いをみていきたいと思います。
フリーターの定義
一般的にフリーターは、アルバイトやパートなどで稼いだ自分のお金で、自立して生活している人のことをいいます。
ニートの定義
一般的にニートは学校を卒業後、就職活動もせず、結婚もしてない、無職の人のことをいいます。
専業主婦はもちろんですが、無職であっても就職活動をしている人や、進学のために勉強している浪人生もニートとは言わないようです。
フリーターとニートの違いはやはり「働いているかどうか」が一番大きいものの、無職でも目的や役割がある場合はニートとは言わないんですね。
ちなみに、日本で統計をとるために調べられる時は、“15~34歳で学生と専業主婦を除いた求職活動を行っていない人”がニートとして定義されているようです。
わたしが感じたフリーターとニートの違い
フリーターとニートの定義の違いはわかりました。
ここからは、わたしが実際にニートからフリーターになって感じた違いについても書いていきます。
時間の使い方の違い
わたしがニートだった時は、1日全部自分の自由な時間でした。
好きな時間に起きて、ゲームとネットサーフィン、親が用意してくれる飯や菓子を食べ、たまに外にでて、文字通り好きなように過ごしてました。
フリーターになってからは、自分で入れたシフトとはいえ働かなくてはいけなくなってしまったので、自由な時間は減りました。
その代わり自由に使えるお金が増えたので、時間の使い方は多少贅沢になったと思います。
一人暮らしになってからは金銭的余裕はそれほどなかったですが、アルバイト中やりがいみたいなものを感じる時もあって、ニートの時より意味のある時間を過ごしていると感じる時もありました。
責任の違い
フリーターになって責任が重い仕事をしていたかというと、まったくそういうわけではないのですが、多少責任を感じていました。
シフトを入れたからバイトに行かなければという、仕事自体に対する責任が主ではありますが。
就職してからは、バイトの時以上に責任感をもって仕事をしています。
責任感をもって仕事をすると、達成感も生まれてくるもんなんだなと思いました。
家族からのあつかいの違い
ニート時代は、両親に「いつ働くのか」ということを色々な言い回しでよく聞かれてました。
あまりに言われるので顔合わせるのも嫌になり、しまいにはほとんど自分の部屋にいましたが。
フリーターになってからは働くことについてうるさく言われなくなりましたし、少し優しくなったとも思います。
正社員になったらもっと優しくなりましたが・・・。
面接から考えるフリーターとニートの違い
フリーターとニートは、就職面接でアピールすべきポイントも違ってきます。
採用担当者にはフリーターもニートも「責任感がないのではないか?」「すぐに会社を辞めてしまうのではないか?」「何か問題がある人間なんじゃないか?」など悪いイメージを持たれていますが、当然ながら無職のニートの方がよりイメージは悪いです。
この悪いイメージの誤解をとくために熱意や就業意欲をアピールするわけですが、フリーターの場合はアルバイト経験などから関連のあるエピソードなどを話し、対策をねることが多いと思います。
しかし、ニートの場合一度もアルバイト経験がないということも珍しくないですよね。
フリーターよりアピール材料が少なく、空白期間があるという点でも不利になります。
なので、ニートが就職面接に挑む時には、空白期間の説明、ニートになったことで得た経験や反省点、就職しようと思った理由をハッキリと伝えて、就業意欲があることをアピールすることが大切になってきます。
「入社後はしっかりと働きます!」という安心感を、十分に面接官に与えなければいけないのです。
そのために、面接準備はフリーター以上にしっかりとおこなう必要があると言えるでしょう。
ニートから就職するには一旦バイトするか、就職支援サイトを使うのが良い
当然ではありますが、ニートから就職することはフリーター以上に大変です。
わたしの場合はニート→フリーター→正社員と段階的にレベルをあげてきた感じですが、ニート→正社員といきなり就職するのは正直難しいと思います。
採用担当者からのイメージが悪いというだけではなく、自分自身、働くことへの抵抗もあるからです。
なので、一旦アルバイトをして働くということに慣れることも必要かもしれませんね。
アルバイトから初めてみようと思うなら、工場勤務のバイトがオススメです。
というのも、倉庫作業など人とあまりコミュニケーションをとる必要がない仕事も多く、黙々と作業ができる簡単な仕事だからです。
こういったアルバイトから初めて、徐々に慣れていった方が精神的負担は少ないと思いますよ。
工場バイトなら、工場ワークスが豊富に取り扱っていますのでチェックしてみてください。
もし、すぐにでもニートから就職したいと考えているなら国や民間の就職支援サイトを利用して就職活動をするのがオススメです。
就職支援サイトなら、イチから就職まで、無料で就職アドバイザーがサポートしてくれます。
自分ひとりで就職活動をするよりも断然ラクで就職成功率もアップしますし、頼れる人がいるだけでも心強いですよ。
詳しくは【職歴なしのニートから就職が成功する方法は?】でまとめていますので、参考にしてみてくださいね。