フリーターから就職をする時、「なぜ就職せずフリーターをしていたのか?」と面接で聞かれることがあります。
この質問、結構困りますよね。
わたしも、このフリーターになった理由やフリーター歴が長い理由を聞かれた時の答え方にはかなり悩まされました。
フリーター歴が長いことを「なんとなくフリーターをしていたから」と正直に答えるのは、なんか言いにくい。
でも、何も答えられないようでは就職面接を勝ち取るのは難しい・・・。
ということで、今回はフリーターから就職する時にぶち当たるであろう壁のひとつ、フリーターになった理由や、フリーター歴が長い理由を答えなきゃいけない時に使える例文をまとめました。
フリーターになった理由やフリータ歴が長い理由って?
フリーターになった理由は、下記のようなことがあげられると思います。
- 学生時代、就職活動で失敗した
- 特別就職したい仕事や会社がなかった
- フリーターでないとできないことがあった
- 夢中で続けている活動があって就職したくなかった
- そもそも就職したくない
そしてフリーター歴が長い理由としては、下記のようなものが多いのではないでしょうか。
- やりたい仕事が見つからない
- なんとなく
- 夢を追っている
- バンドなどの活動で忙しかった
- フリーターが気楽だった
ちなみにわたしがフリーターになった理由は、在学中に就職活動で内定をもらうことができなかったことから始まります。
いわば、就職活動敗者となってもともとなかった自信がさらになくなり、ニート生活を数年おくった後、このままではマズイとまずフリーターになりました。
そのあとは、特別就職する必要性を感じることもなく、やりたい仕事もなかったため、危機感を感じるようになるまでズルズルとフリーターを続けていました。
これがわたしのフリーター歴が長い正直な理由になります。
理由を伝える時は過去より未来が大事
フリーターになった理由やフリーター歴が長い理由を伝える時、嘘をついたり、必要以上に取りつくろう必要はありません。
なぜなら、採用担当者にとってはあなたがフリーターになった理由(過去)よりも、あなたが今後どうしていくのか(未来)の方が重要だからです。
下手に嘘をついても、バレて「不誠実なやつだな」と思われる可能性が高いです。
それよりも、正直ベースでフリーターになった理由やフリーターを続けていた理由を話し、反省点があれば反省し、自分がどんな経験によりどう変わったのかや今後どう会社に貢献していきたいかを、一生懸命伝えたほうがよっぽど印象が良くなります。
ただし、何にも考えてないような、他人任せにも聞こえる次のような言葉は、フリーターになった理由として使わないほうが良いでしょう。
- 何となく
- 就職できなかったので仕方なく
フリーターになった理由やフリーター歴が長い理由の答え方例文
フリーターになった理由やフリーター歴が長い理由の答え方の例文を、いくつか考えてみました。
前述した通り、フリーターになった理由やフリーター歴が長い理由をウソで固める必要はありません。
正直ベースの理由をなるべく聞こえが悪くない程度に整えて、最後に将来に向けた前向きな回答でしめれば問題ありません。
例文に自分の理由に近いものがあれば、参考にしてみてください。
なんとなくフリーターになった
→わたしは就職するからには全力で仕事に取組みたいという気持ちがあります。学校卒業時は、これといって注力したいと思える仕事が見つからず、就職をしませんでした。フリーター歴が長い理由としては、アルバイトでも十分な収入が得られたためにやりたい仕事が見つかるまでは、とフリーターを続けていたことにあります。しかし、◯◯を経験したことから、なんでもやってみるということの大切さを実感しました。やってもいないのに自分には合わない、できないと決めつけてやってこなかったことがたくさんあることに気付かされました。今は、フリーター時代の遅れを取り戻すべく、様々なことにチャレンジするように心がけています。
やりたい仕事がアルバイトでしかなかった
→学校卒業時は、◯◯の仕事をしたいと思い就職活動をおこないましたが、アルバイトでの求人しか見つけることができずフリーターになりました。アルバイトであっても、いざ正社員として就職する時にも困らないように、社員の方の仕事を見てきました。
旅がしたかったのでフリーターになった
→就職する前に、自分の可能性を広げるため旅に出たくフリーターになりました。世界◯◯カ国をバックパッカーでまわりましたが、そこで◯◯を経験し仕事に対する考え方が大きく変わりました。貴社で××の仕事にたずさわりたいと思ったのもこの経験からです。また、旅中は様々な問題がおきましたが、あきらめなければ何もわからない土地でも問題を自力で解決できる方法を必ず見つけることができる!という自信がつきました。
バンド活動をしていた
→プロのミュージシャンになる夢があったため、音楽活動を優先しフリーターをしていました。しかし、◯◯の経験から音楽に関する仕事はたくさんあることを知り、××の仕事に興味をもつようになりました。これまでの経験や知識を活かして、裏方から音楽業界を支えていきたいと考えています。
就職活動に失敗した
→大学在学中に就職活動をしたものの、やりたいことを明確にできず、やみくもに企業に応募していたため、就職することができませんでした。フリーターになってからはこの就職活動の失敗をふまえて、積極的に新しい仕事にチャレンジしたり、様々なボランティアなどの地域活動に参加しました。フリーターから就職活動にうつるまで時間がかかってしまったものの、自分の中でやりたいことがかたまり、積極性を磨くことができ、地域活動の大切さや人とのコミュニケーションの大切さを学べたことは無駄ではなかったと思います。
まとめ
フリーターになった理由やフリーター歴が長い理由は、フリーターからの就職面接で必ずと言っていいほど聞かれることの多い質問です。
フリーターになった理由をこたえる時には、理由は正直に話した上で、その経験がどう活きたのか?またどう活かしていきたいのか?未来に重点を置いて答えることがポイントです。
フリーターになった理由は様々だと思いますが、就職したいと思った今、フリーターになった当時の思いがどうであれ、必要以上に縮こまる必要はありません。
堂々と答えて、反省すべき点は反省していることを伝え、これからどうしていきたいのかを伝えればいいと思いますよ。
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