アルバイトの求人を見ると、「パート募集」や「パートタイマー募集」と書かれていることがあります。
「パートタイマー」はなんとなく主婦のイメージがありますが、フリーターとは具体的にどう違うのでしょうか?
今回はフリーターとパートタイマーの違いについて調べてみました。
パートタイマーの定義
パートタイマーは短時間労働者のことで、パートタイム労働者ともいいます。
厚生労働省はこのパートタイマーを下記のように定義しています。
- 1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者
つまり、正社員ではなく、限られた時間もしくは曜日だけ働く従業員ということです。
アルバイトに限ぎらず、契約社員などでもパートタイム労働法の対象となります。
ただ、世間一般のイメージではパートタイマーは、短時間のみ働く主婦をさす場合が多いようです。
また、年代は30代~50代の長期間雇用者のイメージが強いです。
そのため、求人で「パート大タイマー募集」とある場合は、短時間勤務で長期的に働いてくれる主婦を対象にしている場合が多いようです。
フリーターとパートタイマーの違い
フリーターとパートタイマーの違いとしては、年齢や勤務時間が大きな違いと言えそうです。
フリーターは厚生労働省の定義では15歳~34歳の若者を差すのに、パートタイマーに定義上の年齢制限はありません。
また、パートタイマーは一般的なイメージでも30~50歳くらいまでの主婦をさしています。
勤務時間については、フリーターはアルバイトで生計を立てているため、長時間働いている人がほとんどです。
対してパートタイマーは、定義でもあるように短時間労働者のことをさしています。
ただし、定義上は一つのアルバイト先では短時間勤務であっても、複数のバイト先に勤務することでアルバイトで生計を立てている15~34歳までの人は、パートタイマーでありフリーターであるといえます。
フリーターとパートタイマーの違いは勤務時間と主婦かどうか
パートタイマー定義は法律上の定義の上に、一般的なイメージが強く定着しているのでややこしいですね。
フリーターとパートタイマーかどうかは、雇用者側からみるか、自分から見るかでも変わってきます。
また会社によってもどこからフリーターもしくはパートタイマーとするかは若干変わってきそうです。
法律上での定義に、一般的に定着しているイメージを考慮すると、「勤務時間の長さ」と「主婦かどうか」が見極めるポイントとなりそうです。
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