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「自立できない」フリーターがパラサイトシングルから脱出するには

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「自立できない」フリーターがパラサイトシングルから脱出するには

突然ですが、「パラサイトシングル」という言葉を知っていますか?

パラサイト(寄生)、シングル(未婚、独身)という語源からできたもので、学校卒業後も親に生活を保護してもらっている独身の人をさす言葉です。

パラサイトシングルは、もともとは親が裕福だったり、就職するよりやりたいことがあって、“あえて”フリーターやニートを選ぶ人たちのことでした。

しかし今は、パラサイトシングルにならざるをえないフリーターが増えてきています。

どうしてパラサイトシングルに?「自立しない」から「自立できない」へ変化

「自立しない」から「自立できない」へ

パラサイトシングルという言葉がうまれたのは1997年です。

この時代は、男性も女性も若者のほとんどが正社員として就職するのが当たり前の時代でした。

若くてもそれなりの経済力はもてたので、親から離れて暮らそうと思えばできましたし、結婚も難しくなかったのです。

そんな状況なのに、あえて親と同居して収入のほとんどを自分の小遣いに使っていた人たちがいて、そんな人たちがパラサイトシングルと呼ばれ、「親に寄生している」と批判されていたのです。

現代でも、パラサイトシングルのイメージは悪いようです。

しかし、問題はパラサイトシングル化している原因が変わってきたことにあります。

アジア経済危機があったあたりから景気が悪化し、若者の非正規雇用は増え、フリーターはまったく珍しいことではなくなりました。

そして、今はあえて「自立をしない」のではなく「自立できない」ためにパラサイトシングルとなるフリーターが増えています。

フリーターの低賃金で安定しない収入では、親と暮らさないと人並みの暮らしをたもてない。

でも、正社員として就職できる会社が見つからない。

明治安田生命生活福祉研究所が2010年におこなった調査では、20~39歳までの未婚男性のうち、約3分の1が年収200万円未満との結果がでました。

男性がこれだけいるなら、女性の状況はもっと悪くなると思います。

フリーターでパラサイトシングルであることの不安

フリーターでパラサイトシングルであることの不安

やむを得ずパラサイトシングルとなってしまっているフリーターなら、きっと将来への不安は大きいと思います。

わたしも「ずっとフリーターのままでいいのだろうか?」と悩んでいた時期がありました。

このまま面白くもないアルバイトを一生続けるのだろうか?

結婚はできるのだろうか?

老後はどうなってしまうのだろうか?

病気やケガで働けなくなったら?

就職している友人たちとの格差。

孤独死のニュースを見ると、ふと「自分もこうなるのかもしれない」と思う時もありました。

現在、親に少なからず生活をたよっているのであれば、親が働けなくなった時どうなってしまうのか?

こういった不安もあると思います。

親だっていつかは歳をとって働くことができなくなります。

支えてもらう立場から支える立場へと変わらなきゃいけない時がきます。

その時、自分のチカラで暮らしていくことができるのか。

「ずっとこのままではいけない」と、不安を感じている人は多いはずです。

パラサイトシングルから脱出するには

パラサイトシングルから脱するにはどうしたらいいか

フリーターでお金がないためにやむを得ず親と同居しているなら、将来苦労することは目にみえています。

たくさんの遺産があるということでもないかぎり、親が働けなくなった時、自分ひとりになってしまった時、待っているのは貧困です。

今のうちにできる準備をしておきたいところです。

カンタンにできる準備は、やはり正社員として就職することでしょう。

「わかっていても就職できない!」という人は、就職活動の方法を見直してみてください。

フリーターから就職を目指すなら、就職支援をうけることは必須です。

国がおこなうものならハローワークが代表的ですが、わたしは民間の就職支援サイトをオススメします。

ハローワークの場合、補助金などの制度が逆にブラック企業に悪用されやすいのです。

たいして、民間の就職支援サイトならブラック企業を排除する基準をもうけているところも少なくなく、求人の質が高いです。

サポートは専任の方がやってくれますし、会社選びに失敗するリスクも下げることができます。

首都圏ならハタラクティブ、関西やその他の地方なら就職Shopなどのフリーター專門の就職支援サイトに一度相談してみてください。

今からでも遅くない。自分の未来は変えられる。

今からでも遅くない。自分の未来は変えられる。

正直、今は正社員だって絶対安定とは言えません。

でも、フリーターよりはよっぽど良いのは事実です。

就職するメリットは、毎月の収入が安定するだけではありません。

厚生年金や育児休暇、病気になった時の休職制度、正社員でえられる福利厚生は年を重ねるほど助かると感じます。

不思議なもので就職しただけで社会的信用度もあがりますからね。

世間から見られる目も変わるし、車や家を買うローンだって組めるようになります。

今まで無理だと思っていた結婚も見えてくるはずです。

わたしは、親も子供も同意のうえのパラサイトシングルなら問題はないと思います。

結局はその人の生き方なので、自由ですから。

でも、やむを得ずパラサイトシングルになっているなら、できるだけ脱出するべきです。

状況が良くなることはなく、将来苦しくなっていくばかりですから。

一度生活保護になってしまったら財産は全てなくなるので、そこから這い上がるのはかなり難しいです。

一生貧しい暮らしのままかもしれません。

今、元気なうちに将来のための準備をすすめましょう。

就職するための方法は、当サイトでたくさん紹介していきます。

小さな行動でも積みかさなれば、明るい未来へつながるはずです。



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