わたしにとって、フリーターから就職することは簡単なことではありませんでした。
就職が決まるまで受けた面接の数は100回以上。
書類選考で落とされた数は数え切れないほどです。
「もう就職するのはあきらめよう」
「フリーターの方が気楽でいいじゃないか」
そう自分に言い聞かせていた時期もあります。
でも、最終的にはやっぱり就職することを選びました。
どうしてそこまでわたしが就職することにこだわったのか?
それは”自由を手に入れたかった”からです。
自分には何もない。このまま歳だけとっていくのか?
「就職することが自由になること?」
「フリーターのほうが自由でしょ」
そんな声が聞こえてきます。
ですが、わたしは決してフリーターが自由だとは思えませんでした。
なぜならわたしが20代後半になったあたりから、
- 親の心配という名の小言やおせっかい
- 親族の「ちゃんとしろ」とでもいうような目
- 友人の憐れむような態度や、時たま見える見下したような態度
- Facebook投稿を見て感じる劣等感
これらのしがらみを感じていたからです。
それは「自由」という言葉からはほど遠く、まるでじわじわと壁が迫ってくるような、自分の世界がせばまるような、窮屈さを感じていました。
一度だけ、中学時代の同窓会のお知らせがきたことがあります。
「仕事の話を聞かれたらどうしよう?」そんなことをばかりを考えてしまい、「もう届きませんように」と紙飛行機にして飛ばしました。
(ちなみに、不採用通知 [通称:お祈りメール] も紙飛行機で飛ばすことがありますがよく飛びます。)
それ以来、同窓会のお知らせは一度もきていませんが、あの時わたしが普通に正社員として就職していて、出席していたら・・・
今も古い友達と関係が続いていたかもしれません。
フリーター時代のわたしの収入は手取り13万程度。
暮らせはするけど、特に趣味も夢もない。
よく遊ぶような友人もいない。
家とバイトの往復をくりかえす毎日。
やりたいこともなく、ただ将来へのばく然とした不安だけがどんどんつもっていきました。
「自分には何もない。このまま歳だけとっていくのか?」
「30代になったら俺はどうなってるんだろう?」
「趣味もなしにこんなつまらないバイトをずっと続けてる?」
「一生ひとりかもしれない・・・」
「老後はどうなるんだろう・・・」
正社員になってからは一変。でも、自由・・・?
わたしはハローワークや求人サイトを使って就職活動をすることにしました。
とにかく、このままでは先行きが暗すぎる。
将来を変えたいと思っていました。
でも就職先は全然決まりません。
なんとか書類選考をパスできても、面接がダメ。
特技も良いところもない自分をアピール?
ほとんどない長所をしぼりだして考えた自己PRも、当日面接官の前に座るとどこかへ。
沈黙と視線が辛くて逃げ出したい思いでした。
そんな時、先日就職が決まり退職した同じバイト先の元先輩に飲みに誘われ、先輩が就職した方法を聞いて、就職支援サイトの存在を知りました。
家に帰ってすぐに就職支援サイトのことを調べました。
結果、就職支援サイトのハタラクティブに登録してから、約1カ月半後に就職することができたんです。
自分で就職活動をしていた時は、2年以上もかかって就職できなかったんですよ?
ハタラクティブから決まったという連絡がきた時、2発ほど自分をビンタしました。
そして、就職支援サイトを今まで使わなった自分を憎みました。
とにかく、熱望していた正社員です。
ただ、わたしのアドバンテージといえばストレスを感じにくく、体が強い(健康)ということくらい・・・。
能力が高いわけでもなく、高校時代は友達がゼロだったほどコミュニケーションが苦手。
それでも、これまでの苦労が報われた嬉しさと将来への希望でワクワクしていましたが。
幸いなことに、ハタラクティブの担当者の方がわたしに合う会社を紹介してくれたので、やる気を保ったまま続けることができています!
わたしは就職したことで「将来のばく然とした不安」「自分に自信がもてないことや、ほかの人と比べて感じる劣等感」から解放され、親の信頼も勝ち取ることができました。(なぜか親の誕生日が近づくと電話がきます)
「フリーター時代に感じていたしがらみ」からは自由になったのです。
ですが、本当に自由かというと・・・
決まった時間働いている以上、疑問が残りました。
残業がほとんどない会社だとはいえ、自分が大好きなゲームに没頭する時間は減っていたからです。
就職したからこそ選べる自由を見つけた
「人間は欲深い」とはよく言うもので、就職して2年もたつと「もっと自由な働き方をしたい」「こんな仕事をしてみたい」という欲がでてきます。
ある時、会社の人と将来について話す機会がありました。
”IT企業では転職は当たり前、フリーランスになることも珍しくなく、自分の希望を第一においた働き方をしている人が少なくない”のだそうです。
年収とスキルを上げていくという道:転職で年収が約50万円アップ
実際、大手転職エージェント DODAの2013年の調査では、1年間のうちIT業界で「転職活動をした」という人は20.5%にもなります。
つまり、1年間という短い間でも、5人に1人がスキルアップや待遇アップを目的として転職活動をしています。
より転職が簡単になった今では、さらに転職する人の数は増えているでしょう。
ちなみに、「転職してどれだけ年収があがったのか?」という調査では、25~29歳の場合「平均14%のアップ」とのこと。
もし、最初の会社で年収が400万円なら、次の会社では年収が約450万円(50万円アップする)というわけです。
フリーランスになるという道:フリーランスになる前は70%以上が「元正社員」
また、2015年の「フリーランスになる前の職業等」の統計データでは、71.8%がフリーランスになる前は「役員もしくは正社員」と回答。
「パート・アルバイト」は9.1%しかいません。
これはIT企業に限らず「フリーランスの多くが正社員経験者」ということをあらわしています。
つまり、正社員を経験をしたことで、多くの人がフリーランスという会社に縛られない独立の道を選択できています。
就職してからじゃないと選べない道は多い=就職すれば自由な選択ができる!
上記の2つの道は、一度就職したからこそ選択できるものです。
フリーターのままでは年収アップも、フリーランスになるのも難しいのが現実です。
それはなぜか?
フリーターで年収をあげることができないのは、フリーターは会社からすればいつでも解雇できる使い捨てだからです。
一時的な補助要員に過ぎず、そもそも年収をあげてまで引き留める理由がありません。
責任ある仕事は任せてもらえず、経験がつめないので、アルバイトを変えて大幅に年収があがることはありません。
あがってもせいぜい時給10~50円です。
フリーターからフリーランスになることが難しいのは、フリーランスで仕事相手になる人のほとんどが正社員経験者だからです。
最低限、正社員でも通用するようなビジネスマナーがないと信頼されません。
また、実績がないとフリーランスで働くことは難しいです。
会社に就職するればいくらでも大きなプロジェクトに参加できますが、フリーターではアピールできる実績を作るチャンスはなかなかありません。
そして、わたしはフリーランスを選んだ
就職して数年後、わたしはフリーランスとしてチャレンジする道を選びました。
結果的に正社員という枠からは外れましたが、就職したことは決して無駄ではありません。
ビジネスマナーだけでなく、仕事の取組み方、効率的な仕事の回し方、タイムマネジメント・・・
この仕事に対してどれだけの報酬を求めれば赤字にならないのか?といったことも。
フリーランスで食っていくために必要なことのほとんどを就職した会社で学びました。
しかも、フリーランスになってからの仕事の半分は、就職していた会社から依頼されているものです。
もし、就職していなければ、わたしは100%フリーランスになることは不可能。
そもそも独立することすら考えなかったでしょう。
今は働く時間や休む日、仕事内容、報酬もすべて自分で決めています!
新作ゲームが発売された時は夜通しで遊びまくります。
まるまる1カ月休みにして、家族と海外へ旅行することもできます。
これはフリーターのままではなく、就職したからこそ手に入れることができた自由です。
フリーターのままでは、自由への土台は作れません。
就職したからこそ、その先の将来を選択できたんです。
「なんとなく」でフリーターはもったいない!
バイト求人サイト anの「フリーターのなった経緯」を調べたデータ(2016年)があります。
それによると、46%の人は「モラトリアム型 - フリーターとなった当初に明確な職業展望を持っていなかった」ためにフリーターになっているそうです。
つまり、フリーターの約半数の方は「なんとなく」という理由でフリーターをしているということ。
わたしもその1人でした。
フリーターになったきっかけは大学時代に内定がとれなかったことにありますが、結局は「なんとなくずるずるとフリーターを続けてしまっていた」ことには変わりありません。
残念なのは、「なんとなく」フリーターを続けていることで、「なんとなく、気づかない間に自由を得れるチャンスを放棄してしまっている」ということです。
正社員になった今だからこそ、心の底から思いますが、本当にもったいないことです。
あなたはそのままでいいのですか?
そのままなんとなく30代、40代、50代をむかえ、やりたいことも我慢し、体の衰えであまり働けなくなって、途方にくれるのでしょうか。
特に男性の場合、フリーターで結婚することは難しいので一生1人かもしれません。
少しでもそうなりたくないと思うなら、とりあえずでも就職しておくべきです。
就職しておけば、間違いなくフリーターで30代、40代を迎えるよりも、やりたいことができます。
実績としてアピールできる経験やスキル、なにより自信もつきます。
結婚するチャンスも何度もやってくるでしょう。
ただ、わたしの苦い経験上、求人サイトや求人誌を使い、自分ひとりで就職活動をするのはオススメしません。
フリーターから自分に合った会社に就職したい、苦労せずに就職したいなら、自分ひとりで就職活動をせず、就職支援サイトを活用しましょう。
自分ひとりで就職活動をすると、ほぼ間違いなく凹まされます。
「お祈りメール」や手紙が何度も届くことは覚悟しなければいけません。
就職支援サイトを使えば、例え不採用になったとしても合否は就職カウンセラーにいくためダメージはかなり少ないです。
しかも自分の適性と希望条件から、就職できる可能性の高い会社を紹介してくれるので無駄がありません。
あなたの適性と条件から紹介可能な最大限の優良企業を紹介してくれますし、就職先が決まるのもめちゃくちゃ早いです。
早い人だと1~2週間で内定がとれ、安定と自由への切符を手に入れることができます。
しかも無料で。
自分に合った会社を見つけてくれる!オススメの就職支援サイト
ハタラクティブ
フリーターから就職を目指す人に、もっとも選ばれている就職支援サイトです。
すでに6万人以上の人が利用していて、80%もの人が正社員で就職できています。
なんといっても就職カウンセラーの対応が丁寧です。
30代もまじかにせまって(当時28歳)、「就職したい」というもののやりたい仕事もハッキリとした将来設計もないわたしに、ゼロから仕事選びの考え方や向いている仕事について相談にのってくれました。
求人の紹介可能な地域は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都のみですが、これらの地域で就職したいならハタラクティブ使うことをオススメします。
もちろん料金は一切かかりません。
公式サイト:ハタラクティブ
就職Shop
リクルートグループが運営する就職支援サイトなので、ほぼ全国対応、あつかう職種や業界が幅広いという特徴があります。
就職Shopでは紹介する企業すべてで書類選考を実施していないので「1秒でも早く就職したい」という方にはこちらの方が向いています。
こちらも料金は一切かかりません。
公式サイト:就職Shop
JAIC(ジェイック)
営業でバリバリお金を稼ぎたいならJAIC(ジェイック)はオススメです。
無料の就職支援講座を受けることができるんですが、この内容がめちゃめちゃ実践的で自信がつくと評判です。
ビジネスマナーやチームでのブレストや提案、飛び込み営業体験まであって、就職後も続く戦友ができます。
こちらも料金は一切かかりません。
公式サイト:JAIC(ジェイック)
行動するなら今!
- 「いつか就職はしたい」
- 「来年は就職を考えようかな」
- 「明日から仕事を探してみよう」
そう思っているなら今すぐ行動しましょう。
わたしはそう言い続けて3年、5年と経過し、フリーター以外の道を選べなくなってしまった人をたくさん知っています。
フリーターから就職するなら、待遇の面でも仕事を覚えるという面でも、若ければ若いほど有利です。
歳をとればとるほど選択肢は減り、利用できる就職支援サービスもなくなります。
こうしている間にも、あなたにピッタリだったはずの会社がどんどんほかの求職者によって奪われています。
あなたの大切な時間が、好きなことや打ち込める仕事、大切な人と過ごすはずだった未来が、ただ過ぎていってしまいます。
30代になってからでは遅いんです。
今すぐ行動をおこしましょう。
何から始めたらいいかわからないなら、就職支援サイトを使いましょう。
メールアドレスや連絡先を入力するだけで、手取り足取り就職活動をサポートしてくれます。
あなたの今の現状や特性から向いている仕事を探してくれるだけでなく、採用されるための書類の書き方や、面接対策まで専属の担当者が丁寧に教えてくれます。
給料の希望や休みの希望を遠慮なく伝えても、嫌な顔せず志望企業に交渉してくれるんです。
無料で使えるこんなに良いサービスはありません。
100回以上不採用になったわたしでも、1カ月半で就職できました。
あなたなら就職することはもっと簡単なはずです。
フリーターから就職した後はあなたの自由です。
就職先でやりがいのある仕事をしてスキルアップや昇進を目指すのもいいですし、しっかり経験と実績を積んで独立(フリーランスや起業)を目指すのも良いでしょう。
自由の切符を手に入れる第一歩は簡単です。
1分もかからない登録フォームに必要情報を入力して、就職支援サイトに担当者から連絡がきたら、自分の今の状況や仕事に関する希望を伝えるだけ。
わたしはたったこれだけのことをしただけで、人生がポジティブに変わり、胸を張って歩けるようになりました。
今やりたい仕事がなくても、キャリアアドバイザーが適性を見て「こんな仕事は?」とアドバイスしてくれるので心配いりません。
まずは第一歩を踏み出しましょう。