少子高齢化がすすみ、若手の人材不足が今問題となっています。
新卒で就職した人が3年以内に辞める割合が高いこともあり、フリーターであっても考え方が柔らかく成長の見込みのある20代を求める企業は少なくないのです。
そのため、フリーターから正社員へ就職するのは、20代であれば実はそれほど難しくないのです。
しかし、30代、40代と年を重ねてしまうと、フリーターから就職することが極端に難しくなるのは否定できません。
フリーターから就職したいなら、若いうちに就職活動を始めることがもっとも大切です。
さらに、フリーターから就職するためのポイントをおさえた就職活動をすることで、スムーズに、より自分にあった就職先を見つけることができます。
今回は、フリーターから就職するために大事な5つのポイントを紹介します。
そのほかの年代の方はトップページの「学歴と年齢からみるフリーターから就職する方法」をチェックしてください。
フリーターから正社員へ就職するための5つのポイント
1. フリーターから正社員へ就職しやすい業界・企業を選ぶ
フリーターであっても20代前半であれば、就職できる業界や職種は幅広くあります。
これから勉強をしたり経験を積むことで、転職して希望職種へ就職することも十分可能です。
しかし、20代ギリギリ、30代、40代となると、フリーターから就職しやすい業界、しにくい業界というのが、ハッキリとでてきます。
なるべく早く就職したい、特にやりたい仕事がないということであれば、フリーターからでも就職しやすい業界をねらった方が就職は簡単です。
では、フリーターからでも就職しやすい業界や企業はどんなところだと思いますか?
求人誌などで常時募集のしている業界や企業に注目してみてください。
それらの業界や企業は、人の入れ替わりが激しく、人数が必要のため、フリーターからでも正社員へ就職しやすい業界や企業といえます。
具体的には飲食業界や販売職、営業職、警備会社、建設業、タクシー業界などですね。
上記の業界以外でも、業績の伸びている中小企業でも社員の平均年齢が高い傾向があり、20代の若い層は求められます。
成長途中のベンチャー企業も、厳しい勤務状況から辞めてしまう人が多いので狙い目です。
ベンチャー企業は正社員で就職できても倒産してしまう可能性がありますが、もし会社が大きくなれば幹部候補も狙えます。
高収入も夢じゃないため、フリーターからの就職でも逆転するチャンスがある企業と言えます。
2. アルバイトは希望職種の経験を積める仕事を選ぶ
フリーターから正社員へ就職する時は、履歴書に加え職務経歴書というものが必要になります。
職務経歴書は、前職の会社にどれだけ貢献して、どんな利益をあたえてきたか、どんな経験を得てきたかをあらわすものです。
職歴のないフリーターの場合は、職務経歴書にはアルバイト経験などを書きます。
そのため、もしやりたい仕事がコレ!と決まっているなら、就職できるまでするアルバイトは、早い段階でその希望職種に関連するアルバイトにしておくと良いでしょう。
どうせ生活費を稼ぐためにアルバイトをしなければいけないのですから、希望する仕事に近い経験がつめればアピールもできるし一石二鳥です。
ただし、もう30代に近いということであれば、まず就職して正社員経験を積むことをオススメします。
というのも、30代まで職歴がなしでは、例えアルバイトで近い経験を積んでも、就職することは難しくなってしまうからです。
それよりも一旦就職して、数年後希望職種へ転職できるように、正社員として働きながら勉強した方が現実的でしょう。
3. 空白期間をそのままにしない
一般に職歴のない期間と空白期間と言います。
フリーターでいた期間も空白期間ととらえられます。
空白期間については、正社員採用の面接で必ずと言っていいほど質問されるので、答えられるようにしておかなければいけません。
空白期間があることは、通常マイナスポイントですが、アピール次第では極力マイナスを減らすことが可能です。
例えば、フリーターの間資格の勉強をしていた、留学していたなど、ポジティブな理由のある空白期間の場合は、履歴書と別にシートを作成し提出しましょう。
これがあると、少なくとも「どうせ何も考えずフラフラしてたんだろう」という誤解を解くことができます。
勉強中ということが伝わるだけでも、相手がうけるイメージは全然違いますよ。
また、健康問題や家庭の事情、内定の取り消しなど、やむを得ない理由があればその理由を簡潔に履歴書に書くといいです。
このような場合は、現在は問題のなく働けることもハッキリ伝えましょう。
4. コミュニケーションスキルを磨く
正社員へ就職しやすい業種を選び、アルバイトで経験を積んで、無事書類選考を通過し面接にこぎつけたとしても、面接で落ちてしまう人はかなり多いです。
面接では、書類上ではわからない人柄やコミュニケーションスキル、対応力、基本ビジネスマナーなどを見られます。
こういったものは個人の性格もありますし、昨日今日では身につかないものです。
正社員経験のないフリーターの場合、こういった場になれていないということもあって、面接で緊張しすぎてしまう、上手くアピールできないというのは、ある種仕方がないことです。
アルバイトの面接とは雰囲気がまったく違いますからね。
わたしは初対面の人に話かけられると言葉につまるし、目を合わせることもできないし、自分から話しかけるなんてあり得ないくらいだったので、面接はかなり苦手で、落ち続けてきた経験があります。
そのため、フリーター時代は途中からコミュニケーションスキルを磨けそうな、警備のバイトをはじめました。
警備のバイトでは、人が通ると必ず自分から挨拶しなければいけなかったですし、訪問してきた方に話しかけることもあります。
でも、飲食ほど人とずっと接しているわけでもなかったので、丁度いいレベルの訓練になったと思います。(わたしの場合、いきなり飲食はハードルが高かったのですが、できる人は飲食は良いと思います)
アルバイト以外でも、地域のボランティアに参加したり、オフ会などに参加するのでも良いです。
20代のうちであれば、特別スキルがなくてもコミュニケーションがとれて、真面目で素直な印象をもたれ、成長の見込みがあると感じてもらえれば面接をパスすることは可能です。
なるべく人と関わる環境に自分をおいて、就職のための準備をしましょう。
5. 就職支援サイトを活用する
就職支援サイトは、専任の担当者がつき、イチからあなたの就職をサポートしてくれるサイトのことです。
もはやフリーターからの就職を有利にすすめるためには、就職支援サイトの利用が必須といえます。
就職支援サイトは比較的新しいサービスだったため、今まで使っていた人はそこまで多くありませんでした。
しかし、今はだいぶ認知度があがって、多くのライバルが就職支援サイトを使って就職しています。
こういう流れの中で自力で就職活動をして、ライバルより有利にたって就職するというのはかなり大変です。
実際わたしも、フリーター専門の就職支援サイトに複数登録して、就職活動に挑みました。
自力ではいくら応募しても落ちまくっていたのに、就職支援サイトを使ったらわずか1ヶ月半程度で就職することができたのです。
最近は、就職支援をおこなう会社も増えていて、フリーターや既卒に特化したものや、無料の就職支援講座が受けられるものなどたくさんあります。
書類選考なしで正社員で就職できる企業を紹介してくれる、就職Shopなどの就職支援サイトもあります。
しかも、就職支援サイトを使えば、様々な業界・職種へ就職できる可能性がグンとあがります。
一般にフリーターからの就職が難しいといわれているメーカーや商社、IT系、上場企業の求人も紹介してもらえるところもあるので、あなたに合う会社や仕事もきっと見つかるでしょう。
ちなみに、当サイトで紹介している就職支援サイトはどれだけサポートを受けても無料です。
就職コンサルタントが就職相談から、履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策や就職後のフォローまで丁寧にサポートしてくれますよ。
特にハタラクティブの就職コンサルタントの方は、当時フリーターから就職する方法をまったくわかってなかったわたしにとって、とても心強い味方になってくれました。
「なんで無料でここまでサポートしてくれるんだろう」と思ったくらいです。
ぜひ活用してみてください。
とにかくやってみるのが大切
当然ですが、フリーターから正社員へ就職する方法がわかっても、行動にうつさなければフリーターから卒業することはできません。
失敗を恐れず、とにかく行動にうつしてみてください。
不採用になったとしても、それは縁がなかっただけです。
就職コンサルタントと一緒に就職活動をしながら場数を踏めば、就職活動のコツは少しずつでもつかめてきますよ。