既卒、フリーターから苦労して就職したのに、「自分に合わない」「ブラック企業だった」・・・。
こんなことになったら笑えないですよね。
既卒やフリーターの場合、一度就職して、次に転職するには数年は勤務したいところです。
そうじゃないと、まともな転職先はなかなか見つからないからです。
そうなると、会社選びに失敗したとしても、すぐには会社を辞めにくくなってしまいます。
そのため、フリーターや既卒の就職において、最初の会社選びはとても重要と言えます。
今回は、既卒・フリーターが失敗しないための会社選びのポイントを紹介します。
失敗しない!既卒・フリーターの会社選び8つのポイント
1. やりたいことができるか?
先ほどもお話した通り、例え会社選びに失敗したと思っても、一度就職をしてしまったらアルバイトのように短期で職を変えることは難しいでしょう。
条件が良ければ、定年まで一生その会社で働くことになるかもしれません。
せっかくなら、自分のやりたい仕事ができる会社選びがしたいですよね。
そのためには自分がどんな分野に興味があるのか、どんな仕事なら楽しく続けることができるのかを知る必要があります。
これは、自己分析をしたり、就職コンサルタントへ相談することで見えてくると思います。
2. 会社の評判は?
求人や会社のホームページには、基本的にいい事しか書いてありません。
就職してみたら話と全然違っていた、こんな風だとは思わなかった、なんてことはよくある話です。
就職してから後悔する前に、デメリットや本当のところはどうなのかを調べる必要があります。
インタ—ネットに載っている情報が全て正しいとも限りません。
会社選びに失敗しないためには、なるべくその会社で働いている人、働いたことがある人に話を聞くのがポイントです。
そういった人たちに話を聞く方法としては、OB訪問や知人の周りにその会社で働いている人がいないか聞いてみるのが良いでしょう。
また、就職支援サイトを使えば、その就職支援サイト経由で就職している人がいれば、話が聞けるはずです。
ネットで調べるのであれば、転職会議など会員登録が必要な信用性のある口コミサイトをのぞいてみましょう。
3. 会社の将来性は?
「就職したけど、1年で倒産した!」
そんな嘘のようなことも、実際におこる可能性があります。
内定をもらってから入社して、その2週間後に倒産したという話もあるくらいです。
特にベンチャー企業の場合、経営が安定していないので、急な倒産やクビになることも珍しくありません。
ベンチャー企業は3年位内につぶれてしまうことが多いので、「設立3年以上か?」というのは一つのボーダーラインになります。
会社選びをする時は、設立して何年経っているかもチェックしましょう。
4. 社長挨拶を読む
社風が合うかどうかも、長くつとめられる会社選びではポイントになってきます。
どんな社風の会社なのか?を見極めるには企業理念のほかに、社長挨拶やインタビューも読むといいですよ。
社長挨拶に「気合」とか「根性」というような言葉がたくさん使われているなど、体育会系っぽいなぁと感じる場合は、教育方針も体育会系であったり、仕事のやり方も体育会系だったりします。
会社選びに失敗しないためには、社長の考え方が自分に合いそうだ、「この社長いいな!」と思える会社選びをしましょう。
会社の内情は社長方針でかなり変わるので、意外にも重要です。
5. 大手ではなく平均年齢の高い中小企業を狙う
既卒・フリーターの人のなかには大手に就職したいと思う人もいるかもしれません。
しかし、なるべく会社選びに失敗しないためには、ここは中小企業を探してください。
大手はどうしても競争率が高くなるため、既卒・フリーターで優良企業の大手に入るのはかなり難しいです。
大手ならどこでもと思って求人を探そうものなら、中小企業より待遇の悪く人気のないブラック大手企業に就職してしまう可能性が高いです。
日本の会社の9割が中小企業と言われているくらいですから、そのほうが選択肢も増えます。
安心してください、中小企業でも大手より待遇の良い会社はたくさんあります。
給料も大手の方がいいと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
特に平均年齢の高い中小企業では若い年代が不足しており、技術やノウハウを残すために、若い年代の雇用を積極的です。
そのようなところでは、かなりウェルカムな雰囲気で迎えられるでしょう。
既卒やフリーターでも可愛がられる可能性が高いです。
6. 経験・実績を積めそうな会社を選ぶ
いい会社に就職できた!と思っても、多くの人は数年働けば転職を考えることが必ず1回以上はあるものです。
理由は自分にやりたいことができたとか、会社に不満があるとか、スカウトされたとか、色々あると思いますが、どちらにせよ、転職にはアピール材料となる経験や実績が必ず必要になります。
転職したいと思った時、実績があまりない状態では、転職しても給料が低くなったり、そもそも転職自体が難しくなる可能性もあります。
しかし、既卒やフリーターの場合、就職するまでは職歴自体がない方も多いはず。
職歴のない既卒やフリーターの場合、今までの空白期間を取り返すくらいの実績や経験が欲しいところです。
こういう話をすると、「今はまだそこまで考えなくてもいいんじゃないか?」と思うかもしれません。
ですが、今後のキャリアプランを考えると最初の会社選びの時点で考えておいたほうが絶対いいです。
なるべく、個人でのチャレンジを推薦している社風の会社や、様々なプロジェクトに関わって仕事ができそうな会社を選ぶと、後々アピールできる実績や経験が積みやすいです。
会社選びに失敗しないためには、長期をみすえた会社選びをすることが大切です。
7. ブラック企業かどうかを見極める
「就職したらブラック企業だった!」なんて話は、まさに会社選びに失敗した時の典型です。
例えば、不自然な「高時給」をうたっていて、「業績により給料アップ!」と書いてあるとします。
でも実際は基本給はめちゃくちゃ安くて、本当に結果をださないと全然収入にならない歩合給だったなんてことも。
あとは、従業員数が少ないのにも関わらず、採用人数が多いところも要注意です。
雇ってもすぐ辞めてしまうため、たくさん募集しているのかもしれません。
ブラック企業の見極め方については「ブラック企業の特徴!こんなうたい文句に注意!」で詳しくまとめています。
8. 既卒・フリーター向けの就職支援サイト経由で求人を探す
正直これが失敗しない会社選びが一番簡単にできる方法です。
なぜなら失敗しない会社選びのポイントを、全て就職コンサルタントが代わりにチェックした上で求人を紹介してくれるからです。
求人を探す時は転職サイトではなく、既卒・フリーター向けの就職支援サイトを利用するようにしてくださいね。
リクルートなどの転職サイトと、既卒・フリーター向けの就職支援サイトでは求人を選ぶ基準や、扱っているメインの求人の種類が全然違います。
既卒・フリーター向けの就職支援サイトなら、そもそも既卒・フリーターでも就職できる求人しか扱っていないので、紹介できる求人数が圧倒的に多いのです。
少ない求人から無理やり選ぶのではなく、自分にあった会社をちゃんと選ぶことができます。
しかも、希望する企業にその就職支援サイトを利用して就職した人がいれば、生の情報も手に入るのでかなり信ぴょう性があります。
さらに、首都圏ならハタラクティブのような、実際にスタッフが企業に足を運び、取材をした上で求人を紹介している就職支援サイトもあります。
20代であればこういった就職支援サイトを利用でき、ブラック企業に遭遇するリスクをはるかにおさえられるためオススメです。
就職活動はあなたが会社を選ぶ場です
今回は、既卒やフリーターの方がなるべく失敗する確率を下げるための会社選びのポイントを紹介しました。
「結局は働いてみないとわからない」 ということもありますが、就職したら多くの時間を会社ですごさなければなりません。
人生の3分の1が仕事というほど、仕事が人生においてもたらす時間の割合はとても大きいのです。
就職活動は会社があなたを選ぶのではなく、あなたが会社選びをすることが重要です。
会社選びを失敗しないためには、今回紹介したポイントをおさえつつ、結婚相手を見つけるようによく情報を集めて慎重に選びましょう。
とはいえ、たくさんある求人の中から、会社選びをするのは結構大変なことです。
わたしは自分で調べきることができないと思ったので、就職コンサルタントに相談しました。
「本当にこの会社で大丈夫なのか?」
会社選びで不安になった時は就職のプロに相談するのがいいですよ。
あなたに合う会社もきっと見つかるはずです。
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