あなたは会社四季報を知っていますか?
恥ずかしながらわたしは少し前まで知りませんでした。
就活をすすめていく上で、便利ということを知り見るようになりましたが・・・。
わたしのように知らない人もいると思いますので、今回は会社四季報を就職活動に役立てる方法をまとめてみました。
そもそも「会社四季報」とは?
会社四季報とは、会社概要や業績、従業員の人数や平均年収・年齢などがまとめられた情報誌です。
内容は上場企業が中心で、東洋経済新報社が発行しています。
会社のことはこれを見ろ! というぐらい、代表的なものとなっています。
コーポレートサイトに載っていない情報や、季節ごとの最新情報が載っています。
掲載企業からは費用ととっていないため、中立的な立場で書かれており、かなり信用度の高い情報といえます。
「会社四季報」の見るべきポイント
会社四季報は下記のポイントをおさえておけば、大体は大丈夫です。
1. 業績
過去の業績から未来の業績予想を確認できます。
業績が落ちていないかをチェックしてください。
一時的に落ちているだけなら問題ないかもしれませんが、落ち続けている会社は避けたほうがいいかもしれません。
採用に積極的でなかったり、就職してもリストラの候補にされる可能性があります。
最悪の場合倒産することもあるかもしれません。
2. 設立と平均年齢
設立が新しく、平均年齢が若い会社はベンチャーとして就職先候補に加えてもいいでしょう。
ただし、設立から年数がたっているのに、平均年齢が若い会社は注意が必要です。
なんらかの問題で社員が育っていない、すぐ辞めてしまっているということです。
3. 株主持分比率
自己資本をどのくらい持っているかの比率です。
簡単にいうと、株主持分比率が高い=会社の借金少ないといえます。
せっかく業績がよくても、借金が多ければその分利益は減ってしまいます。
借金が多いと、業績が落ちてきた途端、会社の利益を保つのが厳しくなります。
そうするとリストラの可能性もあります。
業界ごとにこの比率は変わってくるため、基準というものはありません。
同業他社と比較し、特別低くないかをチェックしましょう。
4. 従業員の年収
従業員の平均年収も大事なポイントです。
実際に収入がどれだけ入るかの見通しもきちんともっておくべきです。
年収は業界ごとに大きく差があります。
自分が希望する業界の平均年収をチェックし、「会社四季報」に載っている年収が低すぎないかを確認しましょう。
平均年収が高い会社は業績が伸びている指標にもなります。
あわせて平均年齢もチェックしてください。
特に平均年齢が高いのに、年収が低い場合は勤め続けても昇給しにくい可能性があります。
「会社四季報」のまとめ
「会社四季報」には有名な上場企業が数多く載っています。
上場企業への就職を考えてしまいがちですが、フリーターや既卒が上場企業に就職するのは比較的難しいとされています。
大企業や有名企業に固執せず、中小企業も重点的にチェックしましょう。
また「会社四季報」の他に、就活に特化した情報がのっている「就職四季報」という情報刊行誌もあります。
就職活動の情報収集を効率化するgoogleアラート・就職サイトの活用方法
「就職四季報」には会社が求める人材、離職率、平均年収、採用実績、有休取得状況、賃金など5000社の最新情報が載っています。
2,000円くらいで買えるので、あわせてチェックしてもいいかもしれません。
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