フリーターや既卒から就職するための就職活動の流れは、基本的に新卒が正社員就職を目指す流れと同じです。
しかし、新卒ならインターンシップや自己分析にも時間をかけるのに対して、フリーターや既卒はそれよりも面接対策に重点をおきます。
また、中途採用になると内々定といった制度もほとんどなかったりと、多少の違いがあります。
ですが、基本的な就職活動の流れはほとんど同じなので、手順にそって就職を目指していくのが、就職するための王道のやり方といえるでしょう。
フリーターや既卒が就職活動をする時の基本の流れ
フリーターや既卒は、基本的に下記のような流れで就職活動をおこないます。
しかし、就職支援サイトを利用する場合は下記の流れとは若干違った就職活動をおこないます。
今回紹介するのは、あくまで自力で就職活動をする時の王道の流れだと思っておいてください。
1. 自己分析
新卒の就職活動でも欠かせない自己分析ですが、フリーターや既卒の就職就活動でも欠かせないものです。
自己分析をすると、自分がどんな仕事をしたいのか?どんな仕事に向いているのか?だけでなく、長所や短所など自己PRを考える時にも役立ちます。
そのため、フリーターや既卒の就職活動で第一にやる基本と言えます。
自己分析のやり方は下記の記事でまとめていますので、参考にしてやってみてください。
意外な仕事への適正が発見できるかもしれませんし、自己PRに使えそうエピソードを思い出せるかもしれません。
2. 就職活動の準備
自己分析が終わったら、自分のやりたい仕事や適正が少しくらいは見えてくるはずです。
就職したい仕事や業界、業種などがしぼれたら、次の流れとして就職活動の準備にすすみましょう。
就職活動で準備すべきものは、志望する仕事によって当然違います。
例えば、デザイナーを志望するなら作品集、ITエンジニアを志望するなら自作したプログラムというようにクリエイティブ系の仕事はちょっと準備が大変です。
営業職や企画職を志望するなら本を読むなどして最低限の知識はつけておきたいところですね。
販売などのサービス業であれば、コミュニケーション力を磨くためにアルバイトをしてもいいでしょう。
事務職ならWordやExcelなどの基本的なオフィスソフトの使い方くらいはマスターしておきたいところです。
もし、介護職など志望する仕事に資格が必要な場合は、計画をたてて資格の勉強をすすめていく必要もあるでしょう。
どちらにせよ、最低限は業界に対する知識があった方が、フリーターや既卒でも就職活動において有利です。
また、就職したらアルバイトは辞める必要がありますので、辞める場合は最短で何週間後に辞められるのか?を確認しておいたほうが良いでしょう。
その時就職活動をしていることを伝えると、融通がききやすくなると思います。
わたしのように集中して就職活動をするなら、先にアルバイトを辞めるというのもありです。
就職活動用のスーツやカバン、靴を持っていないという人はそれらの道具もそろえておきましょう。
3. 応募する企業の選定
就職活動の準備が終わったら、次の流れは応募企業の選定です。
早く就職を決めたい人は、これを就職活動の準備と平行しておこなっても良いでしょう。
フリーター・既卒から就職できる求人は、ハロワーク、求人サイト、就職支援サイトなどで探すのが王道です。
求人誌などもありますが、最近はもっぱらWEBで就職の応募をおこなう方が多いですね。
フリーターや既卒の場合、会社選びに失敗してもすぐに転職や再就職というのは厳しくなってしまうため、慎重な会社選びが大切です。
失敗しない会社選びのポイントについては下記の記事にまとめていますので、参考にしてみてください。
4. 選定した企業に応募する
応募企業が決まったら、次の流れ、いよいよ企業に応募します。
応募にあたって履歴書や職務経歴書などの書類の準備も必要ですね。
書類選考を通過するためには、応募企業にあった履歴書や職務経歴書を作成しましょう。
間違ってもコピペ文にはならないように注意しましょう。
フリーターや既卒でも有利になる履歴書や職務経歴書の書き方は、下記の記事にてまとめています。
応募書類の応募方法は郵送が基本です。
しかし、最近ではWEBから規定のフォーマットに入力して応募させる企業も増えているようです。
志望する企業にあった方法で応募書類を準備しましょう。
ここで書類選考に合格すれば、次の面接に進めます。
5. 面接
面接は、会社に直接訪問しおこなうのが基本です。
面接官に質問をいくつかされ、面接者がこたえます。
アルバイトの時にも面接はおこなわれると思いますが、就職面接では質問も全然違いますし、雰囲気もまったく違ったものです。
そのため、面接はフリーター・既卒の就職活動のかなめとなり、面接を通過するためには面接対策が欠かせません。
面接対策は志望動機や自己PRなど、よくされる質問の回答を準備しておくことはもちろんですが、必要以上に緊張しないように模擬面接を繰り返しおこなうことも必要です。
大手や人気企業にもなると、グループ面接といった複数人同時に面接を受けるスタイルでおこなわれる場合もあります。
複数回の面接をおこない絞り込んでいく企業もありますので、どんなスタイルで面接がおこなわれるか事前に調査もしておきたいところです。
6. 内定
面接にも無事に合格すれば、企業から内定の連絡が入ります。
アルバイトをまだ続けている方は、アルバイトの退職準備を整えましょう。
入社までに勉強しておいた方が良いことなど準備すべきことがあれば、それも忘れずにおこないましょう。
フリーターや既卒なら就職支援サイトを使った就職活動が王道
フリーターや既卒ではじめて就職活動をおこなう人は、どういう風に動くべきなのか?迷うこともあると思います。
自力で就職活動をする場合は、上記の流れが基本となりますので覚えておきましょう。
とはいえ、フリーターや既卒から就職活動をおこなうと、まず上手くいきません。
というのも、フリーターや既卒は採用側からするとイメージが悪く、どうしても新卒や経験のある中途に比べると就職活動で不利になってしまうのです。
フリーターや既卒でも難なく就職を決めるために、オススメなのは就職支援サイトを利用する方法です。
就職支援サイトを利用する場合は上記の流れとは少々異なり、自分で応募企業を探すのではなく、就職支援サイトの担当者に希望を伝え、代わりにあなたに合うものをいくつか探してくれます。
自分で探す手間がはぶける上に、就職のプロの目線でブラック企業などははぶいてくれるので、会社選びに失敗しにくくなりますよ。
就職支援サイトの担当者は、履歴書や職務経歴書などの応募書類に対するアドバイスや面接対策もサポートしてくれるため、就職活動全体を通してかなり頼りになります。
特に20代のフリーター・既卒に特化した就職支援をおこなうハタラクティブは、利用者数4万人以上でフリーター・既卒の就職活動の王道にもなりそうな就職支援サイトです。
就職支援はイチから受けられるため、登録するタイミングは早ければ早いほど就職できるのも早まると思います。
フリーターや既卒は年をとるにつれ就職しにくくなるので、就職支援サイトを使うにせよ、自力で就職活動をおこなうにせよ、早く動き出す方が良いのは変わりありません。
就職活動の基本やポイントは他にも当サイトで紹介していますので、参考にしてもらえれば幸いです。