フリーターから就職する場合、学歴や職歴でのアピールが難しい分、今の自分をうまくアピールできるかどうかはかなり重要です。
例えば、アルバイト経験を希望職種と関連付けて伝えたり、説得力のあるエピソードを添えることにより、フリーターでも立派なアピールポイントにすることができます。
今回は、フリーターが就職するために、何にフォーカスしてアピールすると良いか?や、アピール例文などをまとめていきます。
フリーターの就職を決めるアピールポイントとは?
新卒の就職活動でもないかぎり、学歴のアピールはあまり意味がありません。
フリーターや既卒の場合、職歴もないと思いますので、あなたの人柄やポテンシャル面でアピールするのが効果的です。
具体的には、下記の4つをアピールできるエピソードや経験を準備すると良いでしょう。
やる気(熱意)
やる気(熱意)は、志望企業について詳しく知っていて、就職後のやりたいことを明確に伝えることででアピールできます。
履歴書や職務経歴書の志望動機欄には、具体的な事業内容・企業理念などをもちいて、就職後どうしていきたいのかを簡潔に書きましょう。
面接では、志望動機や就職後やりやいことをもう少し詳しく話します。
そして、「貴社へ興味津々」というのがさり気なく伝わるように、志望企業のビジョンや業務内容について一歩踏み込んで質問していくのも、やる気(熱意)のアピールになります。
自主性
自主性は、すすんで勉強しているという姿勢でアピールすることができます。
例えば、履歴書や職務経歴書には自己PRとして「1日でも早く貴社に貢献できるように◯◯について勉強しています」などと記載すると良いでしょう。
資格取得に向けて勉強中のものがあれば、忘れずに履歴書の資格欄には「取得予定」と書いてください。
この時、勉強することはなるべく志望企業に関連するものにします。
また、面接では「入社までに何を優先して勉強するべきでしょうか?」など、勉強しておいた方が良いことを聞くことでも自主性はアピールできます。
責任感
責任感は、これまでのアルバイト経験や学生時代のエピソードなどからアピールすることができます。
アルバイト先で責任のある仕事(シフトリーダー、教育係、発注担当など)を任された経験のあるフリーターは、履歴書の職歴欄に明記しておくと良いです。
また、ミスやクレームの対応などから素早く解決できたエピソード(なるべくマイナスからプラスになったようなエピソードが良い)があれば、責任感にプラスして問題対応力もアピールできます。
積極性(コミュニケーションスキル)
積極性も、これまでのアルバイト経験や学生時代の経験からアピールできると思います。
例えば、困難な壁にぶつかったエピソードをもちいて「必ず解決策はあると前向きにとらえ、◯◯をして××の方法を導きだし、結果的に◯◯という結果を残すことができました」など、積極的に考え行動ができるとアピールしましょう。
また、コミュニケーションスキルをあげるために定期的にボランティアやビジネスセミナーに参加しているなどがあれば、それも立派なアピールになります。
アルバイト経験からのアピール例文
わたしは就職活動がうまくいかずフリーターになったタイプだったこともあり、アピールすることが見つからず自己PRにはとても悩みました・・・。
そんな時には逆転の発想です!
マイナス要素からプラスへのアピール方法を考え出し、これで自分をアピールすることができました。
フリーターから就職するために使えるテクニックですよ。
というわけで、フリーターが就職するために使える、アルバイト経験別のアピール例文を紹介します。
自分の長所がわかっている人は実際の経験を交え、思いっきりアピールしてくださいね。
1. アルバイト経験しかない
→ 長く務めていたバイト先での新人トレーニング経験を例に出して、責任感をアピール
- 例:「アルバイトをしていたスーパーで新人アルバイトのトレーニングを任せられていました。新人のミスは自分事として捉え、どうしたら改善できるかを二人三脚で考え、改善し、顧客満足に繋げていきました。」
2. アルバイトが合わず短期で仕事を変えていた
→ 複数アルバイトを経験したことによりコミュニケーションスキルを磨けたこと、適応能力の速さをアピール
- 例:「様々な職場を経験していくなかで、同年代から主婦の方、外国人留学生の方まで幅広い年代のたくさんの方と関わりました。チームワークで働く仕事でしたので、この人とはどのように接すれば円滑に仕事が進むかを常に考え、行動していました。また、なるべく早く仕事に適応し戦力になれるよう先輩のスキルを見て、自分の仕事にすぐ反映していました。」
3. 希望職種の経験がない
→アルバイト以外の活動で関連性のある経験を例にだし自主性、やる気をアピール
- 例:「食べることが好きで休日はよく評価の高いお店に食べに行っています。美味しいものを食べられることはもちろんですが、何が評価を高くしているのか、どんなサービスがうけているのかを知る勉強にもなるので欠かせない習慣となっています。」
最後にチェックを忘れずに
フリーターはイメージの悪さから、書類選考で落とされてしまうことが多いです。
フリーターが就職するためには、応募書類の見直しも徹底的におこないましょう。
履歴書、職務経歴書はもちろん、添え状も含めて最後に全体を見直すことを忘れないでください。
就職支援を利用している人は、自分でチェックするだけじゃなく就職コンサルタントにもチェックしてもらいましょう。
面接も自分で対策するだけでなく、実際に模擬面接をしてもらうのがオススメです。
就職のプロにアドバイスをもらいながら繰り返し練習すれば、必ず自分の魅力を最大限アピールできるようになります。
きっとあなたならではのアピールポイントも見つかるはずです。
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