今回はわたしがフリーターから就職しようと思ったきっかけについて書いていきたいと思います。
フリーターの方が楽だと思っていた
実は、わたしも始めはあなたのようにフリーターの方が楽だと思っていました。
正社員として働いている友達と飲みに行くといつも愚痴ばかり。
「上司に怒られてばっかりで散々だよ。新卒にやらせるにしては責任が重すぎる。」
「平日休みなんか取れないし、下手したら土日も出勤。毎日終電。」
「会社は辞めたくても辞めれないんだよ・・・。」
そんなに正社員が辛いなら就職しないで一生フリーターでいいかな・・・。
将来のことに不安がない訳じゃないけど、就活も面倒だし今はまだいいや。
就活がうまくいかずにフリーター生活になってから長い間、ずっとそう思い続けていました。
そしてある日、バイト先の先輩がフリーターをやめて正社員になった後、飲みに行く機会がありました。
その時に聞いた就職してからの生活の違いは生々しく、あぁ〜正社員っていいなぁ〜とシミジミと思ったのです。
今思えばその時がわたしの転機だった気がします。
わたしはようやくそこで、正社員への就職から逃げる生活をやめたんです。
就職してわかった社会からの扱われ方の違い
わたしが一番変わったのはこれでした。
親の目、親戚の目、友達の目、結婚、全てが変わりました。
今までなら親からは合う度、電話の度に嫌味を言われ、年に1回実家に帰るのも嫌でした。
親戚のお葬式で帰った時は親戚からも憐れむような蔑むような目で見られ、中途半端に慰められて本当になんとも言えない気持ちになって最悪でした。
正社員になったと報告してからは、親の声のテンションからして違います。
実家に帰った時はケーキまで用意してあって、本当に同じ親かと思いました。
正社員の友達には今まで引け目を感じていましたが、対等に話せるようになり話も合うようになってきました。
そしてわたしにとっては待望の結婚も出来たのです。
フリーターでいたころは、彼女の親が猛反対し結婚なんてできそうになかったのですが、就職したとたん歓迎ムードになりました。
正社員になったことで、自信がついたことも良い効果を発揮しているのかなと思います。
将来への不安が少なくなった
今でもまだ将来への不安はありますが、フリーター時代に比べれば安定して給与が入るようになり収入が上がったので将来への不安は少なくなりました。
今は毎月5万円程度貯金できています。
あのままフリーターを続けていたら、年をとったとき体力の衰えと共に収入が減っていくことは何となく予想できていました。
経済面での心理的なストレスはかなり軽減されました。
フリーターの方が楽。本当にそうでしょうか?
就職することでフリーターの社会的不利さ、経済的危険さがよりわかりました。
確かに20代の今はフリーターの方が楽だと思うでしょう。
でも50、60歳になった時も何の保証もない状況でフリーターを続けるのでしょうか?
就職から逃げるだけの生活では、後々の人生で後悔してしまうのです。
フリーターの方が楽なのは今だけです。
病気になったり怪我をしたら?
もし病気になれば、たちまち生活が立ち行かなくなるのは目に見えていました。
もちろん、わたしがあのままフリーターを続けていれば、高齢になる頃には年金は支給されなかったでしょう。
30歳まではいいかもしれませんが、40歳でも職歴がなければ就職はかなり絶望的です。
「フリーターの方が楽」と思い込んでいたわたしに現実を教えてくれた先輩には本当に感謝しています。
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