フリーターはなかなか収入が安定しないですよね。
わたしはバイトの掛け持ちはしてなかったので「シフトにあまり入れず、今月の収入がピンチ!」ということはよくありました。
実際、金銭的な問題でダブルワークしているフリ―ターは多いです。
でも、バイトの掛け持ちは収入が安定しやすく、飽きずに働けたり、友人が増えたりというメリットがある反面、デメリットも多くあります。
実は正社員ならフリ―ターの労働時間の約半分で、同じだけ、もしくはそれ以上お金を稼ぐことができます。
お金がないからって安易にバイトを掛け持つと損かもしれません。
週休2日で24万円以上!就職すれば労働時間は約半分
ダブルワークでなくても、基本的にアルバイトであるフリーターは時給が安いです。
ダブルワークである程度の給料を稼ぎたいと思えば、ひと月に結構な時間働くことになると思います。
例えば24万円、フリーターでダブルワークをして稼いでいたとします。
時給1,000円のアルバイトであれば、24万円稼ぐのに24万円÷1,000円で、単純に240時間/月は働かなければいけません。
1日に8時間×30日働くか、休みがほしければ1日に10時間以上働く必要があります。
しかし、正社員なら1日の労働時間8時間×20日=160時間で24万円稼ぐことができるところも珍しくありません。
正社員のほうがフリーターより給料が高い、だけじゃない
「正社員より給料が低くても、フリ―ターの方が気楽。同じだけ稼げるように働きまくればいいし」
「正社員と同じくらい高い時給のところで働けばいいんじゃないの?」
そう思っているなら、ちょっと待ってください。
確かに収入だけなら、フリーターでも働きまくったり、高い時給のバイトを探せば、正社員と同じ給料を稼ぐのは可能かもしれません。
しかし、それは10年も20年もずっと続けられることでしょうか?
給料が高いこと以外にも就職したほうが絶対良い理由があるんです。
収入が安定する
バイトを掛け持ちすると朝から夜遅くまで働き詰めになります。
例えば、昼間はアパレル、夜は居酒屋で掛け持ちする場合。
昼間の仕事が終わったら次の仕事へとなるわけですが、移動時間や、次の仕事の準備をする時間を確保し、ある程度の収入も得れるよう働く時間を確保しようと思うと、間違いなく寝る時間やプライベートな時間をけずるしかなくなります。
フリーターでダブルワークしている人の多くは6時間睡眠、なかには4時間程度しか寝ていないという人もいます。
こんな状態で仕事を続ければ、体を壊すのも時間の問題でしょう。
病気になったとしても、フリ―ターではその分収入が減るだけ。
なんの保証もありません。
では、1500円以上の高時給バイトを掛け持つ場合はどうでしょうか?
高時給バイトは、コールセンター業務、道路整備などの警備スタッフ、パチコン店スタッフ、キャバクラやスナックといった水商売系バイトなど、ストレスが多くかかるものや、プラスして夜中働くものがほとんどです。
こういった仕事は若い頃ならいけるかもしれませんが、ずっと続けていけるかというと、どうでしょうか。
体力がいるし、不規則な生活で熟睡できず、ストレスもハンパない・・・
少なくとも40代ではかなりキツイと思います。
実際、わたしの知人でバイトの掛け持ちで体を壊し、入院したフリ―ター女性がいます。
体が辛くてダブルワークをやめようと思っても、収入が落ちると困るのでやめられなかったそうです。
彼女は結局、体を壊すまで無理し続ける、ということになってしまいました。
彼女の例は珍しくもなく、ダブルワークで体を壊すという人はかなり多いようです。
これが正社員なら・・・
有給休暇や療養手当といった制度が整っているので、病気なったとしても給料が支払われます。(そもそも正社員でここまで働かされるのはブラック企業だけです)
無理をすることなく、毎月決まった収入以上を、安定して稼げます。
就職すれば社会保険や、厚生年金などの福利厚生にちゃんと入れる
バイトを掛け持ちする場合、1つのアルバイトにあてる時間は短くなるので、社会保険や厚生年金などの福利厚生に入れない場合があります。
また、アルバイト先によっては加入できる条件をクリアしていても、社会保険料を負担したくないために、意図的に加入させない企業もあります。
福利厚生の面でフリーターは不利になることが多いのです。
就職することで得られるその他のメリット
就職して正社員になると他にも下記のようなメリットがあります。
- ボーナスがある
- 交通費が支給される
- 確定申告は会社がやってくれる
バイトの掛け持ちは辛い!ダブルワークのデメリット
ダブルワークでフリーターを続けている人の意見を聞くと、「バイトの掛け持ちは辛い」という声をよく聞きます。
シフトの調整が難しい
1つ目のバイトの後、次のバイトまでの時間が無駄に空いてしまったり、丸一日の休みはなかなかとれなかったり。
バイトを掛け持ちするとシフト調整が難しいです。
まとまった休みはとりずらいので、友達と遊ぶ時間や旅行の時間などはなかなかとれないでしょう。
シフトが入っていたのを忘れていて「うっかりバイトに行き忘れた」なんてことや、「前のバイトが伸びてしまって遅刻した」なんてこともフリーターにはよくある話です。
体力的にキツイ
バイトの掛け持ちをすれば労働時間が長くなります。
シフトの調整も難しいので、ゆっくり休む時間は少なくなります。
最悪、体調をくずすこともあるでしょう。
不調が長引けば、掛け持ちしているバイト先全てに休み連絡を入れなければならず、精神的な負担にもなります。
給料がいいからと深夜勤務を選ぶフリーターもいますが、睡眠不足でさらに体力をけずられます。
長時間働いても、社会保険に加入できない場合がある
雇用保険などの社会保険は「1週間の所定労働時間が20時間以上で、31日以上の雇用の見込みがあること」など、条件が決まっています。
バイトを掛け持ちしてる時は、結果的に長時間労働になっていても、ひとつひとつのバイト時間は短いということも。
そうすると社会保険の加入条件はクリアできず、加入することができません。
フリーターであれば、社会保険には加入しておきたいですよね。
バイト先により禁止しているところもある
バイト先によってはそもそも掛け持ちを禁止にしているところもあります。
フリーターには隠れて掛け持ちしている人もいますが、バレたら面倒ですね。
確定申告をするのが面倒
確定申告は基本的にバイト先がやってくれますが、掛け持ちしていると、フリーターでも自分で確定申告をしなければいけない場合があります。
おおよそ、年間で150万円超えるフリーターは確定申告が必要です。
フリーターがバイトを掛け持ちするくらいなら就職した方が良い
フリーターのダブルワークと正社員をくらべると、同じ給料で働かなければいけない時間や待遇がまったく違います。
それにアルバイトでどれだけ頑張っても、時給に反映されることはほとんどありません。
バイトの掛け持ちはメリットよりはデメリットのほうが多いです。
収入の安定を考えるなら、正社員で就職した方がよっぽど良いと思いますよ。
就職すれば、勤務時間が短い+給料が高くなる可能性が高いし、ボーナスもあります。
何より社会保険や確定申告など、面倒な手続きは全て会社がやってくれます。
しっかり休みもとれます。
一度就職し正社員で働いてみれば、アルバイトがあまりにも割にあわず、フリーターでダブルワークをすることは馬鹿らしいと感じるはずです。
今は無料で就職をサポートしてくれるサービスもあるので、20代なら就職することはぶっちゃけ簡単です。
わたしはハタラクティブを利用しましたが、とても丁寧に就職をサポートしてくれて、元ニート&職歴なしからでも自分に合う会社に就職できました。
バイトを掛け持ちするか悩んでいるなら、気軽に相談してみてください。
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