「ブラックバイト」という言葉をご存知でしょうか?
つい最近、某しゃぶしゃぶチェーン店のブラックバイト問題で話題になっていたので、知っているフリーターもいるかもしれませんね。
ブラックバイトはブラック企業のアルバイトバージョンのこと。
実はこのブラックバイトに悩まされるフリーターは増えています。
フリーターを追い詰めるブラックバイトの現実
ブラックバイトを続けていれば、身も心もボロボロになります。
そんなフリーターを追い詰める、ブラックバイトの現実をまとめてみました。
あなたのバイト先は大丈夫ですか?
時給がおかしい
ブラックバイトでは、求人情報に給料が載っていないということがあります。
面接時「働いてから給料を決める」と言われた場合は要注意です。
いざ、給料日になって給料明細を見たら、最低賃金だったなんてこともあります。
また、「研修中を理由に時給が200円だった」なんてことも。
ブラックバイトはフリーターをナメているので、文句を言っても逆ギレされ、取り合ってもらえません。
パワハラやモラハラが日常茶飯事
ブラックバイトでは暴行、暴言は当たり前です。
小さなミスでも怒鳴られ、恐怖でフリーターをしたがわせようとします。
フリーターが休み希望の日にシフト勝手に入れられていたとしても、怖くて断れなくなってしまうのです。
寝る時間がないと断ろうとしても、平気で「寝なければいいじゃん」と言ってくるのが、ブラックバイトなのです。
セクハラがある
フリーター女性がブラックバイトで働くと、パワハラやモラハラに加え、セクハラされることも珍しくありません。
長時間働かされる上に給料が支払われない
ブラックバイトでは、サービス残業もざらにあります。
さらに、給料が2ヶ月後に支払われたり、最悪未払いとなることもあります。
フリーターにとってこれは死活問題ですよね。
社会保険に加入できない
フリーターがブラックバイトで長時間働かされていたとしても、雇用保険や社会保険などには加入できないことが多いです。
社会保険に加入させると会社の負担する費用が増えるので、ブラックバイトは加入させたがらないのです。
ブラックバイトでは労災も下りず、何かあった時の保証はありません。
ペナルティや損害賠償を脅しとってくる
ブラックバイトでは、小さなミスでも大きなミスとして、法外なペナルティや損害賠償を払うように脅してきます。
中には4000万円の損害賠償を請求してくるブラックバイトもあるようです。
ノルマをクリアできなければ自分で買取り
ブラックバイトでは「ノルマ達成のために、結局自分で商品を買い取るはめになった」ということも、ザラにあります。
ブラックバイトは辞めれない
ブラックバイトはバイトを辞めると言っても、なかなか辞めさせてくれません。
常にバイトの人員不足だからです。
上手く誤魔化されるか、怒鳴られて、平然と次のシフトを入れられます。
これは知人の話ですが、ブラックバイトを続けて体調を崩し、入院したのに「いつバイトに戻ってくるのか」と店長がけしかけてきたそうです。
ヤバイことが起こる前にブラックバイトを辞めて就職しよう
ブラックバイトで長く働き続けても良いことはありません。
それどころか、最悪、事件にまで発展してしまうこともあるのです。
実際、ブラックバイトの店長から首を締められたという事件もおきています。
「給料が高いから、ブラックバイトでも辞められない」というフリーターもいるかもしれません。
でも、正社員以上の時間を働かされたり、暴力があったりするのに、社会保険などの保証は何もない、ブラックバイトを続ける意味はどこにあるでしょうか?
ブラックバイトを続けるくらいなら、正社員で就職した方が絶対良いです。
自分の身にヤバイことが起きる前に、ブラックバイトを卒業しましょう。