外資系の会社ってなんかカッコイイイメージがありますよね。
給料が高く、様々な国の人と仕事ができる。
海外でも働けるチャンスがあり、平等に評価される。
そんなイメージがあり、外資系企業で働くことに憧れるフリーターもいると思います。
わたしも「外資系企業で働けたらいいな」と思いますが、実際のところフリーターから外資系企業に就職することはできるんでしょうか?
外資系企業の就職競争率
まずはじめに確認したいのは「ライバルがどのくらいいるのか」ですね。
ライバルが多ければ、不利な立場であるフリーターからの就職は難しいといえます。
逆に少なければ、フリーターでも外資系企業に就職するチャンスがあるといえるでしょう。
外資系企業の求人倍率は100~1,000倍 !?
残念ながら、外資系企業の求人倍率に関する正確なデータは見つけることができませんでした。
外資系企業といっても様々な業界があるため、一概に数字を出すのは難しいようです。
しかし、有力な情報筋によると、新卒採用における外資系企業の求人倍率は100~1,000倍といわれているようです。
特に金融やコンサル業界、商社などはエリートコースで、かなり倍率が高い傾向にあります。
あまり人気がない飲食業界などは低めと考えられます。
リクルートワークス研究所が発表した、2015年度の新卒の求人倍率は1.61倍だというので、外資系企業の倍率が総じて高いという事実は確実のようです。
さらに新卒採用の話でいえば、応募するのは学力が大体上位5%程度にいる人たちだとか。
平均的な学力レベルなら、書類選考や一次試験を突破することすら難しい、と。
そう考えると、実質的な倍率は100倍どころではないですね。
この時点でフリーターに勝ち目がある気がしなくなってきました・・・。
外資系企業はメリットが多くキャリア志望に人気
そもそもなぜこんなに外資系企業が人気があるのかというと、やはり相応のメリットがあるからといえます。
- 年齢・性別に関係なく努力次第で昇給・昇格できる
- 年収が高い
- 海外で働ける可能性がある
- 実績や経験を積みやすく転職に有利
- 世界中のレベルの高い人たちと一緒に働ける
- 英語のスキルをあげることができる
- 個性や自主性を大事にしている
- 自由が多い
- 社内の風通しが良い
- オン・オフがはっきりしていて休みが取りやすい
高収入、平等な機会をもらえるというのはイメージどおりで、キャリアを目指す中途組にも人気があるんですね。
ただし、とてつもなく忙しい、実力が認められなければ遠慮なくクビを切られるなどのデメリットもあります。
しかし、メリットのほうが大きいと考える人が多く、結果的に競争率は高くなります。
外資系企業に必要とされる人材
外資系企業の採用担当者はどんな人材を採用したいと思っているのでしょうか?
スキル面と人柄面で、外資系企業に求められる要素を調査してみました。
スキル面
- 英語力がある人(目安:TOEIC900以上、TOEFL115以上)
- 数字に強い人(特に会計や財務、経理などファイナンス系知識のある人)
人柄面
- リーダーシップがある人
- 進んで行動し問題解決ができる人
- スピード感をもって仕事ができる人
- チャレンジ精神がある人
- 自分でタイムマネジメントができる人
- コミュニケーション能力が高い人
面接も英語でおこなわれることが珍しくない外資系企業では、少なくとも英語はしゃべれて当たり前と思っていたほうが良さそうです。
社内の公用語が英語の外資系企業も多いですからね。
フリーターが外資系企業に就職するには一般企業からの転職すべし
外資系企業の競争率や、求められる人材像を考えると、残念ながらフリーターから直で外資系企業に就職することはかなり絶望的でしょう。
そもそもまともに職歴のないフリーターでは、たとえ求められるスキルや人柄にマッチしていたとしても、その実力を証明するのが難しいです。
しかし、フリーターの人であっても、一度一般企業に就職し、経験をつんで実績を積み重ねていけば、将来的に外資系企業に転職することは不可能ではありません。
フリーターの人で外資系企業に就職したいという人は、まず外資系企業への転職に有利な経験のつめる一般企業に就職し、力をつけるのがベストでしょう。
どんな企業で働けば外資系企業へ転職する時有利になるのかは、就職コンサルタントに相談すれば教えてくれます。
就職支援サイトをフルに活用して、将来の外資系企業就職への道を勝ち取ってください。