「フリーターの自分が惨めに思えて仕方がない」
わたしがフリーターの時、そう思うことがありました。
でも、惨めな自分をなぐさめたところで何も変わりませんでした。
結局、その惨めさをバネにして自分が変わるしか、惨めなフリーターから脱出する方法はないんです。
フリーターの自分が惨めに思う時
わたしは就職するまで、同窓会には一度も顔をだしていません。
フリーター時代は、就職した学生時代の友達と会うことすら辛くなっていました。
同窓会へ行ったって、惨めな思いをすることは目に見えていたからです。
バイト中も惨めだと感じることがありました。
わたしは、あるビルの警備のバイトをしていたのですが、数時間同じ場所に立ち続け、そこで働く人達が通る度に必ずあいさつをしなければいけませんでした。
しかし、いくら挨拶をしても返事が返ってくればいいほうで、ほとんどが「そこに何もない」かのようにスルーされます。
誰でもできるバイトで時給はソコソコ、休憩もしっかりとれるので仕事自体はかなりラクでした。
でも、このロボットのように立ち続け、挨拶をしなければいけない時間は本当に嫌で、「わたしはいなくても良い人間なんじゃないか」と惨めに感じていました。
いざ就職活動をはじめても書類選考、就職面接で落ちまくり、自力ではまったく上手くいかず、惨めで惨めで仕方ありませんでした。
自分が惨めだと思うフリーターは多い
わたし以外にも、同窓会などで惨めな思いをするフリーターは多いようです。
軽く言った言葉からフリーターだからといってバカにされたり、ヒドイ人だと死んだというウワサを流されていたり。
就職した友達とまったく話が合わず、終いには「お前これからどうするんだ」「そのままでフリーターでいいのか?」とさとされたり。
2chやまとめ記事でも、よくまとめられていますよね。
言われなくてもわかってるよって感じではありますが、やはり世間の目は冷たいもんです。
自分自身が目的のないフリーターは惨めだと思っていた
でも、同じフリーターでも自分自身をまったく惨めと思っていないフリーターだっています。
例えば、ミュージシャンになる夢を追ってフリーターになった人や、俳優を目指して稽古をしながらフリーターを続けている人は、きっと自分のことを惨めとは感じていないでしょう。
夢を追うフリーターの人たちも世間の冷たい目にさらされる時はあると思いますが、それでもそれを気にしたり、引きずったりは多分してないはずです。
わたしが、フリーターの自分自身を惨めと感じていたのは、世間にバカにされたからだけではなく、きっと何の目的もなく、特別な取り柄もなく、なんとなくフリーターをしている人を、自分自身が「惨めな人」と思っていたからなんだと思います。
まさにわたしは、特別目的もやりたいこともない、自信もない、自分が惨めだと思うフリーターそのものでしたから。
フリーターの自分が惨めだと思うなら就職するべき
自分が惨めだと思う時、わたしは就職した自分を思い浮かべてみました。
そこには惨めな自分はおらず、仕事を頑張っていて、生活するには十分な給料をもらえています。
結婚もして、子供の話をしています。
十分に幸せなのかはわかりませんが、少なくとも「惨め」だとは思えませんでした。
そこから約1ヶ月半後、わたしは就職支援サイト経由で親切な就職コンサルタントに出会い、就職することができました。
就職してからは、想像どおり自分のことを惨めだとはまったく思わなくなりました。
今思えば、フリーターの自分を惨めだと思っていたことが、「絶対就職してやる」という決意を強くしてくれたんだと思います。
あなたもフリーターの自分が惨めだと思うなら、今がチャンスです。
その気持ちをバネに、就職活動をはじめてみてください。
将来がまったく違ったものになると思いますよ。