フリーターで借金をして、返済がうまく行かず困っている・・・
もちろんフリーターであっても、仕事をして収入を得ていれば、いくらかお金を貸してくれます。
しかもお金を借りるというのは、返済を前提にしています。
返済が難しい時は、どのような方法を採ればいいのでしょうか。
そのような時は、日常生活を見渡してみましょう。
家賃や食生活など、意外と倹約できる部分は多いものです。
また副収入を得ることで収入が増え、借金をスムーズに返済できるようになります。
ちょっと工夫するだけで、意外と無理せずに返済をできますので、まず自分の生活と収入をチェックするようにしましょう。
それでも返済が難しいという時は、それ以上無理をせずに、債務整理を行うようにしましょう。
今回はフリーターが借金を返済するためにおさえるべき5つのポイントと、最終手段の債務整理についてまとめていきます。
1. まずは借金額を正確に把握しよう
フリーターから借金を返済するためには、まず自分が今いくら借入れているか、返済額は月々いくらかをきちんと把握しておくことが大切です。
毎月の返済額がいくらであるかを知っておくことで、家計を立てやすくなるからです。
同じ1万円台であっても、12000円と18000円とでは、6000円の違いがあります。
生活費にプラスして返済額をきちんと確保しておくことが、上手に借金を返済するコツです。
つい家計を立てるのが面倒くさくなり、大雑把な額を返済したくなるかもしれませんが、もし金額が足りない場合は返済できなくなってしまいます。
ここはシビアに数字を把握しておくようにしましょう。
2. 家賃をおさえ、生活費は倹約する
家賃は収入3分の1以下といわずなるべく安く!
家賃は毎月かかるもっとも大きな固定費です。
現在実家暮らしという方は家賃がかからないので問題ないと思います。
しかし、一人暮らしをしているフリーターの方は可能であれば家賃もおさえたいところです。
家賃が月1万安くなるだけで、自動で年間12万円分がうきますからね。
とはいっても引っ越すために引っ越し代が何万もかかる・・・というのでは本末転倒です。
最近はゼロゼロ物件などもありますから、ちょうど今の家の更新タイミングで、引っ越し業者も使わず、安く引っ越せるアテがあるなら別ですが・・・。
オススメなのは、誰かとルームシェアすることです。
仲の良い友人や恋人、兄弟などがいれば聞いてみましょう。
借金額が大きいなら返済できるまで一度実家に帰るというのもアリです。
ルームシェアや実家に帰ることができれば家賃だけでなく、光熱費も減らすことができるので、まとまったお金を借金返済にまわすことが可能です。
生活費は額の大きいものから節約できないかを考える
食費や消耗品代、通信費など毎月かかるものはほかにもありますね。
まずはこういった生活費を、毎月いくら使っているのか、項目ごとに確認してみましょう。
そして一番出費の多いところから、節約して減らすことができないかを考えていきます。
例えばスマートフォンなどの通信費や電話代に月2万以上かかっているなら、格安SIMに変える、電話はなるべくLINEやSkypeを使うようにするなど。
食費が月4万かかっているなら、なるべく外食をひかえ、自炊するようにするなどです。
食料品を買う時には、タイムセールなどで安くなっているもの、日にちを決めて安くなっているものを上手に利用しましょう。
わたしの経験上、コンビニより大手のスーパーなどの方が、仕入れの数が多い分、安売りをすることも多いので便利です。
まとめ買いも利用して、上手に節約しましょう。
自炊するならできれば数日分をまとめて作り、冷蔵または冷凍するようにしておけば、光熱費も時間もあまりかからずにすみます。
それから普段口にしているお菓子、お酒などもできれば減らすようにしましょう。
無論全くないのもストレスがたまりがちですから、何曜日は食べてもいい、あるいは飲んでいいという決まりを作るというのもいいでしょう。
3. クレジットカードは必要以上に持ち歩かない
クレジットカードは手軽に買い物ができて便利なだけに、収入に余裕がない時に持ち歩くのはオススメしません。
カードだと高額な買い物ができるので、つい色々使ってしまい、後悔することになりかねないからです。
ネットショッピングなどクレジットカードでないと支払いがしにくいもの以外はのぞいて、普段は持ち歩かないほうが無駄づかいしにくいです。
現金かICカード、あるいはデビットカードを利用するのがオススメです。
またクレジットカードを何枚も持っていると、年会費だけでも馬鹿になりません。
あまり使わないクレジットカードは解約するようにして、本当に使いたいものを2枚程度持つようにしましょう。
4. 収入を増やすことを考える
倹約だけではとてもじゃないが返せない、時間がかかってしまうということもあると思います。
そんな時は収入を増やすことも考えましょう。
収入を増やせば、今後の借金をしてしまわないための予防策にもなるのでオススメです。
収入を増やすには副収入をつくるほか、今の仕事を給料の良い仕事に変えるなどの方法があります。
- アルバイトを掛け持ちする
- 空いている時間にアンケートやライティングなどの在宅ワークをする
- いらないものをフリマサイトなどで売る
- 写真やイラスト、雑貨などの作品を投稿サイトで売る
- 時給の良いアルバイトに変える
- 給料の良い仕事に就職する
簡単にできるものならアンケートや体験談を投稿する在宅ワーク、服や本などいらないものをフリマアプリで売ることでしょう。
こういったネットを使ってできる仕事を探すなら、利用者数の多い「クラウドワークス」がオススメです。
単価は少なくても、量をこなしていくことで、ひと月分の返済額位は稼げることもありますので、夜の2時間ほどをそれに充てるといいでしょう。
次に簡単なのはアルバイトの掛け持ちです。
収入もまとまって増えますし、マッハバイトのような採用が決まるだけで5万円のお祝い金がもらえるサイトもあります。
もちろん毎日のように仕事ばかりでは疲れますので、時々は休みを取るようにしましょう。
しかし結局は、安定して収入を増やすなら就職に勝るものはありません。
月にもらえる給料が決まっているので返済計画が立てやすいですし、健康保険や支払い年金額の負担が減り、会社によっては家賃補助をだしてくれるところもあります。
今は無料で就職をサポートしてくれるサービスが充実しているので、フリーターからでも就職しやすい時代です。
無料の就職支援サービスについてはこちらのページでまとめていますので参考にしてみてください。
家にいない時間が長いと、照明やエアコンを使う時間も短くてすみ、それだけ電気代も抑えられます。
一獲千金を夢見てギャンブルに手を出す人もいるようですが、これは絶対にやってはいけません。
いくらかでも当たればいいのですが、ほとんどの場合はトータルで見ると負けるようになっています。
5. 借金を一本化する
ここまで紹介したことをしっかり続ければ、ある程度の借金であれば返済可能だと思います。
しかし借金の額が大きく、それでも返済できないという場合には、一時的に親族からお金を借りるという方法もあります。
親族であれば、少なくとも利子は勘弁してくれるでしょうし、ある程度返済も待ってくれるはずです。
どうしても両親に切り出しにくいという方は、お金を借りた金融機関に相談をして、返済方法を変えてもらうという方法があります。
また、複数の金融機関に借金がある場合には「おまとめローン」という方法もあります。
いわゆる多重債務の場合は、このおまとめローンを利用すると、借金を一本化できますし、一番低い金利に合わせることができます。
しかも返済日も統一することができますので、色々と便利です。
ただしこの場合は、新規のカードローンを申し込む必要があります。
そのための審査を通らなければならないので、フリーターでは通らないことも多いです。
そういった場合には、一旦就職して信用をあげてから再審査を申し込むのもアリです。
返済できない時の最終手段、債務整理について
それでもどうしても返済できない・・・という時は、弁護士や司法書士に相談して、債務整理をすることになります。
債務整理とは、返済できなかった借金の利息を引いて分割返済するか、あるいは借金そのものをなくしてしまう方法です。
前者を任意整理、後者を自己破産といいます。
この2つのほかに、特定調停と呼ばれるものもあります。
特定調停というのは、弁護士や司法書士に依頼することなしに、自分で裁判所に行って手続きをします。
その後調停委員会に債権者と掛け合ってもらい、返済額を決めて返して行く方法です。
定収入がある人は、任意整理を勧められることが多いです。
しかしフリーターの場合は、長期間勤めている人は別にして、定収入とみなされないこともあります。
そのような時は、自己破産をすることになります。
ただしこの自己破産をすると、官報(かんぽう/政府や省庁などの決定事項を記載した広報または公告紙)に名前が載り、また特定の仕事についている人は、転属や停職になることもあります。
もちろん官報に名前が載るといっても、それを見るのはごく一部の人たちです。
ただその中には、違法業者もいますので気をつけたいものです。
闇金に注意しましょう
違法貸金業者のことを闇金といいます。
官報の個人情報を見て融資のDMを送ってくることがあります。
しかし闇金は高金利で取り立ても厳しいので、絶対に利用してはいけません。
もしDMが来ても、そのまま処分するようにしましょう。
また債務整理をしなくても、お金がない時に、高額を貸し付けてくれる業者のポスターを見ると、つい借りたくなってしまいます。
しかし高額貸付の業者は闇金であることが多いです。
もし申し込んでしまった場合は、弁護士に相談するようにしてください。
この場合は、闇金に強い事務所に相談するようにしましょう。
債務整理のデメリットとは
もちろん債務整理をすると、ペナルティがあります。
5年間はお金を借りることも、クレジットカードを持つこともできません。
また5年経っても、債務整理を行った金融機関のカードローン、あるいはクレジットカードなどは、審査に通るのが難しくなることもあります。
5年経って再びクレジットカードを作りたい時は、今まで全く利用したことのない会社に申し込むようにしましょう。
それから自己破産をすると、銀行に限り10年間はお金を借りられず、クレジットカードも作れません。
ですからお金がないからと、簡単に自己破産をするのではなく、弁護士とよく話し合い、デメリットも教えてもらったうえで決めるようにしましょう。
借金や債務整理というのは、基本的にお金を借りた人、債務整理を行う人のみの責任になります。
ですから自分がお金を借りたから、あるいは債務整理をしたから、家族がお金を借りられなくなるとか、あるいはクレジットカードを持てなくなるということはありません。
また、家族の財産を担保として取り上げられることもありませんので、その点を理解しておきましょう。
無料の過払い金を診断できるシュミレーションサイト
法律の専門家に相談すると、相談だけで結構なお金がとられることもあります。
なので相談する前に、任意整理でいくら借金が減るのかを無料でシミュレーションできるサイトでチェックしておくのがオススメです。
匿名で使えるので、なかなか借金が減らないという方や、過払い金があるのかどうか知りたいという方は気軽に診断してみてください。
まとめ
フリーターで一人暮らしというのは、やりくりがなかなか大変です。
生活費が足りずに、借金をしたくなることもあるでしょう。
しかし借金というのは返済するべきものですから、その前にまず何ができるかを考えてみましょう。
できれば借金してからでなく、借金する前に日頃から節約を心がけ、生活をするようにしていくと、いくらかは節約できるものです。
また手元の不要な品物を売ることで、お金が手に入るということもあります。
それからフリーター生活から、思い切って正社員になるという方法もあります。
同じ一人暮らしでも、正社員の方が収入はかなり高いので、それまでの借金をスムーズに返済することが可能になります。