生活費が少し足りない、どうしても買いたいものがある、友達の結婚式のご祝儀に・・・など、急にお金が必要になる時がありますよね。
そんな時に便利なのがキャッシングです。
最近は無人で借りれるところもあり、一度カードを作ってしまえば貯金を下ろす感覚でATMですぐお金を借りることができます。
でも、便利で簡単にお金を借りれるだけに気をつけたいこともあります。
そもそもフリーターでキャッシングをすることができるのか?
審査に通るには?
どこでキャッシングするのが良いのか?
など、今回はフリーターのキャッシング事情や、キャッシングをするときに注意すべきことなどをまとめました。
お金を借りたことを後悔しないためにもぜひチェックしてください。
フリーターでもキャッシングは可能!しかし個人信用情報には注意
生活費が苦しいとか、あるいは急な出費などでキャッシングをすることは、珍しいことではありません。
しかし、自分はフリーターで正社員ではないからキャッシングは難しいだろうと諦めている人はいないでしょうか。
実はフリーターであっても、キャッシングはできます。
もちろんお金を借りる時には審査がありますから、最低基準を満たしていないと借りることはできません。
最低基準というのは、まず収入があるかどうかです。
お金を借りるということは、返済することが前提ですので、収入がない人の借入はできません。
無論フリーターの場合は、アルバイトやパートの収入があるわけですから、それで返済可能な金額を借りることはできます。
個人信用情報は大丈夫?
それからもう一つの最低基準は、個人信用情報に異動情報があるかどうかです。
この異動情報というのは、いわゆるブラックのことで、信用情報にこれが登録されていると、審査に落ちる確率が高くなります。
たとえばクレジットカードで買物をして、その返済が3回続けて遅れてしまった場合は、その後5年間はこの異動情報が登録されるので、借入の審査に通ることが難しくなります。
それから債務整理をした場合は、5年から10年はお金を借りられなくなります。
消費者金融やクレジット会社の借金を債務整理にした場合は、5年間で異動情報が消えますが、自己破産をすると、銀行でお金を借りるのは10年間待たなければなりません。
ですから、返済日に遅れない、自分の収入で返済できる金額を借りるのも、とても大事なことなのです。
フリーターでも審査に通りやすいのは?
1. 消費者金融の方が審査に通りやすい
フリーターでキャッシングをする場合は、どちらかといえば銀行より消費者金融の方がオススメです。
消費者金融は銀行よりもやや金利が高めですが、審査基準が緩いため、正社員でなくても審査に通りやすくなります。
また金利が高めといっても、再興で20パーセントですし、最近は17パーセント程度で貸してくれる所もあります。
銀行が14パーセント程度なので、それよりちょっと高めであると考えておくといいでしょう。
ただし消費者金融の場合は、総量規制があります。
聞いたことがある人もいるかもしれませんが、この総量規制とは、年収の3分の1に当たる金額を、借入れの上限額とすることです。
つまりフリーターをやっていて、年収が180万ある場合は、60万円が上限額になります。
しかし自分は100万円を借りたいから、ならばいくつかの消費者金融で少しずつ借りようと思う人もいるかもしれません。
たとえば消費者金融Aで50万円、消費者金融Bで50万円ずつ借りるといった具合です。
しかし実はそれは不可能なのです。
この総量規制というのは、すべての消費者金融の利用に適用されますので、別々の会社から借りたとしても、その合計が60万円を上回ると審査には通りません。
ですからどうしても借りたい場合は、銀行を利用する方法もありますが、ただし年収180万円で100万円の借入は、かなりハードルが高いと考えてください。
2. 一つの職場に長く勤めていた方が通りやすい
また一口にフリーターといっても、どういう会社にどのくらい勤めているかによって、かなり違って来ます。
たとえば数か月単位で、色々な職業についている人もいれば。
ある企業のアルバイトとして何年も働いている人もいるでしょう。
一般にお金を借りる場合は、1つの会社に長く勤める、あるいは1つの仕事を長く続けている方が、審査に通りやすくなります。
それは収入が安定するからです。
ですから色々な仕事をしている人の場合は、それがいくらかハンディになるかもしれません。
また総量規制のない銀行であっても、収入によって借入ができる金額は決まって来ますし、他にも借入がないか、あるいはクレジットカードの支払いがどのくらい残っているか、そういったデータをもとにして貸付額が決まりますので、必ずしも自分の思い通りには行かないと考えておいた方がいいでしょう。
3. なかなか審査に通らない時には
消費者金融でキャッシングの申し込みをしたけれど、審査に通らないということもあります。
収入が少ないとか、あるいは前に申し込みをしたものの落ちてしまい、それから半年経過していない時には、このようなことが起こりがちです。
それでもお金がほしい場合はどのようにしらたいいのでしょう。
そのような場合は恐らく、大手で、広告をよく見かける会社に申し込んではいないでしょうか。
消費者金融といっても、大手になればなるほど審査は厳しくなります。
さほど大きな会社でなくても、消費者金融は色々あります。
ネット検索などをすると中小の消費者金融もかなりあり、しかも審査基準が比較的緩めになっていますので、そういう会社を利用してみましょう。
ただしもちろん消費者金融ですから、総量規制があることを忘れないでください。
闇金は必ず避けよう
それからよく町中などで、審査に落ちても、あるいはブラックがあっても融資するという業者のポスターを目にすることがあります。
このような業者の多くは闇金の可能性が高いので、絶対申し込まないようにしましょう。
闇金は違法の金融業者のことを指し、金利がかなり高いので有名です。
30パーセント以上などというのもざらです。
さらに闇金の場合は、返済ができない時の取立てが厳しく、早朝から深夜まで電話をかけて来たり、家にやって来て居座ったりします。
現在はこのような取立は法律で禁じられていますので、闇金でない普通の業者はまずやりません。
それから闇金は連絡先が携帯電話のみであるとか、店舗に貸金業者の登録番号がないといったと特徴があります。
また申し込みの時、普通の金融機関であれば本人確認と収入証明の書類があれば十分ですが、闇金の場合は委任状を持参させたりしますので、そのような業者には申し込まないようにしましょう。
もし申し込んだことがわかった時は、闇金に強い弁護士に相談するようにしてください。
弁護士会や法テラスなどで紹介してもらえます。
ギャンブル目的はNG!借りる目的ははっきりと
最初にキャッシングをするときには、何の目的に使うのかをはっきりさせましょう。
たとえば今月は収入が少ないので、生活費の足しにしたいとか、友達と旅行に行きたいなどといった理由があった方が、借入れもしやすくなります。
ただし、ギャンブル目的の借入はまずできません。
借りたお金をギャンブルに使って返済できなくなり、たとえば自己破産をしたりしても、免責が下りないことが多く、その時は全額返済しなければならなくなります。
もし返済が困難になった時には、お金を借りた銀行や消費者金融に行って、返済方法や返済額を見直してもらうようにしましょう。
返済できなくなると、すぐ債務整理を考える人もいますが、やはり債務整理にはデメリットもあるので、まずきちんと返済することを考えてください。
それから督促が来ているのに何の連絡もないと、お金を貸した側から一括返済を要求されることがありますので、その点にも気をつけましょう。
【キャッシングをする前に】借りずに済む方法はないのか?も考える
最後に、もっとも大事なことなのですが、今どうしてもお金を借りなければならないのか、それをきちんと検討しましょう。
たとえばある品物がほしいけれど、それは今でなければならないのか、アルバイトでもボーナスが少しは出る企業なら、その時まで待つという方法もあります。
それから事情が許せば、アルバイトを掛け持ちしたりして、少しでも収入を増やすこともできますし、職種や企業によっては、アルバイトから正社員になれることもあります。
その時になって、買うかどうかを決めてもいいでしょう。
それ以外には、身のまわりの不要な物を得るということもできます。
また質屋さんに行って、品物を預けたり、あるいは買い取ってもらうということも可能です。
質屋さんの場合は、ブランド物のバッグや小物、宝石や貴金属であれば、3か月間預かってもらうことができます。
担保物件の保管状態がいいほど、貸してもらえる金額も高くなります。
ですからその3か月の間で返済分をキープしておき、3か月が経過する前にお金を払って、その品物を出せばいいのです。
また利息を入れると、その分扱ってもらうのを延長することができます。
まとめ
フリーターでもキャッシングをすることは可能です。
しかし、キャッシングが増えれば増えるほど返済が大変になり、キャッシングを返すためにまたキャッシングをするということになりかねません。
当然ですが、キャッシングをしないですむのならそれが一番です。
キャッシングをする前に、アルバイトを増やす、就職する、不用品を売るなど、収入を増やせる方法がないか?を考えてみましょう。
また、キャッシングはどうしても金利が高くなります。
ですが、正社員になれば低い金利でお金を借りることも可能です。
もし、返済がとどこおり信用情報に傷がつくと、家や車など大きい買い物をする時に不利になってしまうことがあります。
いざというときにお金を借りれるようにするためにも、どうしても必要な時にだけお金を借りるようにしたいですね。