わたしのアルバイト時代にFさんという先輩がいました。
最近Fさんの話を思い出したので、フリーターの末路について考えてみることにします。
派遣をリストラされたFさんの話
Fさんはわたしが警備員のアルバイトしていた時の先輩でした。
その時Fさんは33歳だったと思います。
Fさんは警備のアルバイトをする前、工場で派遣社員として7年間働いていたそうです。
でも、リストラにあって警備のアルバイトを始めたそうです。
工場では正社員になれると思いがんばってきたけど、もう正社員になるのは諦めたと言っていました。
「実家暮らしだから生活は今のところ大丈夫だけど、一人になるとこの先の生活を考えて毎日不安になる」と言っていました。
わたしが考える、フリーターの末路
Fさんの例は珍しい例ではありません。
フリーターを続けていると、将来が不安という人はとても多いです。
実際、わたしも20代後半にもなると、将来について深く考えるようになりました。
そこで、今回はフリーターの末路について、友人から聞いた話や、ネットでの体験談などからいくつか考えられるパターンを考えてみました。
フリーターの末路その1
病気が原因で働けなくなる。病気認定をうけて、生活保護をうけ生きてはいけるものの、社会からは完全に隔離。
人は年を取るほど病気にかかりやすくなります。
2人に1人はガンにかかると言われているし、死因の約90%は病気です。
病気になって働けなくなることは逃れられない末路といえるでしょう。
そうした時、フリーターの収入でどこまで生きていけるでしょうか?
正社員なら休職扱いにしてもらえたり、健康保険組合からのお見舞い金などがでる時があります。
でもアルバイトでそこまでやってくれるところはありません。
もちろん貯金があればすぐ治る病気なら生活できると思います。
でももしガンや高血圧、糖尿病など完治が難しい病気になった場合にはどうでしょうか?
60代になる頃には親の面倒を見なければいけない状況か、先立っていることが多いと思うので、親にも頼れません。
特定の病気であれば生活保護の認定を受けることができるので、生活保護が受けれればラッキー。
受けられなければ家賃が払えなくなり、路上暮らしになるかもしれません。
フリーターの末路その2
何もかも嫌になってニートに。家族に養ってもらうも生きるのが辛い。
何かのきっかけで40歳近くまで続けていたアルバイトをクビになったとします。
それをきかっけに就職しようと考えました。
でも40歳近くまでアルバイトしかやってこなかったような人は、どこにいっても正社員で雇ってもらえません。
そのうち何もかも嫌になって引きこもるようになりニートに。
実家にいるから生活に問題はないけど、親はもう定年近く。
家族は自分に嫌気がさしていて、必要最低限関わってこないし、普段は居ないもののように扱われます。
親が死んでからは弟に養ってもらいますが、いい歳しておんぶにだっこ状態なので弟夫婦からも嫌われています。
楽しみはネットしかなく、生きているのが辛くなります。
フリーターの末路その3
60歳をすぎても、粗大ゴミ扱いされても、働き続けるしかない。
正社員登用をねらってずっとアルバイトで頑張っていました。
でも正社員の話どころか店長からは就職しないのかと聞かれるようになります。
そのままアルバイトを続けていたら気づいた時には60代になっていました。
アルバイト仲間は自分よりひと回もふた回りも若い人ばかり。
動きが鈍くなって、粗大ゴミ扱いされても働き続けなければいけません。
貯蓄はなく、年金もわずかしかもらえないため、生きるために働くしかないのです。
そのうち体力がなくなって働ける時間も少なくなっていきました。
家族はいないので相談できる人はいません。
家賃を払うお金も食べ物を買うお金もなくなりました。
一度自分の末路について考えてみよう
いかがでしたでしょうか。
フリーターの末路、考えるのも恐ろしいですが、人生計画を立てる上で将来を考えることは大切です。
わたしが考えたほど酷くはならないかもしれません。
でも、このままじゃダメだと気づいた時にはすでに遅いことが多いです。
あなたがフリーターなら一度自分の末路について考えてみてはいかがでしょうか。