うつ病の原因には環境的なストレス、身体的なストレス、遺伝的なものまで様々なものがあります。
実は、気楽なイメージがあるフリーターでも、うつ病になる人は少なくないのです。
実際わたしも20代半ばまでは気楽なものでした。
実家暮らしだったし、アルバイトでは責任感や上司からのプレッシャーはほとんどありませんでした。
あせりや危機感のようなものを感じ始めたのは20代後半からでした。
自分がみじめに感じるようになった
フリーターの時感じていたストレスで大きなもの。
それは「このまま一生フリーターなんだろうか・・・」という漠然とした不安。
そして、正社員で働く友人との差から感じる劣等感でした。
FacebookなどのSNSを開くと、土日の休みを満喫している友人の投稿が目につくようになりました。
その友人はいつのまにか結婚して、赤ちゃんもいるようでした。
わたしからすれば、その友人は全てが順調にいっているように見えました。
実際には友人とわたしの間にそれほど違いはなかったかもしれません。
でも、自分がとてもみじめに感じてしまうようになっていたんです。
結局、その友人のフィードが自分のタイムラインにのらないように、設定を変えました。
それでも、社会からおいていかれているようなあせりは消えませんでした。
うつ病の本当の怖さは就職できないことではない
わたしはフリーターのままうつ病になってしまったために、就職できなくなってしまった人を知っています。
その人はもう30代後半ですが、フリーターでうつ病になってしまったら、正社員になるのはむずかしいそうです
うつ病はくせになってしまうそうで、治ったと思ったら再発するんだそうです。
なかなか完治せず、治っても面接でうつ病といって雇ってくれるような会社はなかなか見つかりません。
うつ病を隠したとしても、空白期間をうまく説明する理由がないのだそうです。
でも、うつ病の本当の怖さは就職できないことではありません。
自殺原因や動機の第1位はうつ病なのをご存知でしょうか。
うつ病の本当の怖さは、悪化すると自殺の原因になる可能性があることなのです。
就職して考え方が明るくなった
就職できたからといってストレスがまったくなくなったわけではありません。
「正社員としてちゃんとやっていけるのか」
「仕事で失敗しないだろうか」
まだ不安はたくさんあります。
でも、わたしはフリーターの時に比べれば、将来を考える時、とても明るいです。
頑張りが評価や給料に反映される喜びも、感じることができるようになりました。
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