20代前半の頃は「このままフリーターでも生きていけるんじゃないか?」そんな風に思うこともありました。
でも実際は、フリーターでも楽しく生きていけるのは若い間だけだと思います。
フリーターでも生きていける
まず、言葉の通り、「フリーターでも生きていけるのか?」について考えていきたいと思います。
フリーターの平均年収は150万円くらいなので、ひと月12.5万円は収入があることになります。
これは生活保護で受給できる額とさほど変わりません。
さらに若い間はたくさん働けるので、収入はもう少しあがると思います。
その分貯金しておけば、歳をとって多少収入が少なくなったとしても生きていけるでしょう。
なので、素直に「フリーターでも生きていけるか?」という話であれば、「生きていける」と言えると思います。
実際、40歳のフリーターもいるし、60歳のフリーターだっています。
ニートでもいるくらいです。
フリーターで楽しく生きていけるのは若い間だけ
上で書いたとおり、「フリーターでも生きていける」と言えます。
ですが「楽しく生きていけるか?」という面ではどうでしょうか。
わたしは28歳までフリーターを続けていました。
20代前半まではそれほど不安もなく、楽しくフリーターを満喫していたと思います。
でも、25歳をこえてくると将来について考えるようになりました。
周りの友人との差も感じるようになって、会いづらくなっていきました。
このまま「30歳を過ぎてもフリーターなのか・・・」と思うと言いようのない不安がありました。
当時の付き合っていた彼女と結婚も考えていましたが、向こうのお父さんにはフリーターの時は反対されてました。
わたしのように歳をとると、様々なことで不安を感じるフリーターは多いようです。
特に結婚を考えるような年齢になると、フリーターであることでぶつかる壁が色々あります。
世間の目もそうですが、収入面などもです。
若い間は自由に時間が使え、やりたいことをできることに、むしろ就職した友達より優越感を感じることもありました。
でも、歳をとって、焦りや不安のほうが大きくなっていきました。
フリーターでも生きていけるけど楽じゃない
フリーターでいることで精神的な辛さがありますが、さらに問題なのは歳をとってからだと思います。
仮に40歳を過ぎてもフリーターだったとします。
フリーターでそれなりの収入を得ようと思ったらダブルワークが必要です。
なので、ダブルワークしているフリーターはかなり多いです。
でも、40歳をこえると、休みがとれずらくて、勤務時間が長いダブルワークは、かなり辛くなってきます。
体を壊してしまうこともあるかもしれません。
フリーターの給料で慢性的な病気になると、とても大変です。
必然的にシフトを減らさなければ行けなくなってくるので、若い頃より収入も減ります。
福利厚生もないので、病気になった手当がでることもまずありません。
旅行したり、高価な物を買ったり、食べたりする贅沢はなかなかできないと思います。
フリーターでは結婚することも難しいので、寂しさとも戦わなければなりません。
そこに親の介護が加わったら・・・。
色々な国の制度を利用すれば、それでも生きていけるかもしれませんが、まったく楽ではありません。
フリーターから就職するなら早めに
「フリーターでも生きていけるけど辛い・・・」そう実感してからでは遅いです。
なぜなら、フリーターからの就職は歳をとるほど難しくなるからです。
就職できたとしても条件の悪いブラック企業の可能性が高いです。
フリーターを抜け出したいなら早めに就職活動を始めるのが、楽に就職できる近道だと思います。
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