当サイトでは、フリーターや既卒の方には早めに就職することをオススメしています。
しかし、それはフリーターでいることが悪いということではありません。
「一生フリーターは勝ち組?」の記事でも書きましたが、これからの長い人生を考えればフリーターでいるよりも、就職した方がメリットが多い、ラクに生きられると実感したからオススメしているにすぎません。
もしかしたら、フリーターの方が自分の生き方として合っていると感じる方もいると思います。
ただ、そういったフリーターの方にも、「一生フリーターでいることは大変」だということを知っておいて欲しいと思います。
今回は一生フリーターでいる場合、どんな大変なことがあるのか?
一度考えておいて欲しいことをまとめました。
一生フリーターでいるために覚悟しておくべきこと
将来への不安と戦かうこと
若い間にフリーターであることで不安を感じることは、あまりないかもしれません。
むしろ自由に時間が使えるので、メリットのほうが大きいと思うかもしれませんね。
実際、わたしも20代前半は気楽にフリーター生活を満喫していました。
でも、フリーターを続けていけば、かならずどこかで自分の一生を考えるタイミングがおとずれます。
病気になった時、バイト先が潰れたり解雇されてしまった時、就職した友人と合った時、友達が結婚した時、尊敬できるフリーターの先輩がいなくなった時、親が大変な時、老後を考えた時・・・。
そんな時に、将来への不安や周りの友人との差を感じます。
そして、不安を感じ始めたら、時がたっても解決することはなく、日に日に増していくでしょう。
フリーターのまま、根本的に解決することはないからです。
一生フリーターでいようと思うなら、将来の不安と上手く付き合っていかなければいけません。
スキルアップはあまり望めないこと
フリーターがアルバイトで任せてもらえる仕事には限界があります。
同じ仕事でも就職して正社員になった方ができることが増えるし、より責任のある仕事を任されるようになります。
フリーターは責任のある仕事を任されることが少ない分、気楽にできる仕事です。
そういった理由で、一生フリーターでいるという人もいるかもしれません。
でも、就職すれば頑張りに応じて給料もあがるので、やりがいのある仕事にも出会えるかもしれませんよ。
スキルアップができれば、当然給料もそれに見合ったものになります。
自分が成長しているという実感は、フリーターのままでは感じにくいかもしれません。
フリーターでは結婚できないかもしれないこと
わたしの体験からいうと、フリーターは結婚しずらいです。
まず、フリーターと言うとモテません。
言わずに付き合ってバレたらフラれることもあるそうです。
結婚できそうな女性ができたとしても、今度は相手の両親に反対されます。
わたしは、就職することで相手方の親御さんから結婚の許しをもらうことができました。
それに結婚式をしようにも、子どもを育てようにもとにかくお金がかかります。
フリーターのままの収入で子どもを育てるなんてとても大変ですし、よっぽど貯金があったり親の援助がなければ結婚式をあげるのも大変だと思います。
一生結婚する気がなければ関係のない話ではありますが・・・。
フリーターというだけで不利になったり、馬鹿にされる時もあること
結婚以外にもローンを組めなかったり、フリーターというだけで不利になることがあります。
わたしの場合、同年代のアルバイト先の社員に馬鹿にされた経験があります。
もし、フリーターで一生いるなら、いつのまにかアルバイト先で一番年齢が高いのが自分だった、なんてことも十分有りえます。
特に、どんどん若い人がはいってくるようなアルバイト先の場合は、いずれ年下の社員やバイトに指示されることも覚悟しましょう。
今は大丈夫でも、わたしのように馬鹿にされることがあっても不思議じゃないのです。
いざ就職しようと思っても難しいこと
「一生フリーターでいいと思ってたけど、やっぱり就職しようかな」
そう思った時、就職しにくいのがフリーターです。
フリーター歴が長ければ長いほど就職は難しくなります。
具体的にあげると、フリーターから一気に就職しにくくなるのは30代からです。
20代であれば利用できるフリーターに特化した就職支援はたくさんありますし、企業側も積極的に採用する傾向があります。
しかし、30代となると就職支援はグッと減り、さらに企業側も同じフリーターなら30代よりもより若い20代を求めます。
40代、50代となれば就職できる可能性は更に減っていきます。
この年代になって一度も就職経験がないとなれば、限られた業界やブラック企業でしか就職は難しく、必然的に一生フリーターでいることを覚悟しなくちゃいけません。
一生フリーターなら一生働き続けなければいけない
「就職活動したけど、就職できなかった。」
そうしたら定年と言われる65歳をすぎても、フリーターで働き続けるほかありません。
残念ながらフリーターが納める国民年金だけでは、年金だけで暮らせるほど年金はもらえないからです。
家を所有していれば暮らすこともできるかもしれませんが、家賃まではとても払えません。
貯金があればいくらか楽ですが、フリーターでは給料は一生あがっていかないので、たくさん貯金することも大変でしょう。
もしかしたら、周りに迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。
それでも「一生フリーターで大丈夫!」というのであれば、フリーターでもいいと思います。
あなたの一生ですから、あなたの生きたいように生きるために、参考になれば幸いです。
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