フリーターの働き方は自由です。
そのため、ギリギリ生活できる程度しか働いていない人からダブルワークで目一杯働いている人まで、様々。
そこで、フリーターの平均労働時間と、就職活動をする場合にオススメの平均労働時間をまとめました。
今後のフリーターの働き方の参考にしてみてください。
フリーターの平均労働時間は?
総務省統計局の2012年の「就業構造基本調査」によると、フリーター1週間の平均労働時間は、年齢別に下記の通りとなっています。
- 15〜19歳の週平均労働時間:33時間
- 20〜24歳の週平均労働時間:35.7時間
- 25〜29歳の週平均労働時間:37.6時間
- 30〜34歳の週平均労働時間:38.2時間
- 35〜39歳の週平均労働時間:39.3時間
- 40〜44歳の週平均労働時間:38.4時間
意外にもたくさん働ける、若い年代のフリーターの平均労働時間は少ないですね。
30代からのフリーターの平均労働時間のほうが長いです。
20代は働く以外にやりたいことが多かったり、何かを目指してフリーターになったという人もいるため、必要最低限しか働かないという人が多いのかもしれません。
実家ぐらしのフリーターも多いでしょう。
逆に30代からは生活のために働いている、という人が多くなります。
家庭を持ったり、定年をむかえた家族を支えるために、フリーターでもがっつり働いている人が増えるのかもしれません。
「老後のためにたくさん働いて貯金しておこう」という人もいるでしょう。
フリーター全体の統計でみると、週平均労働時間は40時間弱です。
とすると、1日あたり8時間働いて週2日休む、もしくは1日あたり6時間強働いて週1日休む、というような働き方をしているフリーターが多いのではないでしょうか。
正社員の平均労働時間は?
週平均労働時間を考えると、あまり正社員の週平均労働時間と変わらないような気がしてきました。
では正社員の1週間の平均労働時間も見てみましょう。
- 15〜19歳の週平均労働時間:45.7時間
- 20〜24歳の週平均労働時間:47.1時間
- 25〜29歳の週平均労働時間:48.3時間
- 30〜34歳の週平均労働時間:48.7時間
- 35〜39歳の週平均労働時間:48.5時間
- 40〜44歳の週平均労働時間:48.1時間
正社員の1週間の平均労働時間は20代後半から増え、そこから横ばいになるようですね。
全年齢の統計でみても正社員の週平均労働時間は50時間弱です。
フリーターと正社員の平均労働時間と年収の違い
平均労働時間については下記のことがわかりました。
- フリーターの1週間の平均労働時間は40時間弱
- 正社員の1週間の平均労働時間は50時間弱
フリーターと正社員の週の平均労働時間は、実は10時間しか変わらないんですね。
「結局正社員のほうが10時間長いもんな〜」と思ったあなた、たしかにそうです。
でも注目して欲しいのは平均労働時間と平均年収の関係です。
フリーターの週平均労働時間は40時間弱で、平均年収は約150万円です。
正社員の週平均労働時間は50時間弱で、平均年収は約330万円です。
フリーターと正社員では1週間の平均労働時間が10時間違うだけで、平均年収差は倍以上あるのです。
これは15〜44歳までの統計ですが、フリーターの年収は歳を重ねても変わらず、正社員の年収は歳をとるほど増えていくので、年齢を広げればもっと差がひらくことになります。
叶えたい夢や、フリーターでなければできないことがあるのであればまた別です。
でも、なんとなくフリーターをやっていたり、生活のためにフリーターをしている人は、フリーターで一生働き続けるのは馬鹿馬鹿しいと思いませんか?
フリーターをしながら就職活動する場合の平均労働時間は?
フリーターが就職活動をする場合、アルバイトしながらする形が多いと思います。
この場合オススメの平均労働時間は、生活できる最低限のラインまでしか働かないこと。
就職活動をする時間はちゃんと確保しなきゃいけないし、でも生活できるくらいは働かなければいけないですから。
なので、フリーターが就職活動をする場合、平均労働時間は週30時間くらいがオススメです。
時給にもよりますが、月収は約12万円くらいになるかと。
このくらいあれば贅沢はできませんが、就職活動しながら生活できると思います。
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