フリーターを続けていると、自分の将来や老後について不安になり、考えるタイミングがあると思います。
年金だけで暮らせる?
老後資金は?
実際、フリーターのままだと老後はどうなるのでしょうか?
フリーターの老後は年金だけでは厳しい
フリーターのまま老後をむかえると、国民年金に加入していることになると思います。
国民年金をきちんとおさめていれば、老後にもらえる年金は月7万円弱といわれています。
でも、これはあくまでちゃんと国民年金の保険料を払ってきた場合です。
フリーターの多くは国民年金を払う余裕がなかったり、納めていない場合が多く、その場合は最悪年金0円ということも有りえます。
月7万円老後に年金としてもらえたとしても、マイホームでもない限り、年金だけで暮らしていくのは厳しいと思います。
老後に病気をわずらってしまったらもっと大変です。
フリーターは老後資金の準備が難しい
年金が少なくても、貯金があれば暮らしていけると思います。
でも、フリーターの場合、収入が少ないなか、老後のためにまとまったお金を貯金しておくのはかなり大変です。
老後資金として一般に必要な金額は一人あたり1,700万円程度と言われています。
これは一般的な生活レベルで生活し、85歳まで大きな病気もなく健康に生きた場合に必要な老後資金です。
「重い病気になったり、治りにくい病気にかかってしまった場合は3,000万円老後資金があった方がいい」という声もあるほどです。
正社員の場合は家を買って資産としたり、退職金がもらえる場合もあるので、老後にも資産が残りやすいのですが、フリーターは老後資金分を貯金しておく必要があります。
フリーターは老後をむかえても働き続けなければいけない
年金も貯金も十分でなければ、例え老後をむかえても働き続けなければいけません。
もちろん、65歳以上でも働ける仕事はあります。
病気にならず、元気であればそれで問題ないでしょう。
ただ、歳をとるほど体力はなくなり、病気にかかりやすくなります。
当然ですが、収入がなければ生活ができなくなってしまいます。
最終的には国の制度に頼るか、最悪孤独死という人も少なくありません。
今、高齢フリーターの老後破産が問題になっている
こういった理由から、現在、高齢フリーターの老後破産が問題になっています。
フリーターは独身の人が多いので、家族に支えてもらうこともできません。
自分の力だけでは、生活できなくなってしまい、生活保護などに頼る人が多くなっているそうです。
高齢フリーターの多くは、そんな将来を変えたいと願っている人がほとんどです。
でも、今さら給料の良い仕事に変えることもできず、就職もできず、希望もない、というのが現実です。
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