勝ち組というと一般的にどんな人のことをいうのでしょうか?
インターネットでフリーターのことを調べると、「就職するくらいなら、一生フリーターが勝ち組」という声もあるようです。
就職すると、お金はあるけど時間がない。
フリーターは、お金がなくても時間はある。
「だからフリーターのほうが勝ち組なんだ!」
果たしてそうでしょうか?
ニート→フリーター→正社員になったわたしからすると、一生フリーターでいることがとても勝ち組とは思えません。
時間があるフリーターは勝ち組?
時間があることは大事です。
お金を稼いだところで使う時間がなかったら意味ないですよね。
何のために働いているのかわからなくなるでしょう。
そういう面では、時間を自由に使えて、頑張れば正社員と同じくらい稼ぐこともできるフリーターは、勝ち組と思うかもしれません。
ただし、これは若い間に限ったことです。
一番の問題は年をとってからなんです。
フリーターの老後に、勝ち組といえる時間は残されない
フリーターが楽しく自由な時間を満喫できるのは若い間だけです。
わたし自身、20代前半ごろまでは気楽なものでした。
でも、フリーターで自由な時間を楽しめるのはそこまででした。
自分の将来や老後を考えると、とても自由な時間を満喫できなくなってしまったんです。
(わたしの体験はこちらの記事を読んでもらえればと思います。)
フリーターに老後の問題はつきまといます。
フリーターは収入が安定しないし、福利厚生なども充実していません。
年金をおさめていない人も多く、老後に年金をもらえたとしても、とても生活できる額にはなりません。
対して、就職して正社員になった場合はどうでしょうか?
正社員は月給制となるため収入が安定しますし、ボーナスをもらえる会社もあるので、フリーターより貯金をしやすくなります。
家を買うためのローンも組みやすいので、資産を残すこともできるでしょう。
さらに、定年まで働けば退職金がでる可能性もあります。
年金は厚生年金なので、フリーターの倍以上のお金を老後に受給することができます。
つまり、就職すれば、定年後働かずに自由な時間を過ごせる可能性が圧倒的に高くなります。
一生フリーターなら定年後なんて考え方はありません。
一生働く必要があるので、結果的に自由な時間はありませんし、好きなことをするお金も残りにくいでしょう。
一生フリーターは勝ち組にはなれない
そもそも、勝ち組かどうかを判断する基準はその人次第です。
わたしの勝ち組の定義は、最終的に自分の好きなことをする時間とお金がある人です。
その定義で考えると、一生フリーターでは勝ち組になれるとは到底思えません。
プライベートな時間がたくさんほしいのであれば、残業のない会社に就職すればいいのです。
あなたの中の勝ち組とはどんな人ですか?
その勝ち組になるためには一生フリーターで働くか、就職して正社員になるか、どちらが可能性があるでしょうか?
一度考えてみることをオススメします。
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