ホームレスとは一般に、定まった住居がなく路上などで生活している人のことをいいます。
最近は、「ネットカフェ難民」という言葉があるように、住居を持たずネットカフェで暮らすスタイルのホームレスも珍しくなくなってきました。
ホームレスになる理由は様々ですが、失業などで急に仕事がなくなり、収入が減って家賃が払えなくなってホームレスになったという人が多いようです。
収入が安定せず解雇されやすいフリーターはホームレスになる危険がゼロとはいえません。
むしろ若い年代ほど、フリーターからホームレスになる人は多いようです。
フリーターからホームレスになった人が最も多いのは35歳以下
厚生労働省の平成24年の調査によると、「初めて路上(野宿)生活をする前にやっていた仕事での立場」では、年代が下がるほどアルバイトやパートなどをしていた人の割合が増えています。
フリーターからホームレスになった人は35歳未満が一番多く、ついで35~44歳でフリーターの割合が多くなっていますね。
大きな理由として収入が関係していることは間違いないでしょう。
35~44歳でホームレスになったとすると、そこからまた職を見つけ住む場所を手に入れるには、大変な努力が必要になると思います。
フリーターからホームレスにならないために
では、フリーターからホームレスにならないためにはどんなことを気をつければいいのでしょうか?
考えてみました。
働き続けること
当然のことですが、働かなくては収入がありません。
ここで大事なのは、安定して働き続けられる職場を若いうちに見つけることです。
就職することが一番手っ取り早いですが、フリーターで一生いたいという人もなかにはいると思います。
フリーターを続けるなら、なるべく今後もなくならない仕事を見つけ、いざ仕事がなくなっても紹介してもらえるような人脈を作っておくといいでしょう。
貯金をすること
毎月少しずつでもいいので貯金をしましょう。
少なくとも生活費1カ月分あれば、バイトをクビになっても次の仕事が見つかるまでしのげます。
病気になった時も安心です。
借金をしないこと
フリーターならなるべく借金はしない方がいいと思います。
フリーターの場合、利息が高いところからしかお金を借りることができないからです。
それにフリーターの収入で借金を毎月返していくことは大変です。
毎月の返済が少なくすむリボ払いにしてしまったら、毎月利息分だけしか払えておらず、元本が全然減っていかないという状況になることもあります。
実際、わたしの友人でカードで50万近く借金していたフリーターがいましたが、リボ払いにしたため利息分しか返せておらず、結局親にお金を借りて全額返済していました。
一発逆転をねらってギャンブルをしないこと
特に借金があるフリーターが注意してほしいのが、ギャンブルです。
ギャンブルにはパチンコなど少額からできるものもありますが、ギャンブルで一発逆転なんて漫画やドラマの中での話だけです。
一発逆転どころか、それで少ないお金をマイナスにしてしまい、さらに借金を重ねるフリーターのほうがよっぽど多いです。
より収入の高いバイトをするほうが現実的ですよ。
それでもフリーターからホームレスになってしまったら
ホームレスになってしまうと特定の住所がなくなります。
基本的に住所がなければ、正社員への就職はもちろん、派遣社員の登録さえ難しいです。
ホームレスからでも就職できる場所はゼロではないようですが、待遇は最悪です。
新聞屋でバイトしていた知人から聞いた話だと、ホームレスから住込みで働きにきた人がいて正社員で採用されていたそうです。
しかし、その新聞屋はものすごいブラック企業でもともと待遇が悪かったそうなのですが、さらに給料面など相当悪い待遇にされていたそうです。
それでも「ホームレスよりはマシだ」とその人は言っていたそうですが・・・。
最近では住民票がとれるネットカフェもあります。
ネットカフェの住所でも住民票があれば、まだ、まともなところで就職できる可能性があります。
一度ホームレスになってしまうと、「住所不定→まともな仕事につけない→収入が少ないので家を借りれない→住所不定」の負のスパイラルにおちいりやすいと聞きます。
フリーターからホームレスになってしまったら、ネットカフェ難民のうちに就職先を見つけるか高収入のバイトを見つけるべきでしょう。
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