フリーターは「無責任」とか「責任感がない」と言われることがあります。
責任の重い仕事をしたくないから、気楽なフリーターをしているという人がいるのも事実です。
しかし、わたしはフリーターだから無責任ということはないと思います。
なぜフリーターは無責任と言われる?
そもそも、フリーターはなぜ無責任と言われることがあるのでしょうか?
フリーターを無責任という人たちが多いのは、特に古い世代の人たちです。
そういった人たちにとっては、学校を卒業したら就職し一つの企業に定年まで尽くすことが当たり前でした。
きっと無意識にその時代と比べてしまうのでしょう。
だから、定職に就かずフラフラしているように見えるフリーターは「無責任だ」と言われてしまうのです。
しかし、これは時代にあっていない考え方だと思います。
今は終身雇用がなくなり、転職が当たり前の時代となりました。
派遣や契約社員など雇用形態の種類も増えました。
さらにクラウドソーシングやYoutuberなど、企業に頼らずとも自分の力で稼ぐことができる人がでてきて、働き方も多様化しています。
こういう時代の中で「フリーター=無責任」というのはどうかと思うのです。
フリーターだから無責任ということはない
わたしはフリーターであっても、果たすべき責任を果たしていれば無責任ということはないと思います。
わたしが思う果たすべき責任とは下記のようなものです。
自分の稼いだお金で生活している
フリーターでも親などから仕送りしてもらっているようでは、無責任かもしれません。
自分の稼いだお金だけで生活しているかどうかは、無責任と言わせないための最低ラインだと思います。
税金をおさめる
所得税、健康保険料、住民税、国民年金などフリーターでも納めるべき税金があります。
最低限納めなければいけない税金を納めていて、自分で自立した生活ができていれば、フリーターでも無責任とは言えないと思います。
収入が低く国民年金が払えないというフリーターは、減免制度を活用すると良いでしょう。
結婚をしたり子どもができたら家族の分まで働く
フリーターは経済的な事情などにより結婚や子育てはしにくいと言われますが、それでも結婚する人や子育てをする人はいます。
結婚や子育てとなった場合、男性が収入の頼りにされることが多いですが、フリーターでもちゃんと家族を養えるほど稼いでいるなら無責任ではないでしょう。
しかし、子育てには十分なお金や時間を作らなければという責任感を感じるフリーターは少なくありません。
そのため、子供ができたタイミングなどでフリーターから就職するという人も多いです。
いざという時、親の面倒をみれるようにしておく
今まで自分を育ててくれた親もいつか老いが来ます。
その時、手助けをしてあげられる状態にしておく責任はあると思います。
フリーターでもお金を貯めておくなど、いざという時に親の世話ができる状態にしておけば無責任ではないと思います。
責任がフリーターでは果たせないと思うなら就職も考えよう
上記のように、他人や国に迷惑をかけず、果たすべき責任を果たしているならフリーターでも無責任ということはありません。
むしろ、正社員でも無責任な人はいます。
大事なのは、あなたの思う責任がフリーターでいても果たせるのかどうか?を考えることです。
わたしは自分の考える責任がフリーターのままでは果たせないと思ったので、正社員に就職しました。
もし、あなたの考える責任がフリーターで果たせないと思うなら、就職も考えるべきだと思いますよ。
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