フリーターが病気になったら、あなたはどうなると思いますか?
フリーターが病気になったら、生活が一気に破たんする可能性があります。
フリーターは病気にならないよう、健康管理には十分気をつける必要があるでしょう。
フリーターが病気になったら働けなくなる
フリーターが病気になったら、一番困るのは働けなくなることでしょう。
病気になったら働けなくなるのは、正社員も同じです。
しかし、フリーターは正社員と違い、病気になった時の保証がまったくありません。
フリーターは病気になっても有給休暇がとれない?
法律でいうなら、フリーターにも有給休暇があります。
フリーターであっても、アルバイト先で半年以上の勤務実績があれば有給休暇をとることができます。
しかし、アルバイト先が有給休暇をきちんととらせてくれるかはまた別の話です。
バイト先によっては有給休暇を支給してくれない、ブラックバイトも多くあります。
さらに、仕事に穴をあけることになるので、バイト先によっては「自分で代わりを探せ」と言われることもあります。
フリーターは重い病気になったら退職に直結する
もし、長期入院しなければいけない病気になった時、フリーターはアルバイトを辞めるしかありません。
しかし、正社員ならわたしの会社のように3カ月まで休職できる会社もあります。
また、傷病手当があるので、入院中もいくらかの収入があります。
フリーターの場合、重い病気なるとアルバイトの退職に直結しますが、正社員ならある程度融通がきく上に手当金まで支給されるのです。
さらに、フリーターが病気になって職を失ったとしても、雇用保険に入っていなければ、失業給付も受け取れません。
正社員なら雇用保険には入社時点で加入となるので、多くの場合失業給付を受けとることができます。
【フリーターは雇用保険に加入できない?加入できる社会保険まとめ】
フリーターが病気になったら医療費を払うのもキツイ
フリーターは病気が治った後も、心配ごとがあります。
それは医療費の支払いです。
もし、病気になって入院となれば、入院費は1日1万円以上かかります。
検査入院だけなら1日ですみますが、ひどい病気なら1カ月以上入院になることもあります。
そうなると入院費だけで30万円、さらに検査費、治療費、薬代・・・。
これを退院後払わなければいけないと思うと相当キツイですよね。
貯金があればまだしも、なければ分割して払っていかなければなりません。
いくら辛くとも「なるべく早く退院しなければ」と思い、治療に専念できないでしょう。
病気になってバイト休む、もしくは辞めることになるので、生活費さえあるのかあやしい状況です。
フリーターで入院となってしまった人は、一時的にでもどこからか借りてしのいだという人が多いです。
また、病み上がりの体ではガッツリ働くことも厳しく、ギリギリ生活になることは間違いないでしょう。
ちなみに、知人には入院費をケチったためにバイクで事故った傷をドライヤーで乾かした猛者もいましたが、相当痛い上に傷がちゃんと治るかもわからないですし、ほかの場所もケガしているかもしれませんのでやめましょう。
フリーターは健康保険に加入しておこう
もし、健康保険に加入していないフリーターがいたら危険です。
健康保険に加入していれば、医療費は3割負担で済すみますが、加入していなければ10割負担となります。
こうなると、もし病気になってもお金が心配になり、病院に行けなくなってしまうかもしれません。
それで病気が悪化して重症化してしまったら、最悪、命にかかわるかもしれません。
もし、事故にあって危機一髪のところで助かったとしても、後で高額な医療費の請求がきたらシャレになりません。
健康保険に加入していれば、高額療養費制度で約7万2千円を超えた場合には、あとで払い戻されます。
フリーターの収入では、病気になったら対応がかなり大変です。
せめて会社の健康保険か、国民健康保険には加入しておきましょう。
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