お金を運用し、増やすことができる投資。
わたしも「株で一攫千金!」という夢を一度は見たことがあります。
その一方で、投資には投資したお金が一瞬でゼロになるというリスクもあります。
投資にはそれなりにまとまったお金がかかるイメージがありますが、フリーターでもできる投資はあるのでしょうか?
フリーターでも投資はできる
株式投資と外貨投資(FX)であれば、手続きが簡単で、フリーターでも投資用の取引用の口座を開設することができます。
最近はネットからでも投資の準備ができるようになっていますね。
投資についてよくわからないフリーターも多いと思いますので、株式投資と外貨投資について簡単に説明します。
株式投資
株式投資で利益を得る方法は主に下記の2つです。
値上がり益
株価の上がり下がりで稼いだ時の利益です。
株が安い時に買って、高い時に売り、その差額を儲けるという簡単な仕組みですね。
配当金
あなたが株を買った会社の業績が良ければ、配当金がもらえる可能性があります。
配当金の割合は会社によって様々で、なし(0%)というところもあれば、資金の3%というところもあります。
外貨投資(FX)
外貨投資(FX)は、外国のお金を取引して、その差額で利益を稼ぐ投資方法です。
例えば、今は「1ドル=110円」ですね。
今、11万円でドルを変えば、1,000ドルになります。
では、1年後、1ドル=120円になったとします。
このタイミングで1,000ドルを日本円に変えたとしましょう。
そうすると、1,000ドルは12万円になります。
最初に変えたお金が11万円だったので、+1万円の利益がでたことになります。
FXにはレバレッジという、少しの資金を担保にして大きなお金を動かせる仕組みがあります。
大きなお金が動かせれば、当然儲けは大きくなります。
しかし、損をした時の額も大きく、動かした分のお金が借金として残ることになるので注意が必要です。
フリーターが投資で生活できるかは別の問題
フリーターでも投資は可能です。
しかし、投資で生活できるかどうかはまったく別の問題になります。
投資にはリスクがつきものだからです。
短期で大きく稼ごうとすれば、その資金が一瞬にしてなくなることも十分にあるのです。
株式投資は年間10%の利回りでも良いと言われる世界です。
1年間に10万円が11万円にするだけでも大変です。
投資初心者が短期戦のデイトレードなどでまぐれ勝ちできたとしても、ラッキーが続くことはありません。
せっかく10%増えたお金も、1回のトレードでゼロになんてこともザラにあります。
初心者がローリスクでお金を増やしていきたいなら、長期投資が基本となります。
長期投資には安定収入が必要不可欠
長期投資は、すぐにお金が増えるというものではありません。
低い利回りでコツコツ増やしてくいくやり方です。
そのため、運用には継続的な投資資金と、生活のための収入が必要不可欠です。
さらに、投資の勉強もする必要があるでしょう。
フリーターできっちり毎月数万円ずつ投資に回し、勉強し続けるのはかなり大変です。
また、最初に用意した資金が少なければ、それだけお金が増えるのにも時間がかかります。
最低100万円くらいのまとまったお金がなければ、かける労力に利益が釣り合わないと思うでしょう。
ネットでは「フリーターで投資して豪華な暮らしをしている」なんて人もいますが、そんな例はごく一部の人たちだけです。
それに、その人が最初っからずっとフリーターだったかどうかはわかりません。
投資で稼ぎたいなら、まず準備を整えよう
「ちょっと遊んでみよう」程度の少額投資であれば、やってみても良いと思います。
しかし、投資で稼ぎたいと思っているなら、投資を始める前にまず就職して安定収入を確保することです。
結局、初期投資のための資金と運用のための資金がない状態で投資を始めても、お金を無駄にしてしまう可能性の方が高いのです。
就職すれば、1年貯金して投資資金を100万円貯めることも十分可能でしょう。
最悪、借金だけ残る可能性もあります。
まずは、投資のための準備を整えてから、投資をスタートするべきだと思いますよ。
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