日本は恵まれた国なので、フリーターとして生きていくこと自体は不可能ではありません。
ですがそれなりの人生設計を立てるとなると、ずっとフリーターのままでいるのは難しいでしょう・・・
それは長年フリーターを続けてきた経験と、不安になって調べまくって得た情報や知識。
さらに現在の社会をみていても感じていることです・・・
なんでフリーターのままでは人生設計を立てるのが難しい?
フリーターは次のようなことから、人生設計や将来設計をたてるのが困難です・・・
それらを4つの理由からまとめました。
その1:安定した収入がもらえない
フリーターは原則、1時間◯◯円といった時給で働いています。
時給については、地方と東京での格差は大きいですが、いかなる理由でも仕事を休めば無給になるのは同じです。
それが仮に大怪我や病気、出産などで入院して、仕事を休むしかなかったとしてもです・・・
これが正社員なら、有給がつかえたり労災がおりたりするので、仕事を休んでいる間も一定の給与は支払われます。
こういった収入面での安定度は、フリーターと正社員では大違いです。
他にもフリーターの収入は、たまに時給が見直されるくらいで、大きな昇給などはありません。
さらにボーナスすらもなく、まとまったお金を手にすることもありません。
ですので正社員で働く人とくらべると、年齢があがるほどに収入の差が開く傾向にあるんです。
特に30代半ば以降では、その差は相当なものになります。
もしかしたら若い間はいいかもしれませんが、金銭面だけで考えても、フリーターは将来的な人生設計を立てにくいと言えます。
正社員が安定する時代かどうかは別にしても、現代においても正社員の方がフリーターより収入面で安定するのは事実です。
その2:社会的な信用が全くない
フリーターの方は、自分で思っている以上に社会的信用がありません。
これはフリーター時代にたくさん実感しました。
例えば・・・
- クレジットカードの利用枠が増えない。
- 大きな買い物でローンが組めない。
- 結婚することに反対される。
- 必要以上に自分の人生設計に口出しされる。
- 妙に心配される。見下される。
こういったことをたくさん経験しましたし、周りのフリーター仲間からも聞いていました。
それが正社員になって数年働いたあとでは、上記のようなことはなくなりました。
少なくとも、家やマンションのローンすら組めず、結婚にも反対されるような状態では、まともな人生設計は立てられません。
社会的な信用があるだけでも、これらの問題は解決して人生設計は立てやすくなりますよ。
その3:結婚できない(結婚しにくい)
先ほども少しふれましたが、フリーターが人生設計を立てにくい大きな理由が恋愛関係です。
フリーターは社会的信用がないこともあり、いざお付き合いをしている方の両親のところへ挨拶にいっても、結婚を反対されがちです・・・
また恋愛関係でも不利になりがちで、フリーターを続けていることが別れの原因になることも多々あります。
さらに25歳くらいまではギリギリセーフでも、30代でフリーターを続けているようだと、恋愛対象にすらなりにくいです。
人それぞれで考えは違うと思いますが、結婚は人生における一大イベントです。
結婚することで子育てができたり、心身の健康をたもちやすくなったり、将来的な不安も少なくなります。
ですので結婚が出来るのとそうでないのとでは、人生設計の立てやすさは大違いですよ。
その4:老後にリタイアできない
フリーターが人生設計を立てにくい最大の理由が、老後のことが不安だからではないでしょうか?
もちろん正社員を続けていても、現代において老後の保証が確かとは言えません。
今はそういう時代にではありませんからね・・・
しかし厚生年金や退職金などの事を考えれば、フリーターよりも明らかに安定する可能性は高いでしょう。
まぁ・・・そもそも年金が本当にもらえるのか?
勤めている企業が、退職するときまで存続していて退職金がでるのか? などの問題はありますけどね。
それでも長期的な人生設計を考えた時、老後にリタイアできる可能性が高いのは間違いなく正社員を続けた人です。
そしてそれは長期的に考えれば、精神的な安定にもつながります。
中には年金を払っているから大丈夫という人もいますが、国民年金は満額支払っても月額で6万ちょっとしかもらえません。
とてもじゃありませんが、安心して老後の生活ができるレベルではありません。
フリーターのままでは一発あてでもしない限り、老後のリタイアは不可能に近いでしょう・・・
真面目に人生設計を立てたいなら行動しよう
フリーターのままでは、人生設計が立てにくいということは説明の通りです。
その状況を打破するには、正社員になるという選択が間違いなく最も近道です。
正社員になりさえすれば、安定した収入問題、社会的な信用問題、結婚問題、老後の問題もまとめて解決です。
ですがフリーターを続けてきた人にとって、正社員になることは簡単なことではなりません。
考え方や働き方などの問題を差し引いても、そもそも面接を通過できないという問題が待ちかまえていますからね・・・
フリーターというのは、職歴でみれば結構なマイナスですからね。
しかも長く続ければ続けるほどに不利になります。
ですがそういったフリーターの方でも、就職支援サイトを利用すれば正社員になれるチャンスはあります。
就職支援サイトとは、就職活動や転職活動のサポートを無料でおこなってくれるサービスです。
就職支援サイトについては、こちらの漫画でわかりやすく解説しています。
これらの中には、フリーターや既卒といった不利な状況にいる方に特化したサービスというものもあります。
ただしこういったサービスの大半は、20代の方を募集しています。
20代であれば、フリーターといった状況にいる方でも、喜んで採用してくれる企業はありますからね。
とはいっても同条件なら、29歳よりは25歳の方が有利で、25歳よりは22歳の方が有利です。
だからこそ、早めに行動した方が良いのは間違いない事実なんです。
あなたがもし、将来的な人生設計を真面目に考えているなら、早めに行動して損はありません。
正社員になれば全てが変わるとは言いませんが、フリーター時代よりは大きく前進できるはずです。
とりあえずは、迷わず一步踏み出しくださいね。