人事の本音シリーズ第4弾は、お年寄りとのコミュニケーションも多い新聞屋です。
地方ではそこまでイメージが悪くないかもしれませんが、都心ではブラックなイメージのある業種かもしれません。
ちなみに今回話を聞けたのは、新聞を書く方の人(記者)ではなく配達員をやっている店長ポジションの人からです。
どんな人を正社員として採用したいと考えますか?
朝が弱くないこと、遅刻しないことは絶対条件ですね。
誰かが遅刻してしまうと、迷惑をこうむるのは社員だけではありません。
配達地域全てのお客様からクレームの入る恐れもあります。
そうなると、新聞の契約も解約されてしまうことにもなり、大損害を被るかもしれません。
そういった最悪の事態にならない為にも、採用する人は遅刻しないことが絶対条件です。
アルバイトから正社員になることは可能ですか?
可能ですね。
実際、新聞奨学生と呼ばれる住み込みで働く学生が、そのまま正社員になってくれることもあります。
また、朝刊配達のお手伝いのつもりで雇った掛け持ちのフリーターさんが、そのまま就職してくれることもあります。
アルバイトの募集に関しては、タイミング次第では朝刊や夕刊の配達などを募集しています。
常に募集しているわけではありませんが、わりと頻繁に募集しているところは多いです。
新聞屋の実態は、ブラック企業でしょうか?
会社や営業所によると思いますね〜。
ここだけの話わたしは同じ業界で転職しているんですが、以前働いていた新聞屋は完全にブラックだったと思います。
休みは月に4度ありましたが、固定の休みはもらえなかったので2週間連続の勤務もザラでした。
また、まとまった休みももらえず、年間休日はホワイトカラーの会社の半分以下でした。
ですが、週に2回ほど休みをもらえていた店舗もあるようなので、全ての新聞屋の店舗がブラックかというとそうではないと思います。
また休日だけでなく、かなり強引な営業を押し付けている会社もあるので、一概には言い難いですね。
住み込みの仕事はありますか?
都心の新聞屋だと、結構一般的にありますよ。
新聞屋は朝が早いので、そのまま住み込んでもらうパターンも多いですね。
寮費は格安で提供できますし、お金もたまるので、一石二鳥かと思いますよ。
ただし寮の質も新分野次第なので、そこも運の要素が大きいです。
良い寮。良い営業所に当たれば、楽しくやれるかと思います。
インタビューを終えて
世間体はイマイチかもしれませんが、仕事の始まる時間が早い分、仕事あがりも早い新聞屋は健康的な仕事といえます。
新聞奨学生や新聞屋でアルバイトの経験があるフリーターは、新聞屋への就職に有利になるそうです。
特に経験がなくても、フリーターから就職するのが難しくない業界のようなので、配達が苦にならない人や住み込みで働きたい人に向いている職業ではないでしょうか。
ぜひ参考にしてみてください。
※ 特定をさけるため、会社名、担当者名等は質問されてもお答えできかねます。ご了承ください。
関連の記事: