フリーターなら履歴書は1枚くらいは書いたことがあると思います。
アルバイトの面接の度に丸写ししていたのは、きっとわたしだけじゃないはずです。
残念ながら、就職するための履歴書は、アルバイトの時のように丸写しでは通用しません。
就職活動では、一番最初に採用担当者が見る書類は基本的に履歴書になると思います。
履歴書は決まったことを書くもののように思いますが、きちんと書けていなければ面接にすらこぎつけることができない、意外に重要な書類なのです。
逆に言えば、履歴書がきちんと書けていれば面接に繋がる可能性はグンとあがります。
今回は、既卒・フリーターが就職に有利になる履歴書の書き方を紹介します。
就職で有利になる履歴書の書き方
1. 写真
履歴書の書き方とは少し違うかもしれませんが、写真は履歴書で一番最初に採用担当者の目につくところです。
いつも駅前のインスタント写真ですませている人は、この機会にちゃんとしたスタジオでプロのカメラマンに撮ってもらいましょう。
スタジオで写真を撮れば一番見栄えのいい角度で撮ってくれますし、自分では気づかないクセも言ってくれるので、最高の状態の写真ができあがります。
100枚近く写真を撮ってくれるのですが、ある程度カメラマンさんが良くとれたものを見せてくれて、見比べながらその中で一番いいものを選べます。
足りなくなった時の焼きまわしもしてくれますよ。
写真を撮る時の服装は、スーツが無難です。
髪はさっぱりと切るか、女性の場合はまとめます。
普段ノーメイクの女性は薄化粧でいいので、化粧をした方が印象が良いです。
なるべく清潔感のある格好で撮りましょう。
最近は、スマートフォンで撮れるアプリもあるようですが、余計なものが写り込んでしまったり、光の具合が難しいのでおすすめしません。
2. 職歴
履歴書の職歴部分は、正社員経験がないと何を書くべきか迷うと思います。
ずっとフリーターの人や、正社員の時期もあるけどブランクが空いてしまった既卒の人は、アルバイト歴を記入しましょう。
「○○年○○月 □□会社にアルバイトとして入社」という風に、アルバイトとして働いていたことがわかるように書きます。
職歴に書くアルバイトは勤務期間が1年以上のもの、1年以上のがない人は半年以上のものなど、長いもののみ記載しましょう。
3. 免許、資格
履歴書の免許・資格欄には、なるべく希望する職種・業界に関連するものを記載します。
まったく関係のない資格をかいても意味がないですし、関連性のない資格をたくさん書きまくっても「何がしたい人なんだろう?」と疑問をいだかせるだけです。
この資格を書いてプラスになりそうかどうか、を考えて書くようにしましょう。
4. 志望動機
志望動機は、履歴書で「御社にものすごく入社したいんです!」というアピールができる唯一の欄です。
ここで熱意がアピールできなければ、フリーターで書類選考を通ることは叶いません。
なるべくこの志望動機は、志望する会社のことを調べつくしてから書きましょう。
ぼんやりとしかわかってないまま書いても、誰にでも書けるような志望動機しか書けません。
より具体的に、下記のことを伝えられるかどうかが重要です。
- 志望する企業に興味を持ったきっかけ
- 志望する企業のどこに魅力を感じているか
- 入社後どのように貢献することができるのか
間違っても、「企業理念に共感しました」というような抽象的な書き方や、就活本の例文をコピペしたような文章にはならないようにしましょう。
また、志望動機欄に余白があると、熱意が足りない印象をあたえてしまうため、読みやすさが保たれる程度に欄内いっぱいになるよう文字数を調節しましょう。
5. 自己PR
職務経歴書に自己PRを書いている人は、履歴書の自己PR部分には「職務経歴書に別途記載しております」でもOKです。
自己PRを履歴書に書く場合には、過去のアルバイト歴や学生時代の経験などから、希望する職種や業界に関連するものをPRするのが良いでしょう。
自己PRは、具体的なエピソードであるほど説得力があり、相手に伝わります。
多少、話を盛るくらいならいいですが、全部ウソは面接でぼろが出るのでやめたほうがいいです。(過去経験済み)
また、就職に向けて関連する知識や資格など、勉強中のものがあればそれもアピール材料になります。
自己PRの文字数も、欄内いっぱいにおさまるように調節しましょう。
履歴書の注意すべきポイント
意外と抜けてしまう下記の点もチェックしてください。
漏れやミスが多いと、「仕事でも漏れやミスの多い人なのでは?」とイメージされてしまいます。
1. 現住所
履歴書の現住所欄には、ハイフンを使わず「◯丁目◯番地◯号」と漢字で記載しましょう。
フリーター時代は少しでも書くことを少なくするために、ハイフンで記入してましたが・・・。
就職用の履歴書では、丁寧に、最後まで省略せず書くのが基本です。
2. 本人希望欄
履歴書の最後に「本人希望欄」がある履歴書もあると思います。
特にない場合は空欄にしがちですが、「特になし」と記載しておきましょう。
3. 敬語の使い方
謙譲語と尊敬語を間違って使わないように気をつけましょう。
また、「食べれる」などの「ら」抜き言葉も注意しておきたいところです。
履歴書の敬語の間違いはチェックで防げるため、怪しい部分は他の人にもチェックしてもらうのが安心です。
面接時にも間違えやすいため、気をつけましょう。
4. 消えるボールペン
履歴書を書く時に使うペンは、黒のボールペンや万年筆が基本です。
フリクションなどの消えるボールペンはNGです。
5. 手書きで書くかパソコンで書くか?
履歴書は手書きで書けば間違いはありません。
特に、就職を希望する職種が事務職や介護職など書くことが多くなりそうな仕事の場合は、手書きで書く方がいいです。
綺麗な文字で書くことで、丁寧な印象をつけることができますよ。
最近では、PCで履歴書を作成するのも珍しくなくなってきましたので、IT系やベンチャー企業への就職を希望するなら、修正が簡単で読みやすいPCで作成するのも良いでしょう。
業種によって、手書きかパソコンで打つのかをわけるのがオススメです。
面接官や企業の求める人材をイメージしてみると、わかりやすいと思いますよ。
詳しくはこちらの記事でもまとめていますので参考にどうぞ。
履歴書を郵送する時は送付状(添え状)も書こう
履歴書などの応募書類を郵送で送る時は、送付状(添え状)もそえた方が丁寧です。
送付状があると、誰からどんな書類が送られてきたかがひと目でわかるため、採用担当者の手間が省けます。
ビジネスでは、郵便物に添え状をつけることは基本的なマナーとなりますので、原則つけるものとして覚えておきましょう。
送付状の詳しい書き方や例文については下記の記事にまとめていますので、参考にしてください。
封筒の書き方も気を抜かずに
履歴書を郵送する時は、封筒の書き方にも気を抜けません。
特に宛名部分は間違っているとものすごく目立ちます。
「様」や「御中」の使い分けは間違えやすいので注意しましょう。
部署あては「御中」、個人名や採用担当は「様」です。
履歴書を入れる詳しい封筒の書き方や送り方などは、下記の記事でまとめています。
履歴書を書き上げたら必ず誰かに見てもらおう
履歴書がかけたら誤字脱字がないか、変な言い回しがないか必ずチェックしましょう。
自分がチェックした後、自分以外の誰かにも見てもらってください。
自分ではいくら完璧にチェックしても、気づかないところがあるからです。
親や友人でも良いですが、できれば就職支援サイトの担当者など、就職のプロに見てもらうのがオススメです。
ちゃんと希望する会社に適したアピールができているか、書類選考を通るだけの出来になっているかもチェックしてもらえます。
もっと効果的な言い回しがあればアドバイスももらえるため、書類選考通過率はグンとアップするはずです。
フリーター・既卒で履歴書を見てもらうなら、オススメは書類審査通過率90%以上のハタラクティブです。
20代なら利用できるのでぜひ活用してみてください。
就職支援サイトは、履歴書の添削だけでなく、職務経歴書や面接対策など、就職活動をトータルにサポートしてくれます。
フリーターからの就職の強い味方になってくれますよ。