20歳になると、法律的にも完全に大人とみなされるようになります。
そうなると、いい加減「そろそろやばいかも」って思うことがありませんか?
そう、「働くこと」についてです。
- いつまで親のスネをかじっているのか。
- いつになったら働くつもりなのか。
- そろそろ自力で生活してほしいんだけど。
いつまでもフラフラして定職に就いていないと、親や周囲の大人たちから上のような言葉をかけられてしまうことも。
焦燥感にかられて就職活動に手を出してみるものの、履歴書を前に、企業にアピールできるものを何一つ見つけられず固まってしまう。
むしろ、マイナスに思われてしまうような点しか持ち合わせていないことに気づき、絶望感を味わう人も多いです。
例えば、高校中退で学歴が中卒だったり、働いていない期間が長く空いてしまっていたり。
就職活動に絶対に必要となる履歴書や職務経歴書がうまく書けないとなると、就職活動がスムーズに進まなくなるのも当然です。
しかし、そんなことで悩むのは今日限り終わりにしてください。
実は、学歴に自信がなくても、職務経歴に空白期間があっても、就職活動がうまくいく、それも正社員になれる方法があるんです。
高校中退は就職できない?今からでも高卒資格をとるべきなのか
結論から言うと、高校を中退しても、最終学歴が中卒でも、就職することはできます。
ただ、高校を中退したものの年齢がまだ20代という場合なら、高校に通い直す手段もありますね。
もちろん、高校に通い直すことでかけがえのない時間を手に入れることは確かです。
ただ、高校に通い直す目的が「高卒資格がほしい」というものだけであるならば、わたし個人の意見ですが、高校に通い直すよりも今すぐに就職活動をしたほうが良いと考えます。
理由を説明しますね。
そもそも高校中退でも就職することができる
高校中退をしてしまった場合、最終学歴は中学卒業になります。
「義務教育しか受けていない、中卒を受け入れてくれる会社なんてないのでは……」
そんなふうに自信がなくなる気持ちもよくわかります。
でも、その心配は無用なんです。
今は色んな企業、業種で人手不足が目立っています。
会社側としては、どんな人間であれ、志がある人を雇いたいのが心情です。
そもそも雇う側は、よほどの研究職でない限り、学校や大学で学んだことって企業内ではさほど役に立たないということを理解しています。
企業に入ってから真面目に色んなことを学んでもらう、それだけで、誰でも十分に戦力になる。
企業が欲しい人材は、大卒や高学歴の人間ではなく、粘り強く働く姿勢を見せてくれる人間なんです。
学歴はあるに越したことはないけれど、絶対ではありません。
今の時代「働きたい」という強い熱意がある人であれば、中卒であれ、高卒であれ、就職できることが多くなってきている。
中卒で働ける場所があるのだから、わざわざ高校をやり直す必要はないんです。
早く一人前になることが、未来の自分の選択肢を広げる
高卒の資格を得るためにもう一度勉強をし直すと、多少なりとも時間がかかります。
多くの時間を使って、やっと高卒の資格が取れて、それから就職活動を……と頑張ってみても、スムーズに就職できるとは限りません。
なぜなら、先述した通り何かの専門技術を取得しない限り、高卒も中卒も入社したてのスタート地点は一緒である、と企業は考えるからです。
学歴不問で募集をしている企業の場合、中卒か高卒かは採用の判断の基準になりません。
高校をやり直し多分年齢が上がり、そのせいで不採用になってしまう可能性だってあります。
働くに当たって必要となる専門的な知識や技術を習得するには、なんといっても時間が必要なんです。
早く働き始めた分だけ多く、学校では経験できないような現場での経験を積み、実践的なスキルを習得することができる。
だから企業はなるべく若い人材を欲しています。
当然、早く社会人として活躍できるようになると、働く側にとってもメリットがあります。
人より早く技術を身に着け、一人前になることで、人生の選択肢はぐんと広がります。
他の人より早く技術を習得できるということは、周りよりも一歩も二歩も先に進めるということ。
自分の実力が周囲に認められると、今の会社よりも良い条件で、他の会社からスカウトされる、なんてこともありえます。
「今就職したい」という気持ちも大切ですが、「今後の将来で有利な方向に進みたい」という気持ちも持つべきです。
高卒の資格を得るために高校に通い直すのではなく、中卒のまま働ける場所を探してみる。
そうすることが、未来の自分の選択肢を広げることに繋がります。
高校中退でも就職できる職業
高校中退でも就職できる、と書きました。
ここでは実際に高校中退でどんな職業に就職できるのか、代表的な例を紹介していきますね。
男性なら営業
営業には個人向けと法人向けの2種類が存在します。
法人向けの営業は高度な知識が必要となる場合が多いので、高校中退者の場合は個人向けの営業がおすすめです。
イメージの通り、営業は「数字を出すこと」、「結果がすべて」の世界です。
だからこそ、学歴やスペックは関係なく、実績を上げることができる人だけが企業で重宝されます。
営業に必要なスキルは誰とでも明るく会話できるトーク力や社交的な性格だけ。
学術的な要素はほぼ必要ない場合が多いので、高校中退者でも輝ける職場だと言えるでしょう。
また営業は先述した通り、数字が全ての厳しい職場なので、精神面の強さも必要となってきます。
営業はガッツと気合がある方が多い高校中退者の人だからこそ、長く続けられる仕事だとも言えます。
女性ならサービス業
高校中退者の女性の場合、飲食店のサービススタッフやアパレルの販売員など、サービス業で働く人が多いです。
高校中退者男性が営業で働くことで輝ける。
それと同じように、「実力勝負」の世界であれば、高校中退の女性でも存分に輝くことができるんです。
特に販売という職業の場合、販売するものは多岐にわたります。
中でもアパレルや化粧品など、若い女性をターゲットにしている商品の販売は、熱意のある女性であれば学歴関係なく働ける場合が多いです。
販売の他にも、慢性的に人手不足の介護の世界に飛び込む女性も多いです。
介護業界では、無資格、中卒でも介護の仕事に従事しながら資格取得を応援してくれるような職場もよく見かけます。
高校中退の女性でも、働ける職場は数多く存在します。
就活しながら関連資格の勉強をすれば高校中退でも就職が有利に
「資格取得を目指しながら介護の現場で働くこと」についてもちょこっとだけ触れました。
資格取得に関して言えば、現場で働くながら資格取得を目指す、という以外にも方法があります。
それが就職活動をしながら、その業界で必要となる資格の取得を目指す方法。
このやり方は、高校中退者でも就活が有利に動くため、おすすめの手段の1つです。
もちろん就職活動を始める前に資格を取得しておくことが悪いことだというわけではありません。
実際、資格を所持しておくことで、就職活動時に有利に動くこともありますし。
ただ、その資格が活かせる職場に就職できるのかどうか、つまり、希望通りの職に就けるのかどうかは、資格取得時にはわからない。
「絶対に資格が活かせる場所で働こう」という意思が強ければ強いほど、就職先の幅を狭めてしまうことにもなります。
よって、「絶対に働きたい職が決まっている」場合以外なら、就職活動をしながら希望する業界の資格の取得を目指すやり方がベストです。
特に高校中退者の場合は、雇用者側に熱意をアピールすることが何よりも大事です。
「御社で働くために資格取得を目指しています」とアピールすることは、就職活動時に有利に働きます。
まとめると、
- 資格を取得することで就職先の幅を狭める可能性がある。
- 就職活動をしながら資格取得を目指せば、企業に良いアピールができる。
- 就職活動前に資格取得をしてしまうと、就職先に寄ってはその資格を実際に使わない可能性も出てくる。
以上の理由から、高校中退者の場合、資格は取得してから就活を始めるよりも、就活しながら希望する業界の資格の取得を目指すのが良いと言えます。
高卒中退者の履歴書が有利になる書き方
高校を中退してしまった場合、履歴書の学歴欄をどのように書けばよいのか悩んでしまった経験はありませんか?
学歴を書く際に絶対にしてはならないことは、学歴を詐称すること。
そもそも高校を中退した事実だけで、就職活動が不利に働くことはありません。
採用者は、高校を中退するという大きな選択をしたのだから、それなりに理由があったのだろうと考えてくれます。
採用者が知りたいのは、あなたが高校を中退する決断をしたその理由です。
高校を中退した理由を上手に書くことで、採用者側の印象もがらっと変わります。
中退理由はどのように書くべきなのか、簡単に説明します。
高校を中退した理由を書いたほうが良い場合
- 金銭的な問題で中退した。
- 介護をする必要があり中退した。
など、自分ではどうしようもない問題で高校中退の選択を取ったとします。
そのような場合は自分に責任がないことを伝えるためにも、明確に中退理由を記載しておきましょう。
きちんと中退理由を記載しておくことで、あなたが投げ出したり怠けたりして高校を中退したわけではない、ということが採用者にも伝わります。
- 健康上の理由で中退した。
という場合でも、きちんと理由を明記しておくべきです。
ただ、この場合は、採用者はあなたを雇ったとして、健康に働いてもらうことができるのかが気になるはずです。
だからこそ「〇〇治療のため中退しましたが、現在は完治しています」等と一言書いておくと良いでしょう。
- アメリカ留学をすることにした。
- 高校とは別にやりたいことができた。
- 早く社会人となり、やりたいことができた。
というような、ポジティブな理由で退学をした場合も、明記しておきましょう。
前向きに決断力を持って中退したことが伝われば、採用者にも好印象を持ってもらえます。
高校を中退した理由を書かないほうがいい場合
高校を中退する理由が以下のような場合は、中退理由については履歴書で触れなくとも問題ありません。
- 怠けて学校に行かなかった。
- 人間関係がうまくいかなかった。
- 毎日学校に通うことが苦痛だった。
そもそも、履歴書で高校中退理由について明記する義務はないんです。
- 「社会人として大丈夫ななのか」
- 「会社に入ってもすぐにやめてしまうかも」
上のような不安を採用者が感じてしまう可能性がある中退理由は、書かないようにしましょう。
面接はどう乗り切る?高卒を中退したことは伝えるべき?
履歴書に中退歴があることで、採用者側はあなたに少々マイナスなイメージを持っている可能性があります。
そのため、面談ではなるべく早い段階で採用者側の不安や疑問を解消する必要が出てきます。
多くの面接では「自己紹介をお願いいます」というところから面談がスタートします。
自分が自由に語れる時間をもらったら、そのときに中退理由を正直に話しておきましょう。
ただ、中退理由がネガティブなものの場合(学校に馴染めなかったなど)くどくどと中退理由を語ることは必要ありません。
理由をいくら語ったところで、中退したという事実に変化はないからです。
採用者は「高校を中退しているけど、会社はちゃんと辞めずに働いてくれるだろうか」という点を不安に感じていることがほとんどです。
「中退したことは事実だけれど、自分は社会人として働きたいからこの場にいる」ということが採用者に伝わるよう、完結に中退理由を語るようにしましょう。
採用者から中退理由についてつっこまれることもあるかもしれません、が、その場合も質問に誠実に答えれば大丈夫。
採用者は質問することであなたを責め立てたいのではなく、不安を解消したいだけ。
誠実に、正直に回答することで、採用者の不安も払拭され、就職に一歩近づくはずですよ。
高校中退した人が使える就職支援について
以上、高校を中退した場合にどんな職業があるのか、履歴書や面談はどうすべきか、という話をしてきました。
次は高校中退者が就職する際に力になってくれる存在を紹介します。
それが、就職支援サービスです。
正直、あなたが高校中退者なら、より明るい未来へと進むためにも、就職支援サービスは絶対に利用してほしいサービスです。
その理由を説明します。
ハローワークで高校中退者の就職支援をしてくれるが求人はブラックが多い
職を探そうと思ったら、まず頭に浮かぶのが「ハローワーク」かもしれません。
実際ハローワークでは高校を中退した人の就職相談も受け付けています。
さらにハローワークでは技能研修や職業説明会などのサポートなども行われています。
探せば必ず家の近くにあるハローワーク……身近な分、まずはハローワークに行ってみようと考える高校中退者は多いでしょう。
ただ、実は、ハローワークで紹介してもらえる企業には、ブラック企業も含まれているんです。
やっと見つけた企業で履歴書も通り、念願の面談に進んだ……けど、話してみたらブラック企業だとわかった、なんていうことも。
せっかく就職した先がブラック企業で、心身ともに疲れ果ててしまい、結局退職してしまったら、意味がないですよね。
高校中退者が1人で就職活動をすると、入ってくる情報が少ないからこそ、ブラック企業に捕まってしまいやすいんです。
だから、企業や業界の内情を知らない高校中退者にこそ、ホワイト企業に入社するためにも、就職支援サービスは利用してほしいんです。
また、ハローワークがおすすめできない理由がもう一つあります。
それが、ハローワークは担当制を採用していないという点。
ハローワークでは、行くたびに担当が変わります。
つまり、あなたはハローワークに訪れるたびに一から就職活動の現状を説明し直す羽目になるんです。
そんな状態だと、就職活動の悩みも相談する気になりませんよね
民間の就職支援サービスなら一人ひとりに就職活動のプロのアドバイザーがついてくれます。
担当制だからこそ、アドバイザーはあなたの就職活動の悩みを何でも受け止めてくれる存在です。
就職支援サービスを利用すれば、孤独になりがちな高校中退者の就職活動も、強力なサポーターが支えてくれます。
就職支援サービスは効率しがちな高校中退者にこそ、使ってほしいサービスなんです。
サポートを受けるなら民間の就職支援サイトの方が良い
就職支援サービスを受けようと思ったら、必ず民間の就職支援サービスを選ぶようにしてください。
というのも、ハローワークとは違い、民間の就職支援サービスの求人情報には、かなり細かい情報まで明記されているんです。
公示されている企業の情報量が多い分、民間の就職支援サービスを利用すればブラック企業にひっかかること可能性が限りなく少なくなります。
さらに、少し先述した通り、民間就職支援サービスの多くが担当制を採用しています。
しかも、ハローワークとは違って担当してくれる人はプロのアドバイザー。
あなたの仕事に関する適正を判断したり、将来どうなりたいのかというところから逆算して、今あなたが就くべき仕事を紹介してくれます。
担当制なので当然、就職活動を通じて生まれる悩みも、常に親身になって解決へと導いてくれるんです。
以上の理由から、長く働くことができる職場を見つけたいと思っている高校中退者には、民間の就職支援サービスは絶対に使うサービスです。
特に有名で評判が良いところは、フリーターに特化したサポートをおこなう「ハタラクティブ」です。
書類選考なしで一気に面談までいけるから、書面上の高校中退理由で落とされることなく、就職が決まるまでが早いんです。
ほかにも、「就職Shop」や、20日間の無料就職講座をおこなっている「JAIC(ジェイック)」など、高校中退者だからこそ利用してほしい民間の就職支援サービスは数多く存在します。
あなたにあった民間就職支援サービスがきっと存在するはずです。
下記の記事で、評判の良いの就職支援サービスをランキング形式で紹介しています。
>>口コミからわかる人気の就職支援サイトランキング!特徴・活用方法も網羅
今はどこの支援サービスもだいたいWebサイトから簡単に就職相談ができますよ。
行ってみたい就職支援サービスを見つけたら、まずは公式サイトから就職相談の予約を入れてみてくださいね。
高校中退でも安定した将来を手に入れられる!
以上、高校中退者でも就職できる! というお話でした。
高校中退者は確かに、高卒や大卒よりは就職するのに苦労するかもしれません。
しかし、就職活動のやり方次第では、高校中退者であっても、将来の安定を望める正社員にだってなれるんです。
先述しましたが「まずはとりあえず、高校卒業の資格を取ろう」とし、高校に通い直すことはおすすめできません。
「今すぐに就職する」という道から遠ざかってしまうのは、結果的に、安定した将来からも遠ざかることになる場合が多いからです。
早く安定した仕事に就きたい、早く安定した収入を手に入れたい。
そんなふうに感じているのであれば、今すぐ就活を始め、周囲の人よりも早く職業経験を積むべきです。
そして、高校中退者だからこそ民間の就職支援サイトを利用して、就職活動で失敗するリスクを極限まで減らしてください
- いつも書類選考で落とされてしまう。
- 圧迫面接を受けてしまった。
- 入社してみたらブラック企業だった。
民間の就職支援サービスを利用すれば、上記のようなことを経験しないで済むんです。
さらに、プロの就職アドバイザーという心強い味方ができます。
アピールできるような資格、特技、経歴がなくても、あなたのアピールポイントを一緒に探してくれます。
何より、あなたがどういった未来を送りたいのか、あなたの将来像を大切にしてくれ、親身になって就職活動を応援してくれるんです。
就職支援サービスを利用する際に、高校中退ということを引け目に思う必要は全くありません。
就職支援サービスのプロのアドバイザーにとっては、中卒であろうが、高卒であろうが、関係ありません。
あなたが本当に「働きたい」と思っているかどうか、が、最も重要な部分なんです。
評判の良い就職支援サイトは【口コミからわかる人気の就職支援サイトランキング!特徴・活用方法も網羅】 のページにまとめてあります。
ぜひ参考にして、良さそうな就職支援サイトを見つけてください。
そして、無料相談の予約を入れてみてください。
そこから、あなたが正社員として安定した職業で働く未来がスタートするはずです。