食事のマナーや電車でのマナーがあるように、就職活動にもマナーがあります。
就職活動のマナーを知らないと恥をかいてしまうだけでなく、採用の印象にかかわることも。
特に会社説明化や面接での会社訪問時、電話をする時の就職活動マナーくらいは覚えておきたいところです。
というわけで、今回は就職活動における基本的なマナーを紹介します。
就職活動での言葉づかいマナー
まず基本のキとも言える、言葉づかいの就職活動マナーから。
正しい言葉づかいができることは、就職活動のみでなく社会人にとっても必要とされるマナーですよね。
では正しい言葉づかいなんなのか?というと、尊敬語・謙譲語・丁寧語を正しく使えているか?ということです。
尊敬語
相手に敬意を表す時に使う。
主語は自分ではなく、「貴社・あなた・◯◯さん・お客様・先輩」などの相手になる。
- いう→おっしゃる
- いる→いらっしゃる
相手の動作や状態に敬意を表す表現。主語はお客さまや上司。
謙譲語
自分・自分の身内の動作・状態をへりくだって敬意を表す表現。
主語はわたくし(ども)。
丁寧語
相手を尊重し、ものの言い方を丁寧にする言葉。
「です」「ます」「でございます」をつける。
謙譲語
自分や自分の身内、部下などのことを控えめに表す時に使う。
主語は「わたし・わたくしども」などと自分や身内になる。
- いう→申し上げる
- いる→おる
丁寧語
言い方を丁寧にする時に使う。
「です」「ます」「ございます」などを語尾につける。
- いう→いいます
- いる→います
この3つの言葉づかいを完璧に使えればこしたことはありません。
しかし、わたしのように使い慣れていないフリーターや既卒の人は無理に使うのはオススメできません。
今日覚えようとして身につくものでもないので、間違っていることにも気づかずメチャクチャな日本語になってしまうことがあるからです。
基本的には、丁寧語を正しく使って、流行語や略語は使わないようにしとけばOKです。
「〜的に」「〜感じで」「ヤバイ」「」「オカン」などは使わないようにしましょう。
就職活動で会社訪問をする時のマナー
受付
説明会や面接で会社を訪問する時は、ドタバタしてしまうのをふせぐため、10分前には受付をすませましょう。
受付は、電話のみおいてある場合と受付担当の人がいる場合があります。
電話のみの場合は内線番号をかけ、呼び出します。
電話にでたら、「こんにちは」と挨拶をし氏名と要件を伝えます。
受付担当の人がいる場合は、その人に挨拶をし伝えれば問題ありません。
早めに到着すると、心の準備をする時間が十分にとれます。
トイレにでもいって身なりを最終チェックしておきましょう。
社内で
会社で社員の人とすれ違う時は軽くお辞儀をして、挨拶をするようにしましょう。
エレベーターを乗る時も、先に誰か乗っていたら軽くお辞儀をします。
控室
面接の前など、控室に通された時にはドアに近い方の席(下座)に座りましょう。
控室でも静かに過ごします。
突然ドアがあくこともあるため、誰もいないからといって化粧直しなどをするのはオススメできません。
面接官や担当者が入ってきたら、立ち上がり挨拶をします。
就職面接時の挨拶マナー
面接などで部屋にはいる時は、ドアを3回ノックし「どうぞ」と言われてから入室しましょう。
2回だとトイレの時のノックになってしまうので、3回です。
その時、相手の方を見て「失礼します」と一声かけてから入ります。
部屋に入ったら、ドアを静かに閉めて、面接官に向き直り軽くお辞儀をして、イスの横まで移動します。
名前と「よろしくお願いします。」と挨拶して、「おかけください」などと声をかけられてから着席しましょう。
面接が終わって部屋をでる時も挨拶を忘れずに。
部屋の外にでたら相手の方を見て「ありがとうございました」と声をかけます。
軽くお辞儀をして扉をしめましょう。
就職活動では電話でも気をつけるべきマナーがある
電話で面接と同じくくらい緊張してしまうという人は、わたし以外にもいると思います。
緊張してつまってしまうという人は、話す内容をメモなどにまとめておくのがオススメです。
マナーとしては、電話をかける時間帯に気をつけることです。
担当者が午前中だと忙しかったり、18時以降だと帰っていたりします。
12時は休憩中だと思うので、お昼すぎの14時ぐらいが良いと思います。
ただし「◯時頃に」と言われている場合や、繋がりやすい時間帯を教えてもらっている場合は、それにしたがいましょう。
また、なるべく静かな場所で落ち着いてからかけるようにしましょう。
早口になってしまいがちなので、ゆっくり話すのを意識すると良いですよ。
表情やしぐさは意外に電話にもでるので、笑顔で話すのも良い声のトーンで話すことができ、効果的です。
必ずメモをとれる準備をしておくことも忘れないでください。
就職活動のマナーまとめ
就職活動のマナーを紹介してきましたが、必ず全てパーフェクトにできてないと不採用になる、ということはありません。
最低限、当たり前のことを当たり前にできれば悪目立ちしてしまうことはないでしょう。
でも、ずっとフリーターしかしてこず、社会人経験のなかったわたしは、その当たり前のマナーもよくわかっていませんでした。
たまたま、説明会や面接にいったら同じエレベーターに面接官が乗っていた・・・という可能性もゼロではありません。
マナーが悪かったら、あまりいい印象でない状態で面接になってしまいます。
逆にマナーが良かったら、いい印象で覚えておいてもらえるかもしれません。
周りにマナーが悪いと言われたことのある人は要注意です。
正社員で今後働くことを考えて、この機会に基本のマナーは身につけておきましょう。