あなたは圧迫面接を受けたことがありますか?
圧迫面接とは、面接者にあらゆる方法でプレッシャーを与え、ストレス耐性や適正を見極める面接方法のことです。
アルバイトの面接で圧迫面接をされることはほとんどないため、既卒やフリーターの中には経験したことがない方もいるかもしれません。
しかし、フリーターや既卒が就職活動をおこなうと、圧迫面接をされることは珍しくありません。
特に、長いことフリーターをやっている人に対して、企業はあまり信用していません。
そのため、圧迫面接をおこなうことで見極めようとする会社がでてくるのです。
わたしが受けた面接の中にも、圧迫面接と思われるものがありました。
面接官がやけに厳しく「うちの会社には向いてない」と言われたり、「アルバイトしかやってないけどちゃんと働けるの?」と言われたり、「字が汚い」ことを突っ込まれたり。
他の面接では突っ込まれないようなことを、感じの悪い言い方で言われました。
出来れば圧迫面接をするような会社には、わたしは就職したくありません。
しかし、圧迫面接をおこなうのは、ブラック企業だけというわけではないようです。
そうなると、圧迫面接の対策も知っておいて損はなさそうです。
今回はそんな圧迫面接についてまとめて書いていきます。
圧迫面接をする会社はブラック企業?
「圧迫面接をおこなう会社なんて、ブラック企業なんじゃないか?」そんな風に思いたくなるほどキツイ圧迫面接。
そもそも圧迫面接をおこなうのは、予想外のできごとにどう対応するのか?やストレス耐性をみるためです。
そのため、ブラック企業ではやはり圧迫面接は多くなります。
ストレス耐性がなく、簡単に辞められても困るためです。
しかし、ブラック企業以外にも圧迫面接をおこなうところは、少ないもののあります。
前述した通り、予想外のことに対応できるかどうかは、仕事のトラブル処理能力をはかるポイントとなります。
ブラック企業でなくても、そういう時にも対処できる柔軟な人材が欲しい場合に、圧迫面接で見極めようとする企業もあるようです。
圧迫面接3つの対策 圧迫面接はこれで乗り切ろう
圧迫面接がどうかは、就職コンサルタントやエージェントを通さない限り、事前に知ることはできません。
口コミやウワサで流れていることもありますが、自力で就職活動をしているほとんどの場合は、当日その場で「もしかして圧迫面接か?!」と気づくくらいです。
そのため、動揺してしまいがちですが、落ち着いて対応することが大切です。
圧迫面接は、いざという時下記のような考えた方、答え方ができるように、模擬面接をおこなって対策をうつのが効果的です。
01. 「そういう遊びなんだ」と思う
まず、圧迫面接の対策として、ヒドイ態度をされたり、言われ方をしたら「そういう遊びか!」と受け止めましょう。
お芝居みたいなもんで、「面接官は圧迫面接をする面接官という役」「あなたは圧迫面接をされる面接者という役」だと割りきりましょう。
面接官はあなたが嫌いで圧迫面接をしているわけではなく、そういう手法で面接をおこなって、試しているにすぎません。
気分が悪くなったり、苦しくなったり、冷や汗がでたり、腹が立ったりするかもしれませんが、ここでムキになっても逆効果です。
無駄に疲れるし、印象が悪くなるしで良いことありません。
「こういう遊び、遊び」と心の中でとなえて、冷静に対処しましょう。
02. 目の前の人はただのおっさん、おばさんだと思う
圧迫面接でどうも緊張したり、恐くなって言葉がでないという時は、面接官を面接官と思わないことも対策になります。
相手は面接官、「もう落ちたかもしれない・・・」と思うからあせってしまうのです。
そもそも、面接官もしょせんはただの「おっさん」や「おばさん」なのです。
近所の人としゃべる時のように、気楽に構えましょう。
03. 一度受け止めた上でポジティブに返す
圧迫面接では、思わずイラっとしてしまったり、否定したくなる質問をされることもあります。
そんな時の答え方の対策としては、真っ向から否定をせず、一度飲み込んだ上でポジティブな答えを返しましょう。
一旦一呼吸おいて気持ちを落ち着けたら、面接官の意見を肯定したと見せかけて、ポジティブに返すのです。
例えば「うちの会社には向いてないと思うけど?」という質問には、下記のように答えるといった方法です。
「 確かに向いていない点もあるかもしれません。しかし、◯◯の経験は◯◯の面で活かすことができると思います。また、◯◯については現在勉強をすすめており、将来的には◯◯に貢献できると考えています。」
といった感じで、認めた上で意欲があることをアピールしましょう。
フリーター・既卒の圧迫面接でよくある質問
フリーターや既卒が受ける圧迫面接では、責任感や甘さが問われることが多いです。
また、どうしてフリーターだったのか?という質問を、心が折れそうな言葉で深掘りしてくる場合もあります。
下記のような質問がよくあるので、このような質問がきた場合、どう答えるかを考えておくのが良いでしょう。
- なんでずっとフリーターだったの?
- 経験がないけどちゃんと仕事できる自信がありますか?
- あなたの考えは甘いですね
- おっしゃっていることが矛盾しているようですが?
- どうせすぐに辞めるんじゃないですか?
- ろくなアルバイトをしていないようですが?
- 弊社には向いていないと思います
いっそ圧迫面接を避けるという手もアリ
圧迫面接の対策と、よくある質問について紹介しましたが、誰も「圧迫面接なんて受けたくない」というのが本音じゃないでしょうか。
実際、圧迫面接をしていない会社なんて山ほどありますから、できれば避けたいですよね。
わたしの場合、圧迫面接はもうコリゴリだったので、転職支援サイトを使ってからは圧迫面接は避けてもらってました。
担当者はどんな面接がおこなわれるかもある程度把握していたので、それ以降圧迫面接にあたることなく就職することができました。
圧迫面接で修行をつむのもアリですが、ブラック企業に誤って就職しても大変です。
就職してしまっては、簡単に辞めることはできません。
圧迫面接やブラックに企業を避けたいなら、就職支援サイトの担当者と相談しながら賢く就活するのがオススメですよ。