就職活動の応募書類といえば履歴書ですよね。
履歴書はアルバイトに応募する時も必ず書くので、フリーターであれば何回か書いた経験があると思います。
履歴書の作成って1枚だけでも大変なのに、数社になると本当に大変なんですよね。
そのため最近では、履歴書をパソコンで作成することも珍しくなくなってきました。
でも、履歴書っていまだに「手書きのほうが良い」っていう風潮がありませんか?
実際のところどうなのか、調査してみました。
履歴書作成は手書きとパソコンならどっちが良いの?
結論から言うと、履歴書を手書きで作成するのが良いのか、パソコンで作成するのが良いのかは賛否両論あるようです。
ライフネット生命保険が、手書き作成した履歴書とパソコンで作成した履歴書について、新卒採用関係者に意識調査をおこなったところ、下記のような結果でした。
- どちらにも差はない・・・約68%
- 手書きが有利・・・・・・約29%
- パソコンが有利・・・・・約3%
どちらでも問題ないというのが半数以上ですが、1/3程度の企業はまだ手書きのほうがいいと思っているんですね。
手書き作成しておけば問題なさそうですが、応募側としては出来ればパソコンで作成出来た方がラクだし良いなと思ってしまいますね。
このまま「手書きが良い!」だけではなんだかなぁという感じなので、履歴書を手書きで作成した時とパソコンで作成した時の、メリット・デメリットについても確認しておきましょう。
履歴書を手書きで書くメリット・デメリット
手書きのメリットについて
- 丁寧さが伝わる
- 文字に違いがでるため目に止まりやすい
- 字が綺麗な人は印象がよくなる
手書きのデメリットについて
- 書き間違えた時のダメージがでかい
- 何社にも書かなければいけない時は苦行
- 字が汚いと読みづらくなる
- 作成に時間がかかる
履歴書を手書きで書く最大のメリットは、丁寧な印象を与えることができるという点でしょう。
デメリットは、書くのが大変になること、字が汚いと逆効果になる恐れがあるなどが大きいのではないでしょうか。
履歴書をパソコンで作るメリット・デメリット
パソコン作成のメリットについて
- 作成時間を短縮できる
- 間違えても簡単に修正できる
- 字の汚さに左右されないので誰がつくっても読みやすい
パソコン作成のデメリットについて
- 丁寧さにかけるイメージがある
- 使い回しと疑われることがある
- 字で違いが出せないので並べた時には埋もれやすい
履歴書をパソコンで作成する時の最大のメリットは、書き上げる時間を大幅に短縮できることですね。
確かに何社も平行して応募したい場合などは、履歴書をパソコンで作れるとかなりラクです。
逆にデメリットとしては、ぱぱっと作ったようなイメージがでてしまうことでしょう。
これは受け取る側によっては、良くない印象を持つ人もいそうです。
転職ならパソコンで作成して、名前だけ手書きもアリ
履歴書をパソコンで作成する場合、名前や住所だけ手書きにするという人も増えてきているようです。
これは「私が作りました」というサインの変わりになり、字で個性を出すこともできるため、転職で履歴書をパソコンで作る時の主流の作り方となっていきそうですね。
見出しも手書きという人もいるようですが、これはどちらでも良い気がします。
ただし、新卒やフリーターや既卒からの就職活動の場合は、一部手書きよりも全て手書きのほうがやはり丁寧な印象になると思います。
手書きかパソコンかは業界や応募方法で使い分けよう
手書きの方が無難であることは変わりないため、やはり履歴書の作成は基本は手書きが良いでしょう。
といいつつも、すべての履歴書を手書きで作成するのは正直しんどいので、パソコンでもOKそうな企業はパソコンで作成で良いと思います。
では、パソコンで作成でもOKそうな企業とはどういう企業なのか?
業界ごとに区切って考えるとわかりやすいかと思います。
手書きで作成するのが有利そうな業界や企業
- 仕事上手書きの多い事務職
- 仕事上手書きの多い不動産業界
- 社員の年齢層が高そうな歴史の長い老舗企業(大手商社、大手金融、大手メーカー等々)
パソコンで作成してもOKそうな業界や企業
- 外資系
- IT、Web系
- ベンチャー企業
応募方法で手書きとパソコンを使い分ける
業界以外にも応募方法で手書きとパソコンを使い分けるという方法もあります。
WEBから応募する時やメールで添付する場合、逆にコピペできるデータでないと相手方にとって不便になってしまうからです。
- 履歴書を郵送で応募、もしくは面接の時に持参→手書きで作成
- WEBから応募、もしくはメールでの添付→パソコンで作成
これらをふまえて、今回の会社には手書きかパソコン、どちらで履歴書を作るのが適しているか?を考えて、履歴書の作成にあたりましょう。
まとめ
繰り返しになりますが、履歴書は基本的には手書きで作成すれば間違いありません。
もし、パソコンを駆使してラクしたい場合でも、昔の習慣が残ってそうな企業は手書きでおこなってください。
ただし最先端っぽい企業はパソコンで作成しても良さそうです。
もちろん形式を指定されている場合はそれにならいましょう。
就職支援サイト経由なら、こんな疑問も聞けば教えてくれるので聞いてみてください。
これで履歴書の書きすぎで、腱鞘炎(けんしょうえん)になりかけることも少なくなりそうですね。
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