- 仕事を辞めたばかりでフリーターを続けたい
- 就職できない、またはしたくない理由がある
- 今すぐお金が必要
など、さまざまな事情があってフリーターで掛け持ちでバイトしたい。
今回はそういったフリーターの方向けに、掛け持ちするならおさえておくべき、バイト選びのポイントについてまとめました。
このポイントをおさえれば、「掛け持ちするバイト選びに失敗した」なんてことは避けられるでしょう。
掛け持ちバイトを選ぶ時の3つのポイント
1.時間を効率的に使えるか
知っての通り1日は24時間しかありません。
寝る時間や食事の時間、風呂や支度時間などの最低限の時間をひくと、バイトにあてられる時間はせいぜい12時間程度ではないでしょうか。
当然ですが、このバイトにあてられる時間のうち、実際に働いている時間が長ければ長いほど、収入はあがるわけです。
ですので、バイトを掛け持ちするなら、この時間内でいかに無駄なくシフトを入れることができるかが重要になってきます。
無駄なくシフトを入れるには
- 最初のバイトから次のバイトまでの移動時間
- 最初のバイトから次のバイトまでの空き時間
を短くする必要があります。
例えば、今のバイト先から移動に1時間かかるところに次のバイト先があるようでは、毎日1時間ロスしていることになりますし、交通費も無駄に発生します。
また、昼間のバイト終わりから次のバイトまで3時間空き時間があるようでは、その間時間をつぶす場所を確保しなければいけません。
つまり、今のバイト先から掛け持ちするもう一つのバイト先までは近い方が良く、空き時間は移動時間と最低限の休憩をのぞいてなるべくない方が良いです。
さらにいえば、今のバイト先から家までの間に次のバイト先があると無駄がありません。
もし、今の仕事が固定シフトじゃないなら、掛け持ちバイトはシフトが自由に決められるかも大事になってきます。
今の働いているバイト先を基軸に考えて、時間的に無駄がなく、シフトに融通のきくバイトを掛け持ちに選ぶようにしましょう。
2.休みがとれるか
1つめのポイントと相反するようですが、休みがとれるかどうかも重要です。
バイトを掛け持ちすると、シフトの都合上、1週間のうち丸1日休める日が1日もない、というのはよくある話です。
それでも、若いうちは体力があるので意外と頑張れるのですが、疲れは少しずつたまっていきます。
そのまま頑張り続けるとミスが増えて、いづれ病気になったりケガをします。
遊べないとストレスもたまるので、最低でも1週間のうち1日は休みがしっかりとれるようにバイトを選んでください。
3.収入が増えるか
意外にあるのが、”掛け持ちするより今のバイトの時間を増やしたほうが収入が多かった”ってパターン。
気晴らしで掛け持ちしたい人は別ですが、収入を増やしたくて掛け持ちしているフリーターにとってこれは悲劇です。
今のバイトを増やした時と、掛け持ちした時の収入をシミュレーションをしてみて、今のバイトのほうが収入が高くなるなら掛け合ってみるべきです。
「本人に働く気があっても店長には伝わってなかった」っていうのはよくあるので、一度シフトを管理している人に確認してみましょう。
おすすめの掛け持ちしやすいバイト
最後に、掛け持ちしやすいおすすめのバイトについても紹介します
下記のようなバイトはシフトの自由がききやすく、週1日2時間から働ける仕事もあるため、掛け持ちがしやすいバイトと言えるでしょう。
- 飲食バイト
- コンビニバイト
- 宅配バイト
- イベントバイト
- 引越しバイト
- 家事代行バイト
バイト探しは「マイベストジョブ」ですると、25,000円のお祝い金がもらえて一石二鳥です。
ほかにもバイトではありませんが、特技があればクラウドソーシングで稼ぐという手段もあります。
例えばタイピングが得意なら文字おこしの仕事、文章を書くのが得意なら記事作成の仕事、絵を描くのが得意ならイラストの仕事が考えられますね。
クラウドソーシングサービスは「クラウドワークス 」が有名です。
また、特別な経験や知識があるなら自分を売り込める「ココナラ」を活用しても良いでしょう。
どちらも相応のスキルや実績が必要なため、一定以上の収入を得るのは難しいですが・・・。
【豆知識】掛け持ち時の社会保険と確定申告について
掛け持ちすると社会保険ってどうなるの?という質問をよく聞かれます。
社会保険の一般的な加入条件は「1週間の所定労働時間が20時間以上で、31日以上の雇用の見込みがあること」です。(社会保険の加入条件はバイト先により違う場合もあるので、確認してみてください。)
バイトの掛け持ちをすると、どうしても一つの職場あたりの労働時間は短くなるので、この条件に当てはまらない場合があります。
そうなると、社会保険には加入できません。
ですので、社会保険に加入したい場合には、片方のバイトを本バイトとしてガッツリ働き、もう片方のバイトをサブ的に入れるのがおすすめ。
こうすれば、本バイトの方で社会保険に加入することができます。
また、掛け持ちをすると確定申告が必要な場合がでてきます。
目安としてはバイトを掛け持ちしていて、年間150万円を超えると、フリーターでも自分で確定申告が必要です。(クラウドソーシングなどの副業は、副業分の年間所得が20万円以上で必要)
まとめ
フリーターでバイトを掛け持ちする場合には、時間を効率的に使えて、1日は休みがとれて、収入が増えるバイトを選ぶようにしましょう。
社会保険の確認と、年間150万円以上になる場合には確定申告の処理も忘れずにしてください。
これらをおさえれば掛け持ちバイトライフが充実するはずです。
といっても、できれば就職した方が良いですよ。
「フリーターでバイトを掛け持ちするなら就職した方がいい」でも書きましたが、正社員で就職すれば下記のようなメリットがあるからです。
- 時間のやりくりに悩まされない
- 週2日(最低でも週1日)しっかりと休みがとれる
- 昼間、決まったサイクルで健康的に働ける
- プライベートな時間が確保できる
- まとまった休みをとって旅行に行くことも可能
- 福利厚生が充実しており、住宅補助があったり有給や産休といった休みもとりやすい
- 面倒な確定申告の手続きが不要
- 働く時間が減るのに収入が増える
- 急にシフトが減ったり、収入が減ることがない
実際に、
掛け持ちバイト時代は250時間働いて月給約24万円だったのに、
正社員に就職したら180時間働いて月給約28万円になった
という例を知っています。
時給換算すると・・・・
掛け持ちバイト時代は時給960円福利厚生なし、
対して正社員の今は時給1,500円福利厚生ありです。
ボーナスがある会社なら、さらに時給の差は大きくなるでしょう。
その知人はバイトを3つ掛け持ちする猛者でしたが、「もう昔のような働き方には戻りたくない」と言っています。
今は就職をサポートする無料サービスが整って、フリーターからでも、昔より就職が楽になりました。
一度ハタラクティブなどのキャリアカウンセラーに、自分が就職した場合の給料をシミュレーションしてもらうと良いですよ。
就職できる選択肢があるなら、今のうちに準備しておきましょう。