【結論】TOKYO START LINEの口コミ評判を調べたところ、「敷居が低くチャレンジしやすい」という良い口コミや評判がある反面、「実習先企業によって差がある」という悪い口コミや評判もいくつかありました。
とはいえ実際に実習を受けてから就職先が決められるというのはかなり大きいメリット、「働いてみたら聞いていた話と違う」といったリスクを極力減らすことができます。
良い実習先に当たっているフリーターや既卒の口コミも多くありましたし、悪い実習先に当たったら就職しなければ良い話です。
自分に合う就職先を見つけたいなら、これ以上ない就職支援サービスと言えるでしょう。
就業先は東京都内に限られますが、無料なうえに奨励金がでる就職支援サービスはほかにありません。
まずは説明会に参加して、実習を受けるかどうか判断するのが良いでしょう。
今回は東京都がおこなうフリーター・既卒向けの就職支援事業「TOKYO START LINE(若者正社員チャレンジ事業)」の口コミや評判と、サービスの特徴についてまとめていきます。
TOKYO START LINE(若者正社員チャレンジ事業)って何?
「TOKYO START LINE(若者正社員チャレンジ事業)」は東京都が運営する就職支援サービス「東京しごとセンター」が、転職エージェントパーソルキャリア(旧 インテリジェンス)に委託している事業です。
企業内実習体験してから志望企業を決定するため、実際に働いてみてから就職先を決めたいフリーターや既卒に向いている就職支援事業となります。
また、実際に企業に働きぶりをみて採用を判断してもらえるため、職歴なしやニート歴があるなど書面上では不利な経歴でも就職できる、というメリットがあります。
サービス名 | TOKYO START LINE(若者正社員チャレンジ事業) |
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運営会社 | パーソルテンプスタッフ株式会社(公益財団法人東京しごと財団より委託) |
対象者 | 29歳以下の求職者(学生不可)で下記にいずれかにあてはまる方が対象 ・就職・就業経験がない方 ・非正規での就業経験のみの方 ・直近2年以内の正社員としての職歴が1年未満の方 |
公式サイト | https://wakamono.tokyo/ |
上記対象にあてはまらない方にはこちらの就職支援サービスがオススメです。
口コミ評判は実習先によって悪いものも・・・
- フリーター歴が長かったが就職できた
フリーター歴がかなり長かったので、本当に就職できるのかなと思いながらも参加しました。
ハローワークでも見つからなかったので、正直無理だと思ってました。
実習を受けたあと、自分はそこで働きたいと思って実習先企業へ応募したのですが、1社目は不採用でした。
結局、3社目で受かりました。
条件は良いとは言えませんが、就職できただけでも良いと思ってます。 - 企業内実習がよかった
企業内実習はどの職種に就職しても活用できるものだと思いました。
実習先企業の担当者の方にはどのような質問にも、親身にアドバイスしていただけました。 - 実習先がブラック企業
最後の砦と思って、TOKYO START LINEに参加。
実習先企業はブラック企業だった。
マニュアルもないし、ロクに教える気もない。
やり切れずに途中でやめた。 - 実習前セミナーで社会人としての基礎を学べた
就職経験がないので、実際に企業に行って実習とかすごく不安だったんですが、実習前のセミナーで心構えや基本的なビジネスマナーを学べました。
なんとか実習も終えて、IT系の実習先企業に就職が決まりました。 - 離職率が高い会社を紹介された
紹介された実習先の会社を調べたら、離職率がハンパじゃなかったんです。
ゴネまくったら実習先を変えてもらえましたが、危うくとんでもないところに行かされるところでした。 - 実習で就職後のイメージがつかめた
学校卒業後、就職したもののすぐに仕事を辞めてしまって、そこからずっとフリーターでした。
東京スタートラインへ参加したのは、実際に企業で働いてみてから就職ができるからです。
僕が紹介されたのはあるメーカーの営業です。
実習中は先輩社員に同行して、名刺交換や打ち合わせにも参加しました。
実際に働いているイメージがつかめて、自分にはあってると感じましたね。 - 実際に人柄を見て選考してもらえるのがいい
いつも書類選考の段階で落とされていたので、実際に人柄を見てから選考してもらえるのはありがたいですね。
私の経歴だと、そうでもないと就職できなかったと思います。
仕事は厳しいですが、これから頑張っていこうと思っています。
6つの特徴!なぜ実習?自分に合う会社が見つかる理由とは?
特徴その1:条件をクリアしていれば誰でも参加できる
民間の就職支援サイトだと、あまりに就職がむずかしそうな人の場合は断られることがあります。
TOKYO START LINEなら自治体が事業元なだけあって、一定の条件をクリアしていれば誰でも参加できます。
そのため、ほかの就職支援サイトを受けることができなかったフリーターや既卒、ニートであっても就職するチャンスがあります。
実際利用者データでも、60%の方は正社員未経験、10%の方はアルバイト経験もない方です。
経験やスキルがなくてもIT業界や製造業界に就職できた方もいます。
特徴その2:70%以上が正社員で就職している
TOKYO START LINEの実績データをみると、事業開始から3年間で1000人以上が利用、うち7割以上の人が就職に成功しています。
また、約70%の方が正社員で就職に成功しており、東京都で正社員として就職できる確率は高いといえるでしょう。
特徴その3:実習先企業は人柄重視
職歴がなかったり、ニート歴があったりするとなかなか書面でアピールは難しいものです。
しかしTOKYO START LINEでは、実習先は合同企業説明会で企業担当者との面談で決定します。
そのため、書面のみで判断されることはなく、存分に自分という人柄や意欲をアピールすることができます。
採用時も人柄や働く意欲を重視する企業がほとんど。
実習で前向きに働いている姿勢や仕事に対する意欲をアピールできれば、たとえ不利な経歴でも十分に就職が可能です。
特徴その4:約20日間の企業内実習
TOKYO START LINEに登録後はまず説明会に参加します。
その後、企業との面談を通して、実際に企業にいき約20日間の実習を受けることができます。
実習先の企業は都内100社以上、業種はITやサービス、商社、メーカー、広告、小売、不動産、建設、医療・福祉、出版など幅広く選べます。
自分で企業を判断し、企業にも人柄を見てもらった上で就職を決めることができるので入社後のイメージがしやすく、会社選びに失敗する可能性は低くなります。
実習先企業に就職した方の継続率のデータでもわかるように、約70%の方は今も実習先企業で仕事をつづけていることから、現在の職場に満足している方は多いようです。
特徴その5:最初から最後まで専任のアドバイザーがサポート
TOKYO START LINEに登録すると、実習後の就職活動だけでなく実習前から専任のアドバイザーがつきます。
最初のカウンセリングであなたの希望にあったキャリアプランを一緒に考えくれたり、実習が問題なくすすむようにサポート。
実習後の就職活動でも、志望企業に合わせて応募書類や面接をどう対策したらいいのか?丁寧にアドバイスをくれます。
気軽に相談できるということもあり、利用者の満足度は80%以上ととても高いです。
特徴その6:最大10万円の奨励金が支給
実習に参加すると内容に応じて、最大10万円の奨励金を受けることができます。
これは自治体が運営元の事業ならではですね。
生活のためにバイトに穴をあけることができないフリーターでも、比較的チャレンジしやすいように設定されているようです。
よくある質問
- アルバイト経験もないんですが、実習で働けるか自信がありません
- 心配いりません。
TOKYO START LINEは、もともとニートの方の就職をサポートすべく立ち上がった事業です。
実際、就職経験がない利用者も約10%おり、サポート体制は整っています。
担当アドバイザーとJOBリーダーの2人体制で、しっかりサポートしてくれますよ。
受け入れ企業も正社員未経験者がくることをわかっているので、理解があります。
実習前も実習中も不安なことは、いつでもTOKYO START LINEの担当者に相談してくださいね。 - 本当に無料ですか?奨励金がもらえるって本当ですか?
- サービスの利用には最初から最後までお金はかかりません。
奨励金は実習後、申込書類を提出すると約1カ月くらいで振り込まれますよ。 - 実習先はどうやって決めるんですか?気になる企業があるんですが・・・
- 実習先は合同企業説明会に参加して決めます。
希望の企業がある場合には、担当アドバイザーに相談してみましょう。 - ブラック企業を紹介されませんか?実習先の辞退や変更は可能ですか?
- 自分に合わない企業だと感じたら、実習前に遠慮なくTOKYO START LINEの担当者に相談しましょう。
基本的には、直接合同企業説明会で企業と話ができ、どんな会社か確認できるので心配はいりません。
実際に約70%もの方が実習先企業で仕事を続けています。 - 30代でも利用できますか?
- TOKYO START LINEは20代限定のため、30代の方は利用できません。(ただし、お申込み後に30歳になってしまった場合はOK)
現在30代の方は同じく都が運営しているミドルコーナー や、DYM就職といった民間の就職支援サービスを使ってください。 - どうやって利用できますか?
- まずはこちらのTOKYO START LINE公式サイトからWeb登録し、説明会に参加しましょう。
気になっているけど、決めかねているという方も話を聞いてみるだけでもOKです。 - 埼玉に住んでいるのですが参加できますか?
- 東京都に住んでいなくても、都内の実習先に通える方であれば参加できます。
もちろん、神奈川や千葉などに住んでいる方の利用も可能です。 - 就職活動と並行しても良いですか?
- 平行は可能ですが、日程調整などが発生するので担当アドバイザーに伝えておきましょう。
- 質問があります。どこに問い合わせればいいですか?
- TOKYO START LINEのWeb登録フォームに「お問い合わせ」という項目がありますので、そちらに記載してください。
電話(03-5211-2871/平日:9:00~20:00 土曜:9:00~17:00)でも問い合わせできます。
【まとめ】悪い実習先にあたったら就職しなければOK!自分に合う就職先を見つけることができる、これ以上ないサービス
口コミや評判を見ると、敷居が低くチャレンジしやすいという良い口コミや評判がある反面、実習先企業の質に問題があるという悪い口コミや評判もいくつかありました。
紹介企業自体は東京しごとセンターの管理しているものだと考えられるので、ブラック企業などの企業も混じっている可能性があります。
とはいえ、実際に実習を受けてから就職先が決められるというのはかなり大きいメリットです。
「就職してみたらイメージと全然違った・・・」というのはよくある話ですが、そのリスクを極力減らすことができますから。
”自分に合う就職先が見つかる”という意味では、これ以上ない就職支援サービスと言えるでしょう。
気になるカウンセリングや転職エージェント担当者の質に関しては、パーソルキャリア(旧 インテリジェンス)がおこなっているのでそこまで心配する必要はないと思います。
悪い実習先に当たったら就職しなければ良い話です。
実際、良い実習先に当たっているフリーターや既卒の口コミも多くありましたので、都内への就職を希望していて対象条件に当てはまっている方は、十分チャレンジする価値があります。
無料で受けられる上に奨励金がでる就職活動支援サービスはなかなかないので、気軽に説明会に参加してみて、実習を受けるかどうか判断するのが良いでしょう。