就職が難しい時代でも、計画的な行動をすることでフリーターから就職することができます。
今回は4年間計画的にアルバイトで経験を積み、見事正社員で就職することができた男性、M.Aさんからいただいた体験談です。
どのように行動すればアルバイトから正社員になれるのか?
とても参考になりました。
18歳飲食店バイトから正社員へ M.Aさんの体験談
学歴なしでフリーターにならざるを得なかった
私がフリーターをしていた時代は丁度就職氷河期と呼ばれる時代でした。
そのため、学歴がない私は飲食店においてフリーターをしていました。
フリーターと言っても、それなりの収入を得るためには複数個所掛け持ちしなければいけません。
時給700円での仕事ですので、週6日フルタイムで働く形でした。
社員よりも仕事ができても評価されなかった
それだけの時間をアルバイトに費やしていくうちに、社員雇用のスタッフよりも自分のほうが、責任感を持って仕事をしていたり、実際に労働力という観点から優れているのではないかと感じる出来事がありました。
それはとあるお客様からのクレームが発生した時です。
他のアルバイトが起こしたクレームを社員が対応を嫌がり、私が対応しうまくまとめることができました。
今思えば本当にたまたまだったとは思いますが、その時は社員スタッフへの落胆の気持ちと自分の方ができるという謎の自信が沸いたものです。
しかし、そういった事があっても特別評価が上がることもありませんでした。
そういった評価制度が無い事もひとつの要因ではありますが、各種保険には当然入れず、同年代の友人達も就職していく中、安定収入、安定した環境および社会的地位が必要という認識はずっと持っていました。
正社員になるために実務経験を積んだ
飲食業界でアルバイトを始めたのは本当にたまたまだったのですが、その仕事をすることによってこの業界の面白さを実感していきました。
そういう事情があったので、正社員になりたいと考え始めたとき、まず行ったのは実務経験の積むという事でした。
真面目に仕事に取り組むことによって、店長から信頼を得ることができました。
本来アルバイトに任される仕事を超えて、その店の「味」に関わる部分にも携わるようになり、ついにはメイン商品の仕込みから作成までを教わりました。
別の店ではホールサービス業務に含まれる会計処理から、数字面の事を社員スタッフに教わり、原価率の概念やそれらから派生する収益率なども教わることができました。
さらにその知識をサービスに転換することにより、店の売り上げ向上の一助を担えました。
これらの実務経験は正社員になるうえで必要だと思い、実践し、獲得した一つです。
また、フルタイムで出勤していたこともあり、納品業者さんとも顔なじみになっていました。
どのような形態のお店で人手が必要になっているのか、情報を収集することもできるようになりました。
4年経験を積み、22歳で正社員に
18歳からフリーターになり、20歳で正社員を目指して行動した結果、22歳の時にアルバイトしていた所とは別の飲食店の会社で正社員になることができました。
正社員になって働き始めると、ホールサービススタッフとして、厨房スタッフとして、営業事務スタッフとして等、アルバイト時代に実践してきた職域を超えてたくさんの仕事を任されるようになりました。
アルバイト時代の経験のおかげで、比較的スムーズにそれらを熟していくことができた思います。
計画的な行動が正社員に就職につながった
M.Aさんのように、正社員になる日を決めて、計画的に行動すれば就職は簡単だといえます。
アルバイトであっても責任をもって仕事をできる人には、どんどん仕事をお願いしたい、と思うものです。
最初は「アルバイトなのに時給に合わない」と感じることもあると思いますが、そうやって経験を積める機会をつくることができれば、必ず実績になります。
また、責任感のともなう大事な仕事を任せられるほど、職場にとっても大事な人材となっていきます。
ここまでくれば、店側としても辞められたら困るので、正社員希望ということを全面にアピールしていけば、正社員への道は開けるのは間違いありません。
あなたも、もし今の仕事が好きなら、経験を積めるような環境に自らもっていってみてはいかがでしょうか。