就職先選びで失敗する確率を防ぐために効果的なインターンシップ。
インターンシップで実際に就業体験してから就職先を決められば、入社後「こんははずじゃなかった・・・」という状況を防ぐことができるので、利用する人も多い制度です。
実際に働けるので、スキルがついたり就職に有利になるメリットもありますね。
でも、インターンシップって学生がやるイメージがあります。
フリーターでも参加できるインターンシップはあるのでしょうか?
そもそもインターンシップとは?
そもそもインターンシップとは、就業体験の機会を提供する制度のことです。
実際に一定期間企業で働くことで、「自分がこの会社に入社して良いのか?」や企業側もあなたが「当社に合う人材か?」を見極めます。
インターンシップを利用すれば、入社後「思ったのとちがう」という会社選びのミスマッチをなるべく防ぐことができます。
インターンシップで働いている時は、基本的に給料は発生しません。
そのため多くの場合、学生が在学中に新卒入社する会社を選ぶ時に使う制度になります。
しかし最近では、優秀な若者を採用するために、高い報酬を支払うインターンシップもあります。
インターンシップで企業は何を見ている?
インターンシップで好印象を残すことができれば、その企業に就職できる可能性はグンとアップします。
インターンシップに参加する前に、インターンシップで企業が主に参加者のどこを見ているかを知っておきしょう。
「インターンシップで企業が主に何を見ているのか?」を知っていれば、どうアピールすれば好印象が残せるのかがおのずとわかると思いますよ。
人間性
インターンシップではあなたの人間性をチェックしています。
あなたがどんな性格や人柄は?
あなたの得意なことや不得意なことは何か?
問題があった時にどう対処するのか?
など、仕事以前のあなたがどんな人なのか確かめ、自社の社風にあうのかを見極めます。
仕事観
インターンシップではあなたの仕事への姿勢もチェックしています。
毎日の業務にどのように取り組んでいくのか?
仕事がない時も、積極的に動ける人間なのか?
仕事を効率的にすすめるために、工夫できるかどうか?
など、将来的に見ても仕事を積極的に進められる人かどうかを見極めます。
常識
一般的な常識を知っているか?
社会人としての基本的なマナーはどの程度身についているのか?
常識が身についていることは、努力できる人間ということ。
イチ社員として一人前に働けるまでに時間がかかる人材かどうかを見極めます。
フリーターがインターンシップに参加するメリット
学生が参加するとメリットの多いインターンシップ。
もちろん、フリーターが参加してもインターンシップで得られるメリットはたくさんあります。
就業経験がつめる
インターンシップに参加すれば実際に仕事をすることになります。
そのため、基本的なビジネスマナーを始めとして、様々なスキルを身につけることができるでしょう。
もし、インターン先で就職ができなかったとしても、他の企業に応募する時にインターンシップの経験が有利になります。
就職目的だけでなく、学ぶという点でもインターンシップはメリットがあります。
その仕事への適性がわかる
自分に何の仕事が向いているのか?
実際に働いてみないとわからないことは多いです。
インターンシップでは実際に仕事をすることができるので、その仕事が好きか嫌いか、向いているのか向いていないのかがわかりやすくなります。
特にフリーターで同じアルバイトしかやってこなかった人は、未経験の職種や業界への適性はわかりにくいと思います。
インターンシップに参加すれば、「自分に合うかも!」と思える仕事が見つかるかもしれません。
入社後の後悔する可能性が減る
インターンシップに参加すると、実際の職場の雰囲気を知ることができます。
求人には「アットホーム」とか「活気がある」とか書いてあっても、実際働いてみたら「働きづらかった・・・」なんてことはよくある話です。
さらに、「どんな人がどんな風に働いていて、どんな人が上司になるのか?」がわかれば、ブラック企業だった場合も就職前にお断りすることができます。
入社後に後悔しないために、インターンシップを活用することはとても効果的です。
就職しやすい
就職しやすいというのも、フリーターがインターンシップを活用する大きなメリットです。
インターンシップに参加した人のほうが、実際の人柄や仕事ぶりが見れるので企業側としても採用しやすいんですね。
それにインターンシップに参加するということは、それだけ就業意欲があるということの証明にもなります。
そのため、インターンシップに参加しなかった人よりも、インターンシップに参加した人のほうが採用されやすいというわけです。
大企業のなかには、インターンシップの参加を採用の一つの条件にしているところもあるくらいです。
企業によっては、インターンシップ後そのまま採用となる企業もあり、就職活動を結果的に楽にすすめることができます。
フリーターがインターンシップに参加するには?
社会人向けのインターンシップを利用すれば、フリーターでもインターンシップに参加することが可能です。
社会人向けのインターンシップに参加する方法はいくつかありますが、フリーターがインターンシップに参加しやすい方法としては下記3つがあります。
ハローワークからインターンシップに参加
ハローワークの窓口で、インターンシップへの参加を受け付けています。
ハローワークのインターン先は主に中小企業です。
ただし、ハローワークにはブラック企業の求人も多く存在するため、インターン先選びには注意が必要です。
若者正社員チャレンジからインターンシップに参加
地方自治体がおこなう就職支援事業の若者正社員チャレンジは、基本的にインターンシップをしてからの就職方法をとっています。
例えば東京都がおこなうTOKYO START LINE(若者正社員チャレンジ事業)では、約20日間の企業内実習後、就職するかどうかを決めることができます。
インターン先企業は100社以上あり、業種は飲食や広告、メーカー、工業、ITなど様々です。
最大10万円の奨励金が支給されるので、フリーターや既卒が参加しやすいインターンシップとなっています。
ただし、対象者は学校卒業3年以上経過した29歳以下の人で、正社員歴が直近2年以内に1年以上ない人に限られます。
インターン先が気に入れば、応募にすすみ、書類選考や面接などを経て採用になります。
「インターンシップに参加すればその会社に必ず就職できる」というわけではありませんが、インターンシップで好印象を残すことができれば就職できる可能性はかなりあがるでしょう。
民間の就職支援サイトからインターンシップに参加
民間の就職支援サイトの中には、インターンシップではなくてもインターンシップに近い形の研修を受けることができるものもあります。
例えば、ウズウズキャリアセンター なら未経験からITエンジニアと営業職につくことが可能な研修を実施しています。
対象者は20代までの新宿本社に行くことが可能なフリーター・既卒です。
また、実際にビジネスマン向けの研修をうけおっていたJAIC(ジェイック)なら、よりインターンシップに近いかたちの営業職の研修を受けることが可能です。
こちらも対象者は20代ですが、東京以外にも千葉・神奈川・埼玉・愛知・大阪・福岡・広島・宮城と拠点が多いので、地方でも利用しやすいです。
これらの就職支援サイトなら、実際の仕事に近い形でITエンジニアと営業を体験できるので、その仕事が自分に向いているかどうかのチェックをしたり、スキルを身につけることは十分可能だと思いますよ。
フリーターからインターンシップに参加する時は目的を持とう
フリーターでも参加できるインターンシップはある、ということがわかりました。
また、フリーターからインターンシップに参加するとメリットが多いこともわかりましたね。
ただ、フリーターがインターンシップに参加する時、アルバイト感覚で仕事をしてもあまり得れるものはないです。
フリーターがインターンシップに参加する時は、「その会社が自分に合うか見極める」「就職できるようにしっかり仕事ぶりをアピールする」など目的をもって参加するようにしましょう。
そうすることで、インターンシップを無駄にせず、有利にフリーターからの就職をすすめることができると思います。
インターンシップをうまく活用すれば、フリーターからの就職は難しくありませんよ。
ただし、インターンシップという制度を悪用して、無休でこき使うだけ使おうとするブラック企業も存在します。
まぁ、そういった企業にあたった場合就職しなければいい話なのですが、時間がもったいないのでインターン先選びには注意した方がいいかもしれません。
選び方としては、東京都なら奨励金のでるTOKYO START LINE(若者正社員チャレンジ事業)、そのほかの関東圏やIT研修ならウズウズキャリアセンター 、営業職や地方ならがJAIC(ジェイック)がオススメです。