わたしは「女性だから」「男性だから」というのはあまり好きではありません。
でも、現実問題として、フリーターの女性は就職しにくいという事実があるようです。
最近は、女性の積極的採用が進んで、昔に比べればはるかに就職しやすい時代となりました。
それでも、フリーターの女性は、男性に比べればまだ就職には不利なようなのです。
なぜフリーターの女性は就職しにくいのか?
フリーターの女性はどうしたら就職できる可能性をあげることができるのか?
わたしなりに考えてみました。
フリーターの女性が就職しにくい2つの理由とは?
女性は男性に比べて体力がない
これはフリーターとは直接関係のないことですが、平均的に見て女性は男性に比べ体力がありません。
それは体の構造として、男性ほうが筋肉量が多い作りになっているので、仕方がないことでもあります。
中にはその辺の男性よりも体力がある女性もいるかもしれませんが、それは例外でしょう。
仕方がないことではあるものの、体力がないとできない仕事というのは一定数あります。
例えば、建築や土木などの体力メインの仕事などは、男性なら大丈夫でも女性では厳しい仕事でしょう。
最近は、トラックドライバーやタクシードライバーに女性が採用されることも珍しくなくなってきましたが、それでもまだ数は少ないです。
また、そういった男性ばかりの職場は、女性にとっては働きづらく応募しにくいと感じる職場なのではないでしょうか。
こう考えると、どうしても女性の職種の選択肢はせまくなってしまうのは否めないでしょう。
特にフリーターから就職が簡単な仕事は、体力を必要とする仕事が多いので、フリーターの女性は就職しにくいのかもしれません。
結婚や出産での早期退職を心配される
女性のライフイベントとして、結婚や出産があると思います。
特に出産は退職か産休になると思いますので、会社側が気にするイベントです。
フリーターの女性でも20代前半までなら、結婚や出産があまり心配されないため、就職することは難しくありません。
若ければ、それだけで将来性を見込んで採用する企業はたくさんあります。
この場合、性別はあまり関係ありません。
でも、フリーターの男性、女性共に、歳をとるほど就職しずらくなっていきます。
特に女性は、歳をとるほど出産や子育てが近づき、「早く辞めてしまうのではないか」という懸念から、採用を控える会社も少なくありません。
下記のようなデータもあり、実際に「結婚してから就職先を探すのは大変」という声もよく聞きます。
最近は共働きが増えているようですが、夫婦ともに正社員で働いている家庭はかなり少数派です。
さらに子持ちの主婦が、正社員で働くというケースはもっと珍しいんです。
例として、エン・ジャパン株式会社が調査した内容によると、子持ち主婦の就業率は52%なのに対して、子持ち主婦の正社員比率は8%でした。
この調査は600人以上の主婦から調査したそうですが、現状は正社員で働く子持ちの主婦はかなり少ないということです。
引用:子持ちの主婦でも正社員になれるの?
公平に見ている企業ももちろんあります。
しかし、イメージだけの問題ではなく現実問題として、既婚の女性は面接で「残業や出張などに対応できない」と答える人が多いそうです。
そのため、そういった人よりは柔軟に対応できる人を採用したい、という想いがある会社も多いのです。
もちろん、女性のライフイベントに理解がある会社もありますので、そういった会社を探すという手もあります。
しかし、そういった待遇の良い会社は当然人気がありますので、フリーターからの就職はなかなか厳しいです。
性別関係なく、就職活動はなるべく早く始めるのにこしたことはないです。
特に、フリーターの女性は早めに就職活動を始めたほうが良いでしょう。
「就職しにくい」と感じたら・・・
フリーターからの就職は年代によってやり方を変えたほうが上手くいきます。
なぜなら、フリーターでも20代の若い内なら正直ハードルを下げて就職支援サイトを使えば、就職先なんていくらでも見つかります。
しかし、歳をとると同じ方法は使えなくなり、就職が難しくなるためです。
30代になってしまうと、頼みの綱である就職支援サイトすら使えないところが増えていきますので、合わせて紹介予定派遣などを使いながら探す方が効率的です。
20代なら
20代でコミュニケーションが得意で自分のアピールが十分にできる女性なら、フリーターであっても自力で就職することは十分可能だと思います。
若いというだけで将来性があるため、大きな武器となりますから。
しかし、就職活動に自信がないというフリーターの女性や、なるべく楽をして良い会社に就職したいというフリーターの女性は、就職支援サイトを活用するべきです。
就職支援サイトは、簡単に言うと就職したいあなたと会社の間をつなげてくれるサイトのことです。
就職支援サイトに登録すると、担当のコンサルタントがついて、就職に関するあらゆる相談にのってくれたり、あなたにあった求人の紹介をしてくれたり、応募書類の添削や面接対策までサポートしてくれます。
就職後の相談にものってくれるので、就職したいフリーターは利用必須といえるでしょう。
しかも費用は採用先の会社より支払われるので、求職者にかかる費用は最初から最後まで無料です。
特に下記の就職支援サイトは、フリーターの女性向けに特化した就職支援をおこなっており、求人も多くオススメです。
- 事務職や総合・一般職→女子カレッジ (JAIC)
- 美容業界→パスキャリ(PASSEND)
- 介護業界→かいご畑
その他の就職支援サイトについては下記のページでまとめています。
30代以上なら
30代以上のフリーターの場合、残念ながら上記で紹介した女子カレッジは利用できません。
しかし、美容業界專門のパスキャリ(PASSEND)や、介護業界專門のかいご畑 なら利用できますので、興味がある方は活用してみてください。
その他の業界への就職なら、東京都の提供するミドルコーナー というサービスを活用するのも手です。
しかし、30代になると就職がかなり決まりにくくなってくると思います。
なのでわたしは、30代以上の方には上記のような就職支援サービスと併用して、紹介予定派遣でも就職先を探すのをオススメしています。
紹介予定派遣とは、数ヶ月~1年くらい派遣として働いた後、正社員として就職できる求人のことです。
お試し期間的に派遣として働いた後に就職できるので、会社選びに失敗することも少ないです。
たとえ、その会社で正社員にならなくても派遣なら十分な職歴になりますので、フリーター状態よりも実績や経験をアピールできます。
リクルートスタッフィング なら、1万件以上の求人の中から、担当のコーディネーターがあなたにあった就業先を探してくれます。
紹介予定派遣求人はもちろん、優良企業や大手有名企業の非公開求人もありますよ。
また、就業経験のない方もOKの未経験可求人も豊富で、派遣がはじめてという方にも安心です。
育児・介護休暇、健康診断、研修制度といった福利厚生も充実しているので、女性の方には特にオススメです。
フリーターの女性でも就職できる!
フリーターの女性は、たしかに男性に比べ就職しにくいと感じることもあると思います。
しかし、年代にあった方法をとり、諦めずに就職活動を続ければ、きっと就職先は見つかるはずです。
女性ならではの視点や気づかい、強さが仕事に活きると考えている会社は年々増えてきていますから。
もし不採用になっても諦めずに、利用できる手は全て使って就職を勝ち取ってくださいね。